ザ・グレート・展開予測ショー

詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 (Part53《終・ボカン編》)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 7/ 2)

う〜〜ん、これぞ珠玉の名作!
今回のは某(?)ボカンシリーズでもかなり『お涙チョーダイ』的作品なのだ♪
ちゅうわけで、対象は20〜30歳代ならノーヒントでわかるはずです。
ではでは!


CASTING;

アターシャ : 六道冥子
セコビッチ : ドクターカオス
ドワルスキー: タイガー寅吉
ゲキガスキー: 西條輝彦

ヒカル   : 横島忠夫
ナナ    : 氷室キヌ
ヒネボット : 天龍童子

トンマノマント : 美神令子
東南長官    : 美神美知恵

オオボラー大彗星 : アシュタロス最終形態


〜〜超ロングストーリー〜〜

ヒネボット 「カイ〜カイカイ、カイ〜カイカイ!」
東南長官 「どうしたんじゃ?」

舞台は、20××年の宇宙に浮かぶ、タイムパトロール隊本部。
その内部で、オジャママンチームとオタスケマンチームが長官を前に整列していた。

ヒネボット 「トンマノマントからの指令だボット。」
ゲキガスキー 「(・・・・ば、ばかな・・・・!!)」

トンマノマント 「タイムパトロール隊の諸君お元気かなぁ。ぐわっはっは!
         我輩は上から読んでも下から読んでもトンマノマントであ〜る。」
アターシャ、セコビッチ 「トンマノマントさま〜〜〜ぁ・・・」
東南長官 「んん?」
アターシャ 「い・・いえ〜〜〜・・・その〜〜〜・・・」

トンマノマント 「さて、オジャママンよ、お前たちの正体は既にバレバレだ!
         罰として、そこでKusuKusuのバレバレラップを踊るが良い!!」
トリオたち 「ブレ〜〜!」

トリオたちは思わずこける

トンマノマント 「というのは抜きにしてだ。とっくにばれているのは百も承知!
         東南長官に罪を告白し、大人しく豚箱に入るのだ!」
アターシャ 「そんな〜〜〜・・・」
ドワルスキー 「(大泣)ヘラクレスをしのぐ、世界一のレスラーの夢が〜〜〜!」
セコビッチ 「世界一の科学者が〜〜〜。(大泣)おいおいお〜〜い・・・・!」

ゲキガスキー 「そんな!嘘だ!今のはトンマノマントなんかじゃあない!」
東南長官 「ほぉ〜〜お?
       (疑いつけて)何でそんなことが言えるのかね?」
ゲキガスキー 「そ・・それは・・・・美神隊長・・・・!」

東南長官は、ゲキガスキーを疑いのまなざしで睨み付ける。
ゲキガスキーは、はっきりと言えずゴニョゴニョとしていた。
そこへ・・・・・チャンスとばかりに横島が・・・いや、

ヒカル 「トンマノマントが、お前の作った立体映像だからか?」
ゲキガスキー 「・・・・ヒカル・・・・・・!!」
ヒカル 「さあ、どうなんだ?」
ナナ 「一体どうしてそんなこと・・・・!?」

ゲキガスキー 「く、くそっ!」
ナナ 「待って!」
東南長官 「追うのじゃっ!!」

         ☆         ☆         ☆

アターシャ 「(小声で)ホラ〜今のうちに〜〜、逃げるんだよ〜〜〜〜!」
セコビッチ、ドワルスキー 「(尚も小声で)アラホラ〜〜〜」
トリオたち 「そろり〜、そろり〜・・・・、そ・・・・・・・・・・・・」

東南長官 「待て、オジャママン!」

トリオたち 「は?」
ドワルスキー 「なんでワイらが」
セコビッチ 「オジャママンなのよ!もう〜東南長官のイケズ!」
東南長官 「だまらっしゃい!」
トリオたち 「ひぃえ〜〜!」

おびえるトリオたち。
無理もない。
トリオたちの搭乗メカ内部で着替えたはずのコスチュームが、何故か東南長官の手にあった。

東南長官 「なんじゃこれは?
      ヒカルとナナに頼まれてお前らのメカを先ほど覗いたら、このようなコスチュームが出てきたのじゃ。
      どうなんだ!」
アターシャ 「そ・・それは〜〜〜、あたしたち〜〜〜、」
セコビッチ 「そうそう、ぺスパ、ルシオラ、パピリオのコスプレしよーとしてたんですよ。」
ドワルスキー 「・・・間違っても、オジャママンになってトンマノマントの言いなりのまま、
        歴史を改ざんしよーとしてたなんて、言えませんがノー・・・モグッ★」
セコビッチ 「あー・・・何てこというのよ、アンタは。」

東南長官 「やはりそうなんじゃな。その3人を召し取れ!」

         ☆         ☆         ☆

・・・・その頃、西條はと言うと、オタスケサンデー号内部に逃げていた。
仕返しにオタスケサンデー号に乗って二人がオタスケマンであることを確かめるために。

ヒカル 「そこまでだ!」
ゲキガスキー 「・・・・やはりお前らがオタスケマンだったのか!」
ナナ 「そうよ!でもそれが何だって言うの?」
ゲキガスキー 「それはこっちの台詞だ・・・
        何故・・・・・・何故?そうやって我々を妨害しようとした。」
ナナ 「・・・貴方がやったことに、間違いはないって言うの?
    それは違うわ。ヒネボットに回路を仕組んだのも貴方でしょ?」

東南長官 「そうだ。そんな出来のいい悪戯地味たことをするのは、機械学を完全に学んで
      MITをトップで卒業したお前にしかわからんはず!」
ヒカル 「それにこのチップ・・・、ドクターササヤブにヒネボットの回路を調べてもらったときに、
     出てきたものなんだけど・・・・どうみてもこれはタイムパトロール隊のメカニックマンにすら
     扱える代物ではないんだ!
     となると、何者かが持ち込んだと考えるけど、オジャママン4号が登場した時期と重なったのも事実だ。」

ゲキガスキー 「いいだろう!そこまでわかったのなら・・・・!!
        確かに俺だよ、ここまで仕組んだのはな。
        が、なんだ?このありさまは?
        俺は科学、環境学、心理学・・・何でも学んでMITをトップで卒業したさ。
        で、その環境は?科学は?自分で自分の環境を壊して何のためになる?」

ナナ 「・・・そ、そんなことのために・・・・!?」
ヒカル 「そんなものは理想論だ!」
ゲキガスキー 「甘いんだよ!!甘いんだよ、そんな考えは!」

そして万が一、7メカで無作為に攻撃しようとばかりに考えていた。
だが、東南長官の派遣した射撃隊が先に銃を構えて、宣告した。

東南長官 「もう抵抗しても無駄じゃ!ゲキガスキー!!
      お前を、歴史改竄の容疑で逮捕する!」

途端に二枚目に変身して、格好をつける横島・・・

ヒカル 「ふっ・・・・最後に善は勝つもんだぜ!」
ナナ 「横島さん・・・・かっこいい・・・・!」

      ☆          ☆          ☆

場所は変わって、オジャママンたち4人は豚箱の中に放置されていた。

セコビッチ 「ゲキガスキー・・お前が、ボクちゃんたちのボスだったなんて。」
ゲキガスキー 「はい・・・とんでもない事してしまい、すいませんでした。」
アターシャ 「でも〜〜〜令子ちゃん〜〜〜、あたしたちの〜〜友情は〜〜〜うそだったの〜〜〜?」

アターシャは、令子ちゃんの写真を見て泣いている。
そんなアターシャをゲキガスキーはソッと抱いてやる。

ドワルスキー 「ゲキガスキーさまは、我々の星でしたですカイノー。
        しかし、何故またこんなこと・・・何してるんでっか?」
アターシャ 「・・・・カギ〜〜〜〜・・・・・?」
セコビッチ 「脱出するなんて、そんなことしたら尚更酷くなる一方・・・」
ゲキガスキー 「いいから!俺と一緒に、もう一度アンドロメダマ号へ・・・」

ゲキガスキーは気が付いていた。
何に?
それは、宇宙意思が作用してとてつもない事が地球に降り注ぐことである。
宇宙意思は、あのドクロベエの意思でもある。
この暴動を食い止めるがために、ゲキガスキーは遣わされていたのだ。

      ☆          ☆          ☆

ビーーーッ、ビーーーッ、ビーーーッ・・・・
タイムパトロール艦内に、警告の汽笛がなる。
これは、宇宙に異変が起きた知らせでもある。

東南長官 「なんじゃと?」
ヒカル 「オオボラー大彗星が・・・・ブラックホールから飛び出して・・・」
ナナ 「地球にぶつかっちゃう!」
ヒカル 「そうだ・・・・・!計算によると、あと・・・・なに?」
ヒネボット 「あれは、アンドロメダマ号でボット!」
東南長官 「あやつら、まさか・・・・・」

      ☆          ☆          ☆

ゲキガスキー 「さあ、最期の時です・・・」

ためらわずに言うゲキガスキー。

アターシャ 「最期って〜〜〜?」
セコビッチ 「どういうことなんじゃ。」

ゲキガスキー 「詳しく話しているひまはありま温泉。
        ですが、我々は最期に英雄となれるのです。
        オオボラー大彗星という、ドクロベエが放った地球崩壊ミサイルから地球を救ったものとして。」

アターシャ 「何だって〜〜〜?」
ドワルスキー 「嫌や、嫌や!んなんことしても、死ぬんだったら・・・」
セコビッチ 「・・・落ち着け、ドワルスキー、アターシャよ。
       我々の死だけで、地球が救えるならどんなことしても・・・本望じゃわい!」
ゲキガスキー 「良くぞ言った!カオス!さあ・・・・」

オジャママンたち 「突撃だ〜〜〜〜!」

      ☆          ☆          ☆

『オオボラー大彗星、アンドロメダマ号と衝突まで、あと、
 ・・・エイト、セヴン、シックス、ファイヴ、フォースリーツーワン・・・・・・』

木っ端ミジンコ!
チュドオ〜〜〜ンと、爆発と同時に大彗星は消える。
最期の髑髏爆発だ。

ヒカル 「西條・・・・お前の・・・・その意思は尊重するぜ・・・・達者で死ねよ・・・・!」
ナナ 「・・・・・!!!!」

横島たちは泣くしかなかった。
西條、カオス、冥子、そしてタイガーが最後の最期で、地球を救おうなど。
しかし、同時に悲しみは込み上げる。
空しい他に、何もこみ上げてくるものはない・・・・・・・!!!
こうして、詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 《ボカン編》は終わりを告げるのだった・・・・・・!!!!!!

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa