ザ・グレート・展開予測ショー

憧れと目標と女！！

投稿者名：ＡＲＳＥＮＡＬ
投稿日時：(01/ 6/24)

あ――　あのときから何年たったかな。　３・４年前。　

あいつに女がいた。

「あいつと付き合う女ってどんなヤツ？」　とか　思って。

興味有りまくりで。

そのときは　アシュタロスとかで忙しくて。「こんなときに女つくるなよ」と　思って。

あいつに女ができたってきいて　　南極に行く途中　きいてみた。

　―――なあ、おまえにさー　女がいるって　ホントか？―――

なんかそのとき　あいつ　元気無くて。

なんか　すっげえ遠くを　広い海を　　悲しそうに見つめてた。

あいつからの返事は　こうだった。

　―――・・・・いる。・・・マジでイイ女。―――

　―――・・・誰？　―――

あいつは笑って言った。

　―――・・・あー　　南極行ったらね。　おしえる。―――

　―――　は？　なんでだよ。―――

　―――　・・・・・内緒。―――

「なんで？」って聞き返そうと思ったら、あいつ　もう笑ってなくて、

悲しそうで　　聞き返せなかった。　

また　　あいつは　海を見ていた。　　



南極行っても　オレはおしえてもらえなかった。

でもあいつの様子見てて　すぐ誰だかわかった。

その女を見るあいつの眼が　他の誰かを見ている時と　あきらかに違って。

前にオレは　その女に会ったことがあったしさ。かなりオレおどろいた。




南極から帰って　一度　チラッと　その女に会った。こんなことを　言われた。

　―――ごめんなさい。私あなたに　ひどい事しちゃったでしょ。―――

その女の第一印象は　なかなかに　よかった。　優しそうだった。

一緒にいるあいつは　すげえ嬉しそうで　

「この二人は　いつまでも　一緒いられるんじゃねえの？」とか考えてしまった。





それから少しして　その女はあいつを守って　いなくなった。

そのときのあいつの顔が　今でも忘れらんねえ。

そのときはオレとかの前で泣かなかったけど

あいつは　どれだけの涙を　流したんだろう。





何ヶ月かして　あいつに会って　オレはこんなことを言われた。




　―――　おれ　あいつに惚れて　よかったな―――

幸せそうに言った。





　　　　　　男として　あいつに　　憧れた。

　　　　　　こいつみたいに　本気で女を好きになってみたい　

　　　　　　今　オレには　「彼女」・・・と言っていいのか？

　　　　　　一緒に　どっかに出かけたりする　女が　いる。

　　　　　　

　　　　　　オレもさ、　　　あいつがあの女を本気で愛したように
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　オレも　おまえを　本気で　・・・／／／／／愛すからな、



　　　　　　　　　　　　―――弓。

　　　　　　　　　　　　　








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