約束・・・。(3)(今回は泣かせます!・・・たぶん・・・)
投稿者名:ひめ
投稿日時:(01/ 6/29)
わたしが病院に着いたとき、ママの顔にはすでに白い布が被せてあり、親父がママのそばにうずくまっていた。
「ママ・・・?どうしたのよ・・・。ねえ、なんで返事してくれないのよ!!冗談でしょ!?お願い・・・目を開けて!!いやよ!!こんなの!!昨日、除霊の仕方とか教えてくれるって約束したじゃないっ!ねえ、ママ、ママ!!わたしを置いて逝かないでよ!!一人にしないでよ!!!」
優しくて、強くて、いつもわたしに微笑みかけてくれて、時には叱ってくれた、私の大切な、世界で一番大好きなママが死んでしまった・・・。その時の私の心には「絶望」の一文字しかなかった。心の支えである、あのやさしい微笑みを失った今、私は生きる気力さえも失っていた・・・。
「令子・・・。」
親父は私の肩にそっと手をおいた。私はその手をすぐに払いおとした。
「何で、何でもっと早く連絡くれなかったのよ!もっと早く連絡をくれてたらよかったのにっ!!」
私は声の限りに叫んだ。ママの死に目にあえなかったやり場のない怒りを、私は親父にぶつけていた。
「令子・・・。すまなかった・・。」
親父は静かにそう言った。
「何でこんなことになったのよ・・・。何でママが死ななくちゃいけないのよ・・。こんな事ならもっといっぱい話すればよかった。もっといっぱい親孝行すればよかった・・・。」
後悔ばかりが次々に襲ってくる。私は、ママに迷惑ばかりかけていた。ママになにもしてあげる事ができなかった。いつもいつもママに頼ってばっかりだった。
「ごめんね・・、ママ。私、ママに迷惑ばかりかけて・・・。私、本当に手のかかる娘だったでしょう?何もかもママにまかせっきりだったもんね・・。こんな事ならもっとお手伝いすればよかった・・・。」
私は涙でベトベトの頬を、ママの体に寄せた。・・・冷たい・・。ママ、本当に死んでしまったんだ・・。
「ママ・・・。」
私はそのまま泣きつかれて眠ってしまった。 続く
どうですか・・・?泣けました・・? by ひめ
今までの
コメント:
- sauerさんへ
コメント、ありがとうございます!!今回の話はどうでした?泣けましたか・・・?本当、下手な文章なんで、ご期待に沿えたかどうか心配な今日このごろ・・・。とにかく、楽しんでいただけたらひめはhappyです!! (ひめ)
- ううう・・・《涙》
どうやら、幾つか、令子の子供話がありますが、母親が最も早く
無くなったシリーズとなりました。
続きに期待します。
ちゅーのも、私が正月頃にやった時は母親の死が最終話になっていたので。
では。 (トンプソン)
- ←忘れ物。 (トンプソン)
- ………………頬を伝うあたたかいような、つめたいような感覚………
どうやらわたしは、泣いているみたい。(そっと涙をぬぐう)
…なんか…自分の身内のことを思い出してしまった………
あのとき、わたしはどうしても間に合わなくて、くやしくて、
かなしくて……けど、あのやすらかな表情は…遅れたわたしを、すこしもせめてなくて。
あのときのわたしと、美神さんが、重なって見えて、すごく… (個人的な意見でごめんなさい。sauer)
- 僕の場合は、祖母だったのですが、泣けませんでした。
昔から随分と可愛がって貰った筈なのですが、一月経った今に成っても、どうした訳か泣けません。
不謹慎な言い方ですが、正直云って僕はこの令子が、ちょっぴり羨ましいです。 (Iholi)
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