ザ・グレート・展開予測ショー

横島夜行  集結


投稿者名:TAK・A
投稿日時:(01/ 6/14)

「え〜と、ここがこうなって、お〜いマリア3掛ける2は5じゃったかの?」
「・・・・6です・ドクターカオス」
「・・・なんであんたたちがここにいるわけ?」
 赤旗村恵比寿洞の前、なぜかカオスたちがいた。
「応援に呼んでおいたのよ」
 美智恵が答える。
「まあ、確かにマリアは戦力になるけど、マリアはね」
「な〜にをいうか!見よ我が魔法科学の粋を!空間連結作動!」
「おお!」
 なんとカオスの書いていた魔法陣の真上の空間がゆがみ穴があいた。そしてそこからごつい顔が・・・
「ぐうう!つっかかてしまったじゃー!」
 ・・・・でてこなかった。
「あり?おかしいなもっと大きくなるはずが?」
「なにをやってるのあんたらは?」
 あわてて魔法陣を修正し始めるカオス。それにあわせ穴がゆがむ。
「ぐおおお!しまる〜〜!」
「ええい、もちっと辛抱せい!」
 やっと息がつけるようになったタイガー、しかし。
「ええい、後がつかえてるわけ!早くお退き!」
 エミに蹴り飛ばされるタイガー。
「やっとでられたのにひどい扱いジャー!」
 それが君の宿命だ。
「まったく、なんだってこんな・・・きゃ〜ん、ピート〜ん」
「むにゃ、むにゃ、ねむいの〜」
「西条先輩、こんばんは」
「ピート君、美神君無事かい?」
 穴から、タイガー、エミに続き、冥子、魔鈴、唐巣がでてきた。
「なんか・・ど0でもドアみたいですね」
「ふっ、魔鈴君の協力を得てこの天才が東京とこの場所の空間を連結したのだ。」
「いつのまになかよくなったのよ、あんたら」
「よくお店に残り物をもらいにくるんですよ」
「ああ、そのことは!」
「なさけないわね−」
「ちなみに横島さんもですわよ」
「何ですってー!あのばか、よりによって魔鈴の店なんかに!私の顔に泥塗るとはいい度胸だわ」
「ちょっと待ちなさい令子」
 怒りに猛る美神が青ざめる母の声。
「前々から気になってたんだけど、横島君の時給っていまいくら?」
「!」
「こたえなさい」
「・・・474円」
「一応倍近くになっていた訳ね。それでもタイガーの半分以下だわ。」
 美智恵の迫力に小声で勝ち誇るエミ。
「いくらなんだ?」
「千円ジャー」
 バイトの時給の相場よりやや上である。しかしタイガーの仕事は並ではない。
「でも、君と横島さんって、同じくらい貧乏じゃないか?」
「わっしは体がでかい分いろいろかかるんじゃー」
 確かに服地代だけで人の三倍はあろう。
「474円ね」
 底冷えするような声。
「で、でも6でわりきれるのよ」
「?」
「だから、今では端数がでたら十分ごとに79円を・・」
「あ、あんたって子は」
 あきれかえる美智恵。どういうことか。つまり横島は59分59秒働いても今までは一銭ももらえなかったのだ。

 そのとき世界がふるえた。

「警告・強力な霊体反応・推定霊力15000マイト・霊波パターン小竜姫・メドーサに類似」
「なんですって!」
「いちまんごせっ!」

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