ザ・グレート・展開予測ショー

ヨコシマのキモチ


投稿者名:ホーエンハイム
投稿日時:(98/ 5/ 7)

 いやー横島君、やってしまいましたね。遅かれ早かれこう言った事態があるとは思っ
ていたのですが、こういう形で訪れてはルシオラにとって非常に酷ですね。
 しかし、これは二人が本当の意味で結びつくためには避けては通れない道であったの
は確かです。まずルシオラ本人が横島の気持ちに対して自信を持てていなかった点。も
う一方の横島についても、彼の煩悩の随までしみこんだ美神の色香、そして何より二人
の持つ「縁」。これまで一緒に過ごして培ってきた二人の関係はやはり大変深いもので
あり、昨日今日つきあい始めたばかりのルシオラがここに無理矢理割り込むことは不可
能です。彼女もそこに気づいており、それだけに不安で仕方がないわけです。ですが、
それを横島に問いただしたり、力技で自分だけを見させようとしたりすることは下品で
あり、また彼女にとって非常に怖いことでもあり、彼女には実行できません。さらに、
そういった横島を丸ごと受け入れてしまうには、彼女には自身も経験も不足しています。
一方の横島ですが、そんな彼女を優しく包み込んでやるには、やはり彼にも自信と経験
が圧倒的に不足しています。今回の事態はそういった未熟な二人にとっては避けられな
い、ある意味必要な試練でしょう。
 言うまでもないことですが、今回のことで悪いのは、全面的に、横島です。ルシオラ
にとって数少ない思い出を、ああいった形で彼女に見せてまうのはやはりなんと言われ
ても仕方のないところでしょう。ですが、煩悩人間横島にとって、女の子とうまくいく
など皆無であったわけで、そんな数少ないシチュエーションを美神と試してみたいと彼
が願うことは、もしくは心のどこかで考えることは、ある意味仕方のないことです。そ
れを夢に見てしまったとしても誰が責められるでしょう。すべては彼の未熟が原因であ
り、これを克服するのはこれからのために絶対に必要です。そのためにも今回のような
ことは、ある意味必要でしょう。大切なのはこれからです。
 彼がルシオラを愛していることは間違いありません。横島が自分に惚れてくれるよう
な貴重な存在を愛さないわけがないんです。問題は、それを貫き通せない彼の弱さなん
です。しかし、そこは今まで成長し続けることでは我々の期待を裏切らなかった横島君
です。今回も大きく成長してくれるのではないのでしょうか。元々私は、ルシオラのこ
とを「横島をオトコにするオンナ」だと思っていますから、横島も今回のことで一皮む
けて、「オトコ」になって欲しいものです。
 もっとも、そうやって二人がうまくいった後もそのまま何事もないとは思っていない
んですけどね。以前10年後の横島も、いろいろあったと言っていましたから、きっと
これからもイロイロあるんですよ。いろいろとね。



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