ザ・グレート・展開予測ショー

GSキラー(予告編)


投稿者名:ダテ・ザ・キラー
投稿日時:(01/ 6/19)

軽快なノリの漫画大好き人間のキラーと申します。
新人のうえに筆不精のクセに物語を書きます。それではお目汚しを、


<プロローグ:シロ色の朝>
今日も今日とて美神除霊事務所の朝は四者四様・・・とゆうか二者ニ様。
朝を朝として迎えぬ者が約二名。だが、他の二名もまた、
常識的な起床時間ではないのもご存知の通り。
おキヌはAM6:00の時点で支度が終わってしまっていた。
運動部にでも入ればこの後の時間をもてあますこともあるまいが、
スポーツはからっきし向いてないのだ。しかし犠牲にした睡眠時間に報いる戦果はあった。
毎朝の宿敵が起床したAM4:42ではすでにキッチンの占拠は終了していた。
40戦目にして初勝利であった。こうしてみると闘争とはなんなのか理解しかねる、と思う。
自分に初めて先を制された好敵手はいかにも、
「ちょっと意外」と言いたげな顔をして見せた。勝利の報奨はそれっきりで、
彼女は朝の散歩に出かけた。恐らくもう二駅離れたあそこには着いてるはずである。
出てってもう10分は経つ、彼女の脚力から考えてまず間違いあるまい。さて、学校へ行こう。
こうしていてもしょうがない、やることが無いのはここにいるのと大差なかろうとも…。

「おはよう、横島さん。」
学生服の男が級友と思われる少年に声をかけた。学生服の「男」というのは彼の物腰が、
16,7の少年のそれではなかったからだ。
「うぅ〜い、ピートかぁ、」
赤系のバンダナを巻いて登校する飄々とした少年は微かな反応を示した。
「あの…前から言おうと思ってたんですケド…。」
ピートと呼ばれた男は腫れ物に触れるように恐る恐る語りかける。
「ん〜」
バンダナの少年=横島忠夫は抑揚の無い声で促した。
「朝つらいなら夜、早寝するしかないんじゃありませんか?」
そう、横島は飄々としていたのではなく半分寝てたのだ。
「夜勤が多いじゃねーか、GS(オレら)は。」
横島はさも当然のように言い切る。当然である。
彼らゴーストスイーパーの仕事は霊障の解決にあり、霊障は専ら丑三つ時がピークである。
何故わざわざ霊障のピーク時に除霊する必要があるのか?昼間より確実に勝てるからである
霊が夜間暴れるのは力が漲り人間を圧倒できるからである。しかし、彼ら物の怪は同時に
人間以上に多くの制約を負っている。その為、昼間はなりを潜めているのである。この状態で
悪霊を倒すには相応の覚悟が必要である。
この場合、物の怪と相対することがあるとするなら、
それは相手が揺るぎない勝利を確信した時であろう。
「しかしシロも除霊は手伝ってるんでしょう?僕だって人並みに睡眠は摂るんだから…。」
どうやら横島はシロの早朝散歩に付き合わされてヘバッてるらしい。
「でも俺、今週美神さんから3件まかされてんだよ。因みにシロとタマモは美神さんチーム
アッチは10分でカタがつくらしーケド俺らは文珠でも使わんかぎり2時間はやるし…。」
学校だってねーしな。と、続けようかとも思ったが、妖怪にそれを言っても詮無きこと。
「だからって居眠りで落第したらどうするんです?僕、タイガーと横島さんしか男の友達
いないから心細いんですよ?」
「俺だって好きで友達やってるワケじゃねーんだよ…。」
横島は世にも恐ろしいほど冷たい声で応えた。
しかし、ピートの科白も自分の都合だったので案外似た物どうしかも知れない。
やがて授業開始のチャイムがAM8:40を告げた。
横島は居眠りとゆうより机にもたれて気絶している。ふとピートは違和感に気付いた。
「タイガーが遅刻?横島さんに感化されたかな…。」

同時刻

鬼道政樹は少なからず意表をつかれていた。だがそれだけだ。そうゆうこともあるからこそ
毎朝ワザワザ用も無いのに必ず呼びかけていたのだ。適当にやってたら見落としていたな。
そう思えば真面目な自分を誇りに思える。彼は横一線白紙だった欄の一部を侵略した。
”今日の欠席者・氷室・弓”


未だ主人公がまどろんでるのはちと申し訳ないが/TO/BE/CONTINUE

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