ザ・グレート・展開予測ショー

へっぽこ大作戦


投稿者名:TAK・A
投稿日時:(01/ 6/29)

オカルトGSメンの事務所にタマモがやってきた。
「ねえ、西条さん。横島の奴何時かえってくんの?」
「うーん、後一週間はかかるだろうねえ、それがなにか?」
「だって、おきぬちゃんも、馬鹿犬も横島がいないだけで変なんだモン。おきぬちゃんなんか、友達が心配して泊まりがけで遊びに来いっていうほどなのよ。しろなんか探してもにおいがしないって泣いてるし」
 さすがはザンス製変装マスク、顔だけでなくにおいも変えるとは。
「それで令子ちゃんだけはいつも通りなんだね」
「うん」
「ふふふ、そうか」
 ネクタイを直しながら立ち上がる西条。
「あ、でも今会いに行かない方がいいわよ。殺気だって横島の写真付きのサンドバッグ殴りまくってるから。」
「チョ、ちょっと、いつも通りっていったろ」
「?だからいつも通りなんだけど」

「さあ、ついたわよ、ここが目的地よ」
「あ、あんな運転で事故も起こさずよくこれたですう」
「おほほほほ、昔から私は奇跡を呼ぶ女といわれてるのよ」
「じ、じ、自慢になりますか、もう二度と乗らないっすからね、あんたの車には」
「じゃ、歩いて帰る?」
「・・・訂正、助手席には二度と乗りません」
「遠慮しなくて良いのに」
「ちがううううう!死ぬならあんただけで死ねっていってんじゃあああああ!」
「一家心中、じゃない一蓮托生よ」
「うう、いやだああ」
「しかも、いやな間違い方ですう」
「それはそうと決着をつけましょ、ぷーちゃん」
「まだやるんすか?」
 てっきりうやむやになったものと思っていた横島。
「だからぷーちゃんはやめてくださいいい」
「ふたりともやめなさいって」
 とっくみあいを始めそうな二人に割ってはいる横島。横島を挟んで両手を扇風機のようにまわしだす二人。
 一分経過。
 二分経過。
 三分経過。いい加減馬鹿らしくなって、一歩下がる。
「ふぁいと」
 両者ダブルノックアウト。
「全く。ええと。ここは寺・・・龍って逆か。闘龍寺。どっかで聞いたことあんなー」
「古くから弓式除霊術を伝えるゴーストスイーパーの名家よ」
(ちっ、もう復活しやがった)「なるほど」
 聞いたことあるはずである。
「分かりました七篠さん、ここで鍛え直してもらおうと・・」
「違うわよ!大体それならあんたを連れてくる必要ないでしょ」
「上司が九郎してんのに自分だけ楽をしてんのはゆるせんとかいって・・・」
「そんな性格悪い奴いるの?」
 きっぱりといる。業界の頂点に傲然と君臨している。

 コメントをくださった方々ありがとうございます。ダテさん、おっしゃるとおりこの話はオーフェンの影響大です。

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