ザ・グレート・展開予測ショー

おとこならばっ(前編)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 6/27)

1)場所
もう既に使われていないと思われる廃ビルの地下一階。
四隅にはほこりが積んでおり光も当たらないためか空気は淀んでいる。
元々スーパーかディスカウントショップだっただろう。
どこやかしこやにワゴンやら、古ぼけたポスターなどがある。

2)時間
かちかちとすでにその役割を持たない建物の中でただ誰も見ることが無くとも役割を果たしている壁時計。
その短針のさしている時間は12そして長針も短針に重なろうとしている。

3)人物。
そしてその場所・時間にいる男
年は16・7歳くらいだろうか?
少しくせのある黒髪に黄色いバンダナ。
おせじにも、いやどう言葉を飾っても美形とはいえない顔立ちである。
だがどこか愛嬌がある。
格好はジーンズにジージャンとなっておりまるでそれが制服のようにしっくりあっている
その男はぎゅっとバンダナを両手で結びなおしそしてよっしゃと小さく気合をいれているようだ。

4)その人物の視界の先。
そしてその男の視界の先はどうみてもこの世界にいるとは思われない・・
つまりは妖怪の団体さまがいたのだ。
うぃぃぃぃぃん
やけに機械音を思わせる音を響かせ団体と自分の間をさえぎっていた。



5)前置き(笑)
ちなみに幽霊の団体さまの中央にいるのは横島よりも遥かに貴公子然とした
だが確かに人間ではないかたである
そのかたは手には日本刀を持ち上段にかまえている
もちろんその手にあるのは妖刀。
眼光は鋭くただ見ているのは横島。
そしてその周りをとりかこむように見るはおどろおどろしい妖怪なのだが

「・・・・・・毎度毎度のことながら」
一方横島はそれこそうさんくさげに前をみつつ
「何でおれこんなところにいるんだろう」
といった・・・。
そんな事いうだけ無駄だという事は分かっている
だが、言わずには入れないのだ。
とりあえず横島は視界の先にいる妖怪男(だと思う)ではなくその後ろでのんきに手をふっているシロとタマモを見る。
それはもういたって元気そうで
シロなど
「せんせー」
とのんきに呼びかけている。
そして
ぷちっと
心地よい音をたてて横島のなかで何かが切れた。
(無事に戻ってきたら散歩ぬきと狐うどんぬきの刑にしちゃるうううう)
と二人にこの心の声が聞こえていたら自分から怪我しそうなことを心で誓う横島。
ふ・・・ふふふふ
横島はその時の二人の反応を思い根くらい喜びにひたった。

どっちが妖怪なのか判別しずらいところである。


6)戦闘。
かちり
と短針と長針が12で重なった。
瞬間「壁」が消える
と同時に
妖怪が走っていた。
ぐん
と足を踏み込む
腰を落とす
たっと
軸足をばねにしてさらに踏み込む
「っでえええええええいっ」
そして気合一線
横島の頭上めがけて真剣が降ってくる。
「!!!」
と横島
とっさに霊力で腕を固める
頭を庇う
きぃいいいん
と金属製のものがぶつかりあったような音が響く。
かろうじて直撃は避けるが
とっさに霊力でカバーした腕だけでは防ぎきれるわけもなく
ぼたり
と真っ赤な液体が頭から腕から流れる
更に切り込もうと力をいれる妖怪
くん
と横島はそのままの体制で身を沈める。
当然刺さったままの刀と同時に妖怪の体制も傾く。
「っっせいいい!!」
という怒号とともに足を伸ばし相手の足を引っ掛ける。
ぐらり
と一瞬体が揺れるが
たんと妖怪踏みとどまる。
だがその体制を戻すために一瞬気がそれた瞬間横島は刀を掴んでいる腕を両手で掴みそして引き寄せて腹部に霊力で固めた両足で蹴りを入れた。
後編につづく
・・・・・・・・・続きって誰もきにならんか(自爆)




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