ザ・グレート・展開予測ショー

横島クンは神になれるのか?〜その6〜


投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 6/28)

発動した『文殊』は、軽く弧を描き、そして……
・・・ドッゴォォォォォォオオオオオオン!!!!!・・・

俺は薄れ行く意識の中、俺の横に倒れている『彼』と、自分の状態を確認した。
…ボロボロだが、まぁ、何とか生きてるな…あ…美神さんがこっちにきた……
も〜ちょいで、俺の射程だ…が…あいにくと…ホントに体が動かないな…まぁ…いいか…
あぁ…シロ、そんな心配そうな顔すんなよ…あ〜あ、目に涙まで浮かべて……なに…?

・・・・・・せんせいが、せんせいが、死んでしまうでござる・・・・・・

え…縁起でもないこといわんでくれよ……流石の俺も…さっきの爆発は…死ぬかと…
…思ったけどな…にしても…『爆』って…あんなに強かったっけな……?
やっぱ…霊力が上がってたんだろーな………しかしなんでだろ…?…まぁ…いいか…
……あ…おキヌちゃん……泣きながら…シロに、何言ってんだ……?

・・・・・・縁起でもないこと言わないで!シロちゃん!!・・・・・・

…心を読まれたのか…?んなわけねーよな…にしても…守ってやるって言った矢先に…
俺がボロッボロじゃん…ごめんな…おキヌちゃん……しばらくは…無理かも……
……?……タマモ……?まさか、お前も泣いてくれてんのか………?ええと……?

・・・・・・二人とも、泣いてないで、はやく横島を病院へ運ぼう!・・・・・・

…た…タマモ……俺お前のこと誤解してたかもしれん…悪かったよ…そして………
説得力ないぞ、そんなに涙目じゃあ…けど…ありがとう………
…?美神さん…?美神さんは…どこだ……?声は聞こえるけど………

・・・・・・タマモの言う通りよ、その馬鹿と、こっちのコを病院へ・・・・・・

………あ…やべ…そろそろ……聞こえなくなってきた……けど……美神さん……
…『彼』のことも気づいてくれたみたいだな……よかった……これで……
……気を…うしな…え…………
……
……………

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…あれ…?」
 彼が目を覚ましたのは、見慣れぬ 白い壁によって四方を囲まれた、シンプルな空間…
『病院』だった。ベットの感覚や、かすかに聞こえるナースコールが、
それを物語っていた。
「ラッキー、ココ、ナースステーションの近くみたいだなっ、てそーじゃなくて…」
一人で漫才を続けられるほど、今回の横島は人間ができちゃあいない。
「『彼』は、どこだ…?」
「………ここにいるよ、横島クン………」
意外なまでに近くから返事が聞こえたので、横島はちょっと驚いたが…
「よぉ、元気そうで何よりだ…え〜〜っと……」
「………セロン………セロンでいいよ…」
「あ、ああ、ありがとな。で…?セロン、なんで俺を探してたんだ?」
「そ、それは………」
言葉に詰まるセロン。よほど言いにくいことなのか……?
「それはわしが説明してやろう。」
いきなり、どこかで聞いたような声が背後から聞こえたので、即座に振り向く横島。
「げっ!!せ…斉天大聖…老師!?」
「あ…あわわわわ…お…お師匠様……!」
セロンが思わず硬直しつつ冷や汗をたれている。
「な!?おまえ、老師の知り合いだったのかぁぁあああ!!?」
「私もいますよ、横島さん。お見舞いに来ました」
その声の主は紛れもなく…
「しょ、小竜姫様!?」
もはや、ただのお見舞いでないことは明白だった・・・

―――あぁ、二重に嘘ついちゃった。今日中に二話かけちゃったよ!
  (それも書きたいとこまで)コレからが本番!!個人的に一番のゾーンに…―――

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa