ザ・グレート・展開予測ショー

笑顔(改訂版)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 6/21)

・・・・すいませんなんか自分の文章読み返してたら(話し忘れかけてたせい)笑顔・・・これ書き直したくなったんで書き直します(自爆)
・・・・・完璧自己満足です(涙)すいません
ちなみに「腕」と対になってるっていうのはかわりません。


問題
一番恐い事はなんですか?

「だからなあもお少し授業にでれんのかあこのままじゃ落第するぞ横島。」
と、ここは職員室で30歳半ばと推定される男ががきいと年代もののイス(ある意味骨董品や)をきしませて、ぶつぶつとテスト用紙みつつ呆れたようにつぶやいている。
デスクの上には見事なまでに欠席の印が押された出席簿。
そして男の前には頭を下げる横島。
「そこをっなんとかならんですかっ!!」
ぱんと両手を合わせて拝むようによっ大明神などと意味不明の持ち上げ言葉を放つ
彼のその姿は似合っておりそして、どこか同情を誘う。
と・・いうかここまでこーゆう姿を似合うのも問題ありだろう。
「たくっ・・・・」
と苦々しげにいう口調とは裏腹に表情をいくぶん緩ませて男・・担任は横島へプリントの束を渡した。
「っと・・なんすかこれ?」
と手に確かにある重量感に不安になりつつ横島。
担任はにっこりと
「課題それ全部やったらなんとか進級させてやろうじゃないか?」
と言った。
「・・・・・・・半分くらいにまかりません」
無駄だと知りつつ横島。
「倍にしてもいいぞ」
さらに担任。
「・・・・・・・・・・いちおう俺世界の存亡に関わる戦いに関わってたんですけど」
それでこの扱いはひどくないか
と不服そうに横島。
「それは大変だったなああで、増やしてほしいのか?」
と尚も担任。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・これでいいです」
・・・・そういえば最近この担任は彼女と別れたらしい・・・・

「失礼しましたああああああ」
と必要以上に語尾を延ばし職員室を出て横島。
いつもより思い学生鞄が涙を誘った。
「あ」
そして何気なく廊下にある窓へ視線を移す。
グラウンド。校門。
そしてそこにはいつもの光景
そしていつもの定位置に彼女が居た。
へらっと顔が緩む。
下校する自分を彼女が待っていてくれる
このシチュエーション。
男ならば誰もが憧れるものではなかろうか?
そしてその憧れの状況に今自分がいるのだ。
たっと
足が勝手に動いていた。
途中廊下は走ってはだめという制止の言葉が聞こえたが止まらない。
下駄箱で靴を履き替えるのももどかしい。
急いで校舎を出る。
前を見る。
すると極上の笑顔で微笑む彼女が横島の視界の先にいた。
思わず横島も笑う。
息を切らしながら彼女の傍へ行く。
「ごめんなあっまったやろー」
と頭をかきながら横島。
「うん」
とくすくす笑いながら彼女。
そしてだから寄り道していいと上目遣いで聞く・・・。
「おうっ」
彼女にそんな風に聞かれて横島は首を横に振るわけは無い。
「ありがとういこうっ!!」
と彼女。
そして自分も勢いよく返事しようとしたらその瞬間
多分偶然だろう
太陽が沈む夕焼けの逆光に彼女の顔がかき消される
それはこの時間当たり前のことで
彼女だけではなく他の生徒の顔も見えない。
なのに
それだけのことが
なぜか恐かった。

「・・ルシオラ・・・?」
横島は正体不明の恐怖にかられて思わず名前を呼ぶ。
「ん?」
なに?と帰ってくるのは変わりない声。
顔は見えないがちゃんと声が聞こえた。
そのことにすっと横島の中の恐怖が消える。
「いいやなんでもねーって」


そしてこの恐怖の意味を近い将来横島は知るはめになる。


ヤクソクシタジャナイアシュサマヲタオスッテ



答え
約束を守る事






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