ザ・グレート・展開予測ショー

陰陽師高島:第四話 高島と仲間達


投稿者名:タモ
投稿日時:(01/ 7/ 5)


高島「輝(ひかる)さん!!」
輝「高島君!!」
高島「俺ついに陰陽師になったんだ!」
輝「すごいじゃない高島君!」
黒髪のショートヘアーの彼女の名は草薙輝。高島の幼なじみの巫女である。
輝「今日は何しに来たの?」
高島「陰陽師になったことだし、お参りでもしようかと思って。」
賽銭箱に近づく高島。すると、正面の戸が開いて中から人が出てきた。
高島「あっ!紫苑さん!」
紫苑「やあ、高島君じゃないか!・・・あっ!賽銭箱に近づくと・・・。」
高島「えっ!?」
高島「ぐわわわわっ!!」
紫苑「あー遅かった・・・。」
高島「な・・・何でこんな所に結界が・・・!?」
紫苑「いやー、賽銭ドロよけに近づくと結界が作動するようにしたんだよ。」
高島「それじゃあ、賽銭どうやって入れるんすか?」
紫苑「えっ!!」
高島「考えてなかったんすか?」
輝「お兄ちゃん・・・。」
彼は草薙神社の神主の草薙紫苑。輝の兄であり、物を発明するのが好きで、
今のような賽銭ドロよけの結界といった意味のない物を作ることのほうが多い。
紫苑「へー、高島君が陰陽師に・・・すごいじゃないか!
京の町の迷惑者と言われていた高島君が・・・。」
輝「その中の一人にお兄ちゃんも入ってるんだけど・・・。」
紫苑「そうだ!!お祝いにいい物をあげよう!」
輝「話しをそらせたわね、お兄ちゃん・・・。」
紫苑が箱を取り出した。
紫苑「さーあ、開けてみて!」
高島「あ・・・開けるんすか?」
不安な高島。無理も無い今まで紫苑の発明品でろくなめにあっていないからだ。
おそるおそる箱を開ける高島。そこには一体のカラクリ人形が入っていた。
高島「こ・・・これは?」
紫苑「これは私が発明したお助けカラクリ人形さ!」
輝「この時代にカラクリ人形なんてあったかしら?」
注)時代考証にずれがある場合もあります。
紫苑「名前は佐助。」
高島「どうやったら動くんすか?」
紫苑「この頭のちょんまげを押すと動くんだ。」
高島「それじゃあ・・・。」
佐助のスイッチを押す高島。
佐助「どうもはじめまして!私は佐助と申します。高島親分と呼ばせて下さい!!」
輝「しゃべった!!」
紫苑「どうだすごいだろ。」
高島「・・・・・・。」
輝「どうしたの、高島君?」
ぴら
高島は佐助の帯より下の部分をめくった。
高島「ふんどし、ふんどし!!ぎゃはははは!!」
紫苑「あー、佐助をおこらせると・・・。」
佐助「何するんですか!!]
メガトンパンチ!!
紫苑「こうなるよ。」
輝「誰か来たみたい。」
郵便の人「あのーこちらに高島さんはいらっしゃいますか!?」
注)時代考証が変ですが気にしないで下さい。
高島「あっ!父さんと母さんからだ!」
送られてきた物を見て高島は言った。
輝「確か御両親はずいぶん前に旅されてるんだよね。」
高島「そう!歌を作るための旅とか言って、息子を放っといて!」
佐助「中は何でしょうかね?」
高島「手紙だ!」
『やあ!!息子よ、元気にしてるか?旅先で陰陽師になったそうじゃないか。
それで、この化け狸の忍君を贈る!退治できれば一人前だ!』
手紙を読み終えた高島は手紙を破いた。
高島「ちきしょう、ぐれてやるー!!」
化け狸「変化!!」
化け狸忍は佐助に化けた。
紫苑「でもー」
輝「どっちが狸か一目瞭然よね・・・。」
佐助「全然にてないっス!!」
しかし
高島「てんでわからねえ!!恐るべし化け狸!!」
高島以外の全員こける。
高島「こうなったら両方まとめてぶちのめす!!」
佐助「わーっ!!親分やめ・・・。」
数時間後
化け狸「う・・・子分までぶちのめすとは恐るべし高島!!
ならこれならどーだ!!」
女の子に化ける化け狸。
高島「女の子に化けたくらいで手加減すると思っているのか!?」
化け狸「うっ!!」
高島「で、忍さん住所は?3サイズとか・・・。」
輝「狸相手に何してるのよ。さっさと退治しなさいよ!!」
高島「な・・・何むきになってんだよ?」
高島「だいたいこんなかわいいのに退治するなんて・・・。」
輝はどこからかモーニングスターをとりだした。
そして、その周りからゴゴゴゴーという音がした。
高島「あっ・・・いや輝さんの美しさに比べれば足元にも及びませんが・・・。」
輝「いい!?このお札をあげるからあの狸の体の自由を封じてそのすきに・・・。」
高島(体の自由を封じる・・・)
高島はチラッと化け狸の方を見た。
その時化け狸に寒気が襲った。で、逃げ出した。
紫苑「おーい、にげたぞ!」
高島「しまったここで逃げられては陰陽師末代までの恥!!」
佐助「そうです親分!!」
高島「なんとしても忍さんの住所、その他を聞き出してやる!!」
佐助「だからあれは狸・・・。そんなことよりこれで・・・。」
高島「なんだこれ?」
佐助「これは縛呪といって物の怪などの自由を封じることができるんです。」
高島「たあー!」
化け狸「し・・・しまった!!]
高島「おーしやったぞ!!」
と同時に化け狸の変化が解けた。
高島「げ!」
高島「君とのことは遊びだったのさ・・・あきらめてくれ・・・。」
輝「いつまでバカなこと言ってるのよ!!」
佐助「で・・・この狸どうします?」
高島「俺のことを想ってわざわざ物の怪を送ってくれた父さんと母さん・・・。」
高島「すっげえ腹立ったから送り返してやる!!」

次の日
佐助「朝ですよ親分、起きて下さい!!」
高島「・・・・・。」
佐助「どうしたんですか?」
高島「忍さーん!!住所ー!!」
ひしっ
佐助「ぎゃああああ!!」
メガトンパンチ!!
高島「うがっ!!」

カラクリ人形佐助が加わり高島の仕事はまだまだ続く。























































































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