ザ・グレート・展開予測ショー

横島クンは神になれるのか?〜その15〜


投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 7/ 7)

………?……い……て…てて…もう朝か?………あ、あれ?……
 それは、いつもと変わらない朝のはずだったが…俺は、妙な痛みに目を覚ました。
………体が…悲鳴をあげている………これは昨日の『私刑』の後遺症じゃあ、無いみたいだ……
「……ぐっ!?」
少しずつ、体を起こす。全身に軽い鈍痛が走るが、直に収まることを願うとしよう。
「…ち…ぃ………」
まずい、頭痛がしてきた……目眩もだ…!しかし……あいかわらず、霊能力だけは高まっているようだ…誰かが来たようだ。
「せんせ〜♪散歩の時間でござるよ〜〜っ!!」
…なんてこった!!愛弟子の声すら頭に響く!!シロには悪いが、今の俺には文字通りの『頭痛の種』だ………
「悪い…シロ、今朝は…勘弁してくれ…」
「!!せんせい?ヒドイ顔色でござるよ!?…それに…すごい汗…!」
「あ、これは…しゅ、修行してたんだ!!朝からやってたもんだからさ、ばてちゃって」
俺はシロに悟られまい、と、必死になって精一杯の演技をした………
「…そうでござったか…さすがはせんせいでござるっ!!拙者感服いたしましたっ!」
シロの穢れの無い瞳を見て、俺はひどい罪悪感に襲われた。こんなに…俺のことを慕ってくれている愛弟子に…
………嘘を…ついてしまった………師匠らしいことは何一つしていないのに………
「…シロ…?」
「?………なんでござるか?せんせい」
「…今度…かならず連れて行ってやるからな…散歩」
そして、次に俺の弟子がこう言う事は、すでに計算済みだ。
「ありがとうございますっ!!横島せんせいっ!!」
彼女は、予想通りそう言って、俺の部屋から出て行った。気を利かせてくれたのだろう。
……今した約束は…必ずこの5日以内に果たすよ、シロ………
 ………そう、今日もすることはたくさんある。そう自分に言い聞かせ、俺は着替えを始めた………
 ありがたいことに、頭痛と目眩は止んでいた………


「横島さん、遅刻ですよぉ!!」
「悪い悪い、ちょっと寝坊して…って、おい!そんなキツイ目で睨むなよ、雪之丞!!」
 …うるせぇ、俺のこの目は………
「コレは生まれつきだっ!!だいたい、ヒトを呼びつけておいて、遅れるとは何だ!!」
「ずいぶん時間をくってしまったのー」
「まぁまぁ、タイガー………」
「すまん、今日は俺が金出すからさ」
………なにぃ!!?俺は思わず魔装術を発動していた。
「…この横島モドキ!!正体現せ!!横島を何処へやったぁ!!?」
「なっ、なんだよそれ!!ど〜ゆ〜意味だっ!?」
「本物…なんですかいのー?」
「だとしたら…一体、何をやってしまったんですか?今ならまだ間に合…」
「ピっ、ピートまでっ!?そんなに俺をうたがってんのか!?」
「横島サンが金を持っているなんて、実に怪奇ですケンのー………」
ピートとタイガーは好き勝手言っている。もちろん、俺達にこの横島が本物か?なんて聞くのは愚問だ。
俺達が、この『馬鹿』を判別できないわけが無い。もちろん、コイツは俺達の遊びみたいなもんだ。
「ははは…にしても、お前が金持ってるなんてな…美神の旦那、給料上げてくれたか?」
「………んなわきゃねーだろ………(涙)」
…やれやれ、コイツにはほんとに同情するぜ。この業界でコイツほどオイシイ助手はいないってのに。
「美神さんって、横島さんのことを、道具のように扱っているんですね…
 ひどいなぁ………僕だったらそんなことは絶対しないけどな」
「「「………えっ!?」」」  (←俺、横島、タイガー)
「ピート…お、お前…そっちの『ケ』は無いもんだと思っていたんだが…」
「ピ、ピート…気持ちは嬉しいんだけどな………?」
「なぁっ!!?ちっ、ちがいますよっ!!僕はそーゆー趣味は………」
「「冗談だって」」
………く…くぁはははっ!!これだよ!!やっぱりこいつ等と居ると飽きねぇなぁ!!
そうだよな、俺達このまま年とっても、こういう会話したいよな………あれ?
…俺らしくもねぇな………こんなこと考えちまうなんて………ふっ、まぁいい!!
「よぉしっ!!パーっと、どっかへ繰り出すかぁっ!!」
「なんでお前が仕切ってんだよ!!」
・・・笑いながら横島。…?…今…なにかヘンな気が……気のせいか?
「ちょっと、話はまだ終わってませんよ!!」
・・・ピートも口ではそう言いつつ、顔は笑っている。
「おっ、置いていかんでクレーっ!!」
・・・タイガーが必死な顔で追いかけてくる。
「「「早く来いよ、タイガー!」」」
・・・やっぱり、こいつ等は…最高だ・・・
………この時、まだ俺は何も知らずに、はしゃいでいた………



―――ふぅ、すずしっ♪こんばんは。sauerと、その友達ですっ♪
 さぁ、今回の『アレ』は、予告の通り野郎編です!!いかがでしたか?
 あいかわらず、一度に終わりそうに無いので…もう1、2話ある予定です。
 挫折することなくこのお話を読んでくれている皆さん!!期待しないで待っててくださいね?

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