ザ・グレート・展開予測ショー

横島クンは神になれるのか?〜その2〜


投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 6/25)

 彼が、己の霊力の強さに妙な違和感を感じていたころ、タマモを除く二人の影もまた、
妙なムカツキ(苦笑)を抑えることに気を……
「(なんなのよ、珍しくあんなさわやかな笑顔なんてしちゃって。おキヌちゃんには
 向けることができても私にはできません、とでもゆーの!?)」
「(おキヌどの…いや、それよか せんせいでござる。おキヌどのに対して、すこし
 かっこつけすぎでござる。あんなふうにされれば、だれだって気をひかれるでござる。
 なぜ拙者にはあのような笑みをしてくれないのでござるか!?)」
「「許せん(でござる)………」」(ハモり)
………気を、まわせるほど、人間が(狼が?)できていなかった。(苦笑)

「よこ…しまさん?」感情が、爆発する寸前に(笑)彼女は彼の様子が『おかしい』と
気づいた。人一倍感受性の強い彼女に、隠し事など無駄なのかもしれない。
「!? ああ、なに?やっぱ怪我してたの?おキヌちゃん。」
「あ、ちがいますよ、そうじゃなくて………
  (もう、こんなときまでヒトのこと心配して、よこしまさんったら・・・)」
やっぱり横島さんは優しいな、とか思いながら……ってちがうでしょ私(おきぬちゃんね)!
「?……そうじゃなくて?」
「あ、いえ、ただ横島さんが なんかこー……」
突然その時、強い衝撃が二人をおそった!もちろんこんなとき、まず最初に思うのは…
「(なっ!美神さんか!?ばかな、俺なんかまずったのか!?)」
「(そ、そんな、シロちゃん!?いくら私が横島さんと二人の世界を築いてたからって…)」
残念(?)ながら、あの二人の引き起こしたものではないらしい。気配が感じられない。
どうやら戦力分散を図られたようだった。(書き忘れていたけど,とある地下倉庫の中です)
……それにしてもこの状態で、『美神さんか!?』とは……
……だれだってそー思う…わけではないだろう。彼らの、このあたりの余裕も、
あの大戦をのりこえた事によって培われたものなのかもしれない。
………もっとも彼にとっては、そんなものはどうでも良いことなのかもしれない。
大切なことは、『おなじあやまちを、二度とくりかえさないこと』である。
・・・そう、けっして・・・

 約0,05秒ほどの回想を終わらせ、冷静に辺りの霊状態をある程度探ってみる。
…やはり妙だ。俺はこんなに上手く霊状態を把握することはできないはずだが……
さっきの霊波刀にせよ、洒落にならん威力だった。感じでわかる。…どうなってんだ?…
 ふと横に目をやると、おキヌちゃんが わずかに緊張しているのがわかる。馬鹿か俺は!
「大丈夫だ。俺が必ず守ってあげるから・・・」彼女を安心させるのは俺の役目だろう!?
そして、守ることも。…誓ったんだ…もう…繰り返さないと…!!

「え!?……横島さん……(なんだろう…?今日の横島さんは…)」
どんなにがんばってみても顔が火照るのは止められないし、私はこの気持ち、この感じが
たまらなく好きなことは自分でも良くわかっている。
それに、これは横島さんにしかできない芸当で、近畿クンや西条さん、ピートさんでも
私に『この感じ』を与えてくれることはできないと思う。だから横島さんのことは
いつも気にかけているし、横島さんのちょっとした仕草でも、逃さないように、と思う。
 だからこそ、今日の横島さんの様子がいつもと違うことくらい、すぐに気づいた。
それでも、なお私に心配をかけまいと気遣ってくれている。
・・・ほんとうに、優しいひとなんだ・・・だからこそ・・・
「横島さん、大丈夫です!それよりも、美神さん達と合流しましょう!!」
「!…ああ、そうだな。…よしっ!いこうか、おキヌちゃん!」
「はいっ!横島さん!」
・・・私がこのヒトの、支えになりたい・・・!
 それは、今まで漠然としていた彼女の感情を、大きくまとめていった。


――――こんにちは。最近暑いです。(ぢゃなくて)今回も、だいぶかゆい話かも。
けど、これはいれておこっかなー…とおもったので、やりました。
あと、おキヌちゃんの、相手に横島クン以外のキャラを考えているヒト。
素直に謝ります。ごめんなさい。      つづきます。

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