除霊刑事ヨコジパン! (4、「究極の戦慄(前編)」)
投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 6/30)
ついにSAIJHONEとの最終決戦間近に近づきつつあった。
SAIJHONEの砦は世田谷区上祖師谷6丁目にあった。
ある家族の生気をすべて奪い取り、その上で買い取って作った場所である。
決して、某事件とは無関係の位置なので誤解しないように。
その前に、ザッと降り立ったヨコジパンこと横島。
ヨコジパンの正体は、ピートとエミ、小鳩、そしてIholi氏を初めとする読者以外に誰も知らない。
何しろ、ヨコジパンの姿は、とても普段の横島とは似つかない位、ピートにヒケをとらない美しさであり、
横島本人だとはとてもじゃないがわからないのだ。
・・・それはいいとして。
「西条・・・貴様など私の前に許しておけるかってんだ!」
と、横島は台詞を投げ捨てる。
投げ捨てた台詞が、砦の内部に響いていく。
その響きは、霊力に木霊されて何度も反響を起こす。
そして、西条の耳元に届かれると同時、西条本人は目を覚ます。
って、寝ていてはいかんよ、西条君。
「・・・寝てなどいない。目を伏せて目相していただけだ。
しかしよもや、余の片腕を説き伏せて寝返りさせてしまうとは・・・・。
流石だ。そろそろ余も本気にならなくては・・・・」
西条はそのようつぶやくと、指をパチンと鳴らす。
すると・・・・
!!!!!!!!!!!!!!!!!
意外な人物が姿をあらわした。
ドクターカオスだ。
「・・・ふっ、ワシになにかようか?」
カオスは西条の目の前に立つや、この一言を漏らす。
西条は汗をタラリと不気味な床に落とす。
金さえ貰えれば、頼みごとされなくてもホイホイついていくと知ったカオスの性格にだ。
「話は簡単だ。
あのヨコジパンと申すものの・・・・相手をしてやれ!」
「あいわかった!」
☆ ☆ ☆
横島は砦に突入していた。
ダダッとダッシュ♪
と、高速戦隊ターボレンジャーのようなマッハ138で走る横島。
砦は、西条の今まで吸い取った霊力でもって無限回廊化しており、東京ドーム数万個もの大きさにある。
なんて大きさなのだろう。
とてもじゃないが、横島はまだ息を切らしてすらいない。
ずば抜けた体力だ。
しかし、行けども行けども同じ風景が見える。
まるで、ロンダルキアへの洞窟のようだ。
「おかしいな・・・まだたどり着けないのか・・・」
「当たり前じゃ!」
思わず横島は一言漏らしたつもりだったが・・・それに吊られて、カオスが突っ込んでしまった。
「!
誰だ!」
横島も気づき、壁に向かって話し掛ける。
話し掛けられた壁は何も話しかけはしなかったが・・・・・何かが隠れていることは承知であった。
「・・・そーら50万円だ」
などと、文殊で『金』を発動させて札束を降らせる。
案の定、壁に隠れていた何者かが思わず喰らいついてきた。
「うおおーーー!これで六ヶ月たまった家賃が払えるぞい!」
「・・・・カオス・・・・お前・・・・・・・」
ドクターカオスは、前回、ルシオラを蘇らせて俺の前に会わせてくれたのだ。
なのに、なのに・・・・。
金で西条に操られるとは、なんて荒んだ奴なのだろう。
「やかましいいっっ!おのれが言える立場かっ!?」
なんてカオスは突っ込んでくるが、それは無視して・・・・とにかく西条の元へ急ごうとしていた。
だが、カオスは通せんぼする。
「どけよ、カオスッ!」
「ええい五月蝿い、行くなら私を倒してからにしろっっ!」
そう言いながら、カオスはカオスペンシルを懐から取り出す。
横島はあせる。
「ちょおっと待てぇい!そりゃ『ウルトラマンカオス』での設定じゃねーかっ!」
そう横島はしっかり突っ込むのに聞いちゃいない。
カオスペンシルから発せられるディファレーター光線がすでに、カオスの体を包み込んでいた。
その状態から、カオス細胞が超巨大膨張を起こして、身長5555m体重570000`という大きさのウルトラマンカオスに変身していった。
相変わらず無茶苦茶な大きさだな☆
「へっ、こうなりゃ負けちゃいられねーな」
横島はこういい残すと、懐から文殊を取り出した!
文殊4個をまず「2」「4」「分」「裂」とさせて増やしていく。
その増やした文殊が
「超」「巨」「大」「プ」「ラ」「ズ」「マ」「ス」「パ」「ー」「ク」「核」「融」「合」「・」「デ」「ィ」「フ」「ァ」「レ」「ー」「タ」「ー」「化」
と、すべて文字を入れて輝かした!
横島はその同時に、
「ヨコジパン・フラッシュチェイーンジ!」
と、10数メートルほど飛び上がりつつ、体を縮めながらクルクルリンクル・・・・と10回転!
7回転が終わり、のこり3回転のところで、24個の文殊が不気味な床の鉛直方向に
光を放ち、ヨコジパンに変身
しかけたところへ命中していく!
すると驚くことに、一瞬で身長5652m、体重523000`もの大きさに変わった!
ウルトラヨコジパンの登場である!
なんて並外れた超高等テクニックであろうか。
そして、残すところあと3回転、2回転、1回転・・・と三回続けてウルトラマンカオスに回転キックを浴びせたっっ!!
「ヂュオフっっ」
ウルトラマンカオスはもろに命中して痛がっている!
というわけで、この二人の決戦は次回繰り広げられるのである。
次回を注目して待て!!!
今までの
コメント:
- ついに、こんな創作次元を超えた戦いを考えてしまいました。 (ギャグレキスト後藤)
- 設定が細部まで………!!それはそうと、これって『宇宙刑事ジバン』………
(だったかな?あんまり詳しくはしらないんだけど……『ディバン』だったかも…)
なんでしょうか?誰か知ってるヒト、お・し・え・て(皆が引くことを知りつつ はぁと) (sauer)
- ↑宇宙刑事はギャバンとシャリバンとシャイダーだけかと思ってたんですが…
ジバンはウィンスペクターの前番組でしたよね?宇宙だっただろうか?(あやふや!) (ダテ・ザ・キラー)
- あぁっ!そ〜だったのか…ありがとうございます、ダテ・ザ・キラーさん!そして…
ギャグレキスト後藤さん、こんな勉強不足なボクを殺っちゃってください… (阿呆すぎなsauer)
- ジバン〜ジバン
…機動刑事ジバン (Divi)
- えっ!世田谷区、上祖師谷!!
俺の学校の傍じゃん、
大丈夫かな?俺の学校・・
さいじょーね。壊さないでね。 (トンプソン)
- このシリーズ、別にただのゴロネタだけなんだけど…(汗)
私が殺られるべきでは…(おいおい) (ギャグレキスト後藤)
- そうか、そんなに格好良かったのか、ヨコジパン……しかし核融合たぁ……(焦)。 (Iholi)
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