ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌちゃんの存在(その4)


投稿者名:CSU
投稿日時:(98/ 5/ 5)

(その3)からずいぶん間が空いちゃいましたが、
おキヌちゃんの存在(その4)です。

*******************************

『ブラインドデート!!』の再現をすることにしたおキヌ達だったが、
状況設定を真似する為にはどうしたらいいかを考える。

鈴奈「ねえ、おキヌちゃん、その時の状況ってどんなだったの?」
おキヌ「そうですね、あの時私は他の人の身体に憑依して・・・」
と、細かい状況設定を話すおキヌだった。

一文字「だったら、あたしと弓でその二人の不良仲間の代わりをすればいいんじゃないか?」
弓「そうね、それでいきましょう」
鈴奈「でもちょっと待って、今のおキヌちゃんは二人と会話をする事が出来ないんだけど・・・どうしよう?」
考え事をしている鈴奈に横島が口を挟む。
横島「だったら、その時と同じように誰かの身体に霊体を憑依させればいいんじゃないスか?」

鈴奈「あ、そうね、それがいいわ。おキヌちゃん」
おキヌ「何ですか?」
鈴奈「私の身体を使ってよ」
おキヌ「いや、でも、鈴奈さんは妖精だし、体のサイズが・・・」
横島「そーッスよ、無理に決まってるじゃないですか」
鈴奈に軽く文句を言う横島だったが、
ここで鈴女が口を挟む。

鈴女「平気よ、人間形態に変身してればいいんだから」
横島「つっても、お前は一分間しか変身出来ないじゃないか、鈴奈もそんなに変わらないんじゃないの?」
鈴女「大丈夫よ、おねえちゃんは人間形態を1時間維持できるんだから」

かくして、状況設定も決まり『ブラインド・デート』の再現をするおキヌ達だった。

初めの部分は省略させていただき、二人が会うシーンから描写します。


物陰から弓と一文字にボロボロにされた横島が現れた(そこまで真似することはないと思うけどまあ一応)

「よ、横島さんっ!」
と言いながら横島に駆け寄るおキヌ。
「どうしたんですか!?」
おキヌを見てわざと驚く横島。
その後、「セリフが違うっ!!」という声と共に上から石が飛んできて横島の頭に当たる。
「何、なんです!?今の誰です!?」
「な、何でもありませんっ!!大丈夫ですスンマセンー!!」
その後おキヌが。
「ひどいケガじゃないですかっ。」
と言った後横島が。
「つきあいます!!つきあいますから、これ以上ヤキ入れしないでーっ!!」

「つきあう・・・?」
その後横島がおキヌに向かって。
「い・・・以前からあなたが好きでした!ハンパじゃないっス!つきあってくださいっ!!」
と言った。

ここでおキヌは何故か赤くなって黙ってしまっている。
横島が本心から今のセリフを言ったのではない事ぐらい百も承知であるが、面と向かってそんなことを言われてつい戸惑ってしまっていた。

上からその様子を見ていた弓と一文字は。
一文字「おキヌちゃんって本当に純粋だなー、こんな事で戸惑っちゃうなんて・・・」
弓「ホントね、私じゃとても真似できないわ」
てな会話をしていた。


と、その時突然妖怪の気配がして緊張が走る、それと共におキヌは霊体を自分の体に戻した。
鈴奈「みんな気をつけて!、何かがいるわ」
一文字「おい弓、後ろ」
弓「え?」
そいつは、弓の後ろの空間に何の前触れもなく出現した。
とっさの事で反応出来ず弓はあっさり倒されてしまった。

一文字「このクソ妖怪がーー!」
今度は一文字が仕掛けたが結果は同じだった。

そして、その妖怪が横島達の前に姿を現した。
よく見ると、胸のあたりに美神が付けた神通棍の痕がある。
横島「こ、こいつは前におキヌちゃんに『次元消滅内服液』を感染させた・・・」
鈴奈「え、こいつがその妖怪なの?」
考える暇もなく、その妖怪はふたたび姿を消した。
横島「こいつを倒すには一端動きを止めるしかないんだ」
前回同様【専】と【糸】の文珠を作り出す横島。
でもって鈴奈が【専】の文珠を、鈴女が【糸】の文珠を持つ、
同じ手が通用するとも思えないがとりあえず準備をする。

(1分後)
鈴女「おねえちゃん!後ろ」
今度は鈴奈の後ろに出現した。
鈴奈「起きろ、風の精!私を守れ!!」
攻撃を受ける一瞬前に鈴奈が風の精霊を起動させた。
すると、鈴奈の周り半径2メートルの空間にカマイタチの結界が発生し近づいてきた妖怪を一瞬のうちに切り刻む。
その隙に鈴女が回り込んで、【縛】の機能が発現した。

その後横島が文珠で敵を完全に消滅させたが、敵が最後にはなった吹き矢でおキヌが『次元消滅内服液』に再感染してしまった。

おキヌ「あ・・・・・・」
再感染の影響でおキヌは気絶。
『次元消滅内服液』は再感染すると相乗効果で残り時間が一気に短縮されてしまうと言う効果を持っている。
そのことを知っている鈴奈は残り時間の計算を始める。

鈴奈「えーと、おキヌちゃんが一回目に感染した時間から今までを計算すると・・・」
しばらく考えてる鈴奈。
鈴奈「あ゛ーーーー!!ま、まずいわ」
横島「なに?どしたの?」
鈴奈「あと1時間しかないわ」
横島「何だってーーーー!?」


〜まだ続きます〜(次回完結)

さあ、タイムリミット1時間まで追いつめられたおキヌ、
次回、はたしていかなる方法で解決するのか?
お楽しみに!





今までの 賛成:4 反対:0
コメント:

[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa