ザ・グレート・展開予測ショー

横島クンは神になれるのか?〜その8・B面〜


投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 7/ 1)

――これは、別に読まなくてもいいヤツです。ストーリーとは、あまり関係ないんで――

「横島さん、大丈夫かなぁ…」
「心配することないわよ、おキヌちゃん。軽い火傷だって、医者も言ってたでしょ?
 (それよりあのクソ医者、あれしきの火傷にあんな額出させるとは…なんてがめつい!)
 …に、しても…シロやおキヌちゃんはともかく………として…タマモ!!(ニヤリ)」
…自分のことを棚にあげて、また鬼畜なことを考えかけた美神の脳裏に、
もっと楽しく、新しい攻撃対象の姿がよぎり、『攻撃対象』は「ぎくっ」とした。
「な…なに?美神…(冷や汗)」
「あんたさ〜、さっき横島クンが倒れてたとき…泣いてたわよね〜っ!!(爆笑)」
「なっ!?ちっ…ちがうわよ、カン違いしないでよっ!!(真っ赤)あ、あたしは
 横島が焦げてようが、ミンチになってようが、死んでようがど〜でもいいわよっ!!
 けどシロとかおキヌちゃんがかわいそうになっただけでっ!!」
「へっ?…タ…タマモ…拙者のことを…気遣ってくれてたのでござるか…?」
突然、歩くのを止めてシロがタマモの方をむいた。その目がちょっと赤いのは…――


――病院の中で、ひとつの個室に4人の女性たちと、ベッドに横たわる二人の少年、
そして、白衣を纏った一対の男女…医者と看護婦が、なにやら会話していた。
(これは、ほんの数分前の光景のようです)
「せんせい…うぐっ、ひっく、死んでは…死んではいやでござるぅ…ひぐっ…
 せんせいがいなければ、拙者…拙者……うぐぅっ、せんせぇ〜〜………」
「し…シロ、さっきから聞いてれば、縁起の悪い単語が頻繁にでてきてるんだけど…
 …横島、ただの火傷なんだって…よかったわね、あたしに感謝しなさいよ?」
「…なぁぜ、拙者がおまえに感謝せねばならぬのでござるか…タマモ…?」
「…あたしが しょっちゅう狐火で、横島の炎に対する耐性をつくってやったから」
「ふっ…!ふざけるなっ!!それはただのぼ〜りょくでござるっ!!わかっとらん!!
 ……せんせいには、やはり拙者との、『師弟間に芽生えた愛』がなければ………」
「ちょ…ちょっと、シロちゃん!?『芽生えた』じゃないでしょ!?『芽生えた』じゃ!
 せめて『芽生える予定』くらいにしときなさい!!まったく……(怒)」
「な…なにを怒っているのでござるか?おキヌどの。それより、『芽生える予定』とは
 ど〜ゆ〜ことでござるか!?(怒)すでに『芽生えている』でござるっ!!」
「「ちがうでしょ」」 (←おキヌちゃん&タマモ)
「うぐっ…な…なにを根拠にそのよ〜なことを…」
めずらしく、『おキヌちゃん+シロタマ』の会話が、炸裂(?)している。
おキヌちゃんも、今回の仕事からは、ちょっと積極的に…と思っていたので、
このよ〜な状況では、『容赦せん!』ことにきめていた。(←のセリフはウソ!)
シロもけっこう食い下がる。タマモは、楽しんでいるだけかもしれない。
「ちょっと、三人とも?病室では静かにしなさいね?もう帰るんだし」
そして彼女等の上司は、その若い(!?)会話についていけず、青筋をたてていた。
「えぇっ!?かえっちゃうんですか!?横島さんは………?」
「ほっといても大丈夫でしょ?それより今回の仕事の報告(とギャラの変更)に
 行かなきゃなんないでしょ?それともココにいるの?コイツが起きるまで」
そう言って、ニヤリと笑った。……このとき、美神としてはおキヌちゃんが、
『わ、わたしはべつに…』とか言って、シロには
『拙者はココに残るでござる!』と言わせておいてから、
『あら、そう?じゃあついでに、あんたも予防接種しとく?タマモと一緒に』と言って
ぶんぶんと首をふって否定する、シロとタマモも連れ帰る、という…まさに、
完璧(ぱ〜ふぇくと)な作戦を立てていた。…が、しかし………
「えっ、いいんですか?美神さん!じゃあ、横島さんが起きるまで、私ここにいますね」
「なっ!?せ、拙者もココに残るでござるっ!!」
「…あたしはどっちでも良いけど…まぁ、火傷はあたしの専門だし、いても良いかな?」
…美神の作戦は音を立てて崩壊した。タマモまで裏切る(?)のか…
「え…?ちょ、ちょっと…」
突然孤独感に襲われる。これでは、彼が目覚めたときどうなるか…
「あ、だめですよ?ここ、もうすぐ面会時間過ぎますから」
…意外なところから、この状況の最善の打開策が見つかった。
「(ありがとう看護婦さん!)あ、そ〜なの?残念ね〜三人とも。じゃ、帰りましょ〜か」
そうして、ぶ〜たれる三人(…って、タマモも!?)と、帰路についたのだった。


―――「なっ、なにカン違いしてんのよ!この馬鹿犬っ!!あ、あたしは、ま、真友クン
 が横島のこと気に入ってたから、それで…(真っ赤)」
ますます壊れ出すタマモ。(さっきと同じ時間に戻った)
「へぇ〜、真友クンがねぇ…たいへんねぇ、真友クンも。こんな気の多いのが彼女で」
ますます、つつきまわす美神。
「ちっ、ちがうわよっ!!真友クンとはただの友達で…!!」
「…じゃあ、何?あんた真友クンは、友達なら、横島クンはあこがれの人なの?」
美神のからかいが、最高潮になったとき、ついにタマモのパニくりも最高潮になった。
「そ、そんなんじゃないわよっ!!美神のヤキモチ妬きっ!!!」
「なっ…!!」(以下、立場の入れ換えがあり、上のような会話が延々とつづく)
シロと、おキヌちゃんも呆れ顔(なおかつ、タマモの感情にちょっと反応)だ。
………数時間後、横島クンが事務所に顔を出してボコられたのは言うまでもない………



―――いかがでしたか?8話のB面です。そして今回、とうとう…
 第一回『アレ』がっ!!(待ってくれてた人、お待たせしました!第二回もあります!)
 『アレ』とは、実は………
 「『ア』のシロちゃんとタマモちゃんの日常的ながらも『レ』アな会話」
 の、略です!(まぁきしまむレベル、はぁと)読んでくれた人、コメントまってます!

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