スイート・ライフ!!(その1)
投稿者名:メカ音痴
投稿日時:(98/ 5/ 2)
毎度!!メカ音痴です。(次回から「麿でおじゃる」にしようかな?)色々ありましたが、「アシュ様、べスパ、パピリオが家族として暮らしているネタ」は
バレンタインネタぐらいありふれたものなので全然問題がないという温かい励ましのメールが来ていましたのでありがたく「アネさん」好きの私は元気一杯
いい作品を作ろうと思います。それでは始まりまーす!!(メッチャ元気だなー・・・)
なんやかんやあったがアシュタロス一味も捕まり(作戦途中で「どーも馬鹿正直に喧嘩を売っても勝てないらしい」と気付いたGS達が「じゃー、封印して後は
神様達に任せよう」と言う事になり、苦労の末、封印することに成功したのだ)、妙神山でアッちゃん、キーやん、ブッちゃん、サッちゃん達による神魔最高裁判
が現在開かれている所である。美神達人間も特別功労者ということで特に参加を許されていた。既に唐巣とピートは憧れのキーやんに対面できた喜びで二人
抱き合って「生きてて良かった!!」と勝手に熱血ドラマして号泣している。
キ「さて、被告人ルシオラ、汝は改心し、既に人間と共に生きる道を選び、並びに今回の多大な功績を考慮し、無罪とする。」周りにいたGS達も温情に満ちた
判決にホッとする。特に横島は「万が一ルシオラが死刑だったらキーやん達と刺し違えても・・・」と思いつめていたのでこの判決を聞いて張り詰めた緊張が解けた
らしく、その場へへたり込んだ。満面の笑みを浮かべて横島に抱き着くルシオラ。その横では美神とおキヌが不気味な笑顔で眺めていた。
キ「つづいてパピリオ、汝はまだ子供であり改心のきざしもみられる。取りあえず保護監査処分にする。その際の保護者は後に協議して決める。」
ここまでの判決に美神達は勿論、アシュタロス、べスパも二人が不幸にならずに済んだことに満足している。特にべスパは目に涙をうかべ二人にはなしかける。
べ「ルシオラ、ポチと幸せにやりな。パピリオ、お行儀よくして皆と仲良くしなよ・・・」
キ「さて、最後の判決は・・・アシュタロス、べスパ、汝等両名は掟に逆らい全ての世界を危機に陥れた。よって死罪とする。」それまで黙っていたアシュタロスが
口を開いた。
アシュ「確かに私は罪を犯しました。なれどべスパはただ傍らにいただけでさほどの罪を犯しておりません。私はともかく、べスパは助けてやってください・・・」
アシュタロスが両手を地に付き懇願する。プライドの高いアシュタロスがこんなことをするのは意外だったがべスパを思う気持ちにその場にいる者は皆心をうたれた。
べ「アシュ様・・・(キーやん達に向かって)おエライ方々!!アシュ様はもうこんなことはしないでしょう。どうかお慈悲を・・・さもなくば私にも同じ罪を・・・」
べスパは手を付き頭を地にこすりつけてキーやん達に懇願した。その姿に打たれた美神達は我も我もと懇願した
ル「アシュ様は私の父、べスパは私の姉、どうか私にもその罪を背負わせてください。そして二人にお慈悲を・・・」
パ「アシュ様とべスパちゃんがしんだら、わたちも死ぬでちゅー!!」
横「あんたら、エライんだろ!!なんとかしてくれよ!!いつもいつも面倒を人間に押し付けやがって・・・たまには俺達の頼み、聞いてくれよ・・・」
キーやんはなおも言い募ろうとする一同を満足げに見守り、側にいる他の最高指導者たちを見渡した。すると彼らも満足げにうなずいた。
キ「アシュタロスよ、この世界はこの世界で面白いと思いますが・・・この世界で暮らしたいですか?」一瞬キョトンとしたアシュタロスであったがその意味を悟り、苦笑い
して答えた。
アシュ「ええ、この世界で皆と暮らしたいです。」
キ「判決を変更します。アシュタロス、べスパの両名については改心の兆しが見られ、他の功労者の嘆願も考慮し、パピリオと共にこれから人間界で保護監査処分とします。
ただ保護者を誰にするかですが・・・」そこまで言ったとき、アッちゃんが言った。
ア「なんならわしが引き受けちゃおか?」なぜか土佐弁のアッちゃん(私が高知出身なので、一番使いやすいんですよ。それに椎名先生の師匠の野部利雄先生のキャラには
必ず一人はメインキャラで土佐弁の奴がいるものでまー、いーか・・・)がその役を買ってでた。周りに特に異存はなくアッちゃんが三人を監視する事になった。
ア「人間界で暮らすやったらやっぱりパピリオも学校いかさないかんし、知り合いがおった方がええろう。(周りを見回して)おいそこの式神使い、おまんとこは学校しゆうがかよ。
ほんならちょうどえい、この子、おまんとこに入学さいちゃってくれんか?わしが圧力かけるき、ついでに人間らーとなかようしたい妖怪らーもいれちゃってや」
さすがに土佐弁にはビビった冥子であるが快く承諾した。
ア「すまんにゃー、ほいたら次はすむとこやけんどそこの神父と吸血鬼、おまんらーが一番人がえいみたいやき世話になるぞ」この申し出はキーやんの信者である唐巣達に
とっては事もあろうに教会に異教の神が住み着く事になり、しかもキーやんの面前であるので二人は信仰と人情の狭間で固まってしまった。それを見てキーやんが助け船をだす。
キ「両名とも、私が特に許します。人間としての情理に従いなさい。それによって私への信仰と見なします。」キーやん直々のお言葉を受け、唐巣は大喜びで四人を受け入れることにした。
ア「ほいたら、みんなあ、いくぞ。」(続く)
ふー、初めて原稿なしでぶっつけ本番で投稿します。いかがだったでしょうか?いつもの3人の出番とギャグが少ないですが、このお話の主役はアシュ様とアネさんですのでひとまず
ご理解ください。次回からはもう少し出番が増えると思います。アッちゃんについてですがこのお話はフィクションであり実際の某宗教を冒涜する意図は全く御座いません。
それでは、愛モクのSHINSEI(ルパンで銭形のとっつあんの愛飲の煙草、両切り130円。銭形にハマり吸い始めたがとってもきつい)フィルター付きを吹かしながら次のアイデアを練ります。
もしアッちゃんの土佐弁が理解できなかったらコメントください。標準語に翻訳します。
今までの 賛成:1 反対:3
コメント:
- うーん、和解して保護管理下に甘んじるというのは、どうもアシュタロスらしくない気がしますねえ。ベスパさん達に思い入れができたとしても、彼自身は神界のものさしで自分を測られる事を望まないと思いますが。 (shinsho)
- なるほど、こういった形でネタを使うつもりだったんですか、私は少々勘違いをしていたかもしれません、この前はちょっと失礼なことを言ってしまったかもしれませんね、御免なさい。 作品の感想については、shinshoさんの言ってることと同じで、何となくアシュタロスっぽくないような・・・、とりあえず保留です。 (CSU)
- 独自の世界観とストーリーということで賛成側に立ちたいと思います。アシュ様はたしかに「らしく」ないですが、トータルに考えれば、『野菜の人』(記憶あやふや)で見せたような感動する唐巣神父の顔を見てみたいですね。 (Chon)
- 「キーやん」の使い方はいい線行ってたと思うけど、どうも「何か」がふに落ちません。それが何かは分かりませんが、今回は反対票にまわりますです。 (コーディ)
- 麿でおじゃる(実験的に使用中)。んー、的確なご指摘有り難うございます。「アシュ様が『らしく』ない。」ということは少なからず私も思わないでもないのですが、ちゃんと背景(アシュ様、ベスパ、パピリオがくらす理由のことです)を書こうとすると、やっぱりアシュ様には「いい人」になっていただくしかないんですよ。パラレルワールドの概念を使うのはどうも性に合わないもので。ま、なにはともあれ次回にご期待ください。 (メカ音痴)
- 磨でおじゃるさん(メカ音痴さん)の意図のほうは最初読んでちゃんと解りましたよ。この話の中のアシュ様はこれでいいと思うんです。ただ、おいらは悪役であるアシュタロスが好きなんです。アシュタロスが人間とは相いれぬ魔族であり、人間にとって悪役だからこそ、これからもどきどきする話が期待できるわけで、本編でみんな味方になっちゃったらちょっと困ります。創作なら○ですが展開予想としては×と、前のコメントはそういう意味です。(次回作期待してます) (shinsho)
- 上でも言われていますが、やっぱりアシュ様らしくないです。それに、こう言っては何ですが、どうも読んでて安っぽいホームドラマを読んでいるような印象を受けます。個人的に、アシュタロス一家によるホームドラマというシチュエーション自体、無理がありすぎるように思っていますし。実際の展開でもしこうなるとした場合、ここまでの経過をよほど丁寧に、綿密に描かないととても読者としては納得できませんし、実際椎名さんならそうできるとかもしれないとも思いますが、今回のように畳みかけるように描かれても非常に困惑します。とりあえずホームドラマ本編を楽しみにします。 (ホーエンハイム)
- 「話が終わったじゃないですかー!」「ホノボノしていいとおもったけど...」昔、ゆうきまさみがOUTにかいてた「明るいイデオン」というアニパロマンガを思い出しました。(知ってる方...歳がバレまっせ...笑) (TOMO.KIN)
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