ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「6、新たなる地球のファミリー(前編)」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 6/12)

地球・・・いや、宇宙上のアンドロジュダロスよる猛反撃で生き残った人物がいた。
それも美神ただ一人。
そして、その者の機転で見事、アンドロジュダロスの猛反撃を止めさせた。
奴の名がそう知れ渡らぬうちに済んだのである。
だが、宇宙の危機を救ったわけではない。

・・・・・・・・・・・・

なぜなら、まだ地球上の人たちは地球に戻れていない。
「宇宙の意思」が、アンドロジュダロスの手中にあるままふっ飛ばしてしまったのだ。


       ☆          ☆           ☆


「はい、忠夫君。」
「あ〜ん・・・」

忠夫と冥子は、相変わらずの夫婦っぽい雰囲気を出している。
その周囲にいるものは、それを見てただいらつくばかり。
それは、うらやましい。
また、むかついて来る。
イライライライラ・・・・

周りに気を使わない所は、まだ横島さんっぽいなぁ・・・とキヌ。
しかし、諦めたわけではない。
いつかは、きっと戻ってきてくれると、願いを込めているご様子。

美神は見てみぬ不利をする。
それをカバーするかのように、幽体状態の西條は手をかけようとする。
でも、透けてしまう。
そのもどかしさに、西條はいらつくが・・・・・
ばきっ! 
美神の神通昆が西條の幽体をしばく。

「アンタ、何でそうやって肩に手を触れようとするのよ。
 あたしがそういうの嫌いってわかってんでしょ?」

と、鶴の声が入る。


       ☆          ☆           ☆


宇宙の果て・・・・・
「宇宙の意思」が燈っていた場所・・・・・・
以前、「怪獣墓場で投げキッス」で唐巣、ピ−ト、おキヌが言ったことのある場所である。
http://www10.pos.to/~cwww/cgi-bin/tenkai/old8/954915675.html
http://www10.pos.to/~cwww/cgi-bin/tenkai/old8/955767179.html
の2つを参照して下され。

と、宣伝はここまでにして、帰りウルトラマンの「アンノン」の様に燈らしていた「宇宙の意思」
は途絶え、行方をくらまし、今までの宇宙が終わりを遂げようとしていた・・・・。
こればっかりは、かつてアシュタロスが用いていたコスモプロフェッサーでも修正のしようがない。
それ以上の概念である。


       ☆          ☆           ☆


「なんなワケ?」

幽体状態であるエミは、何かに気が付いたような声をあげる。

ずぎゅ・・・・ぐぬぅわ・・・・
異様なうねりの音が木霊する。

同じく幽体状態のピート、唐巣も気が付く。

「・・・まさか?」
「次元がゆがんでいると言うのかね?」

アンドロジュダロスは、永遠に出れることの無い無次元に送り込んでいる。
プラスエネルギーを発すれば、途端にマイナスエネルギーが発生して抑制させる。
そして、逆にマイナスエネルギーを発すれば、プラスエネルギーが同時発生して瞬時に抑えられる。
これが「宇宙の意思」である。
それを失った今、ありとあらゆる物理的理論がゆがんで壊れるのだ。
カオスの時代である。

「あ・・・・・頭が・・・・・・・・・!!!」
「気持ぢ悪い゙・・・・」

地球に帰れぬ人々の苦しみが、ざわめきに変わり、それはまるで細胞分裂のごとく異様に膨れ上がっていくのだ。
怖い。
恐ろしい。
そんな概念が、ざわざわと広がりあっていく。

「幽体状態」のGSたちも例外ではなかった。
次第に、みなの者は箍に外れ、苦しみをあげる。
これが、アンドロジュダロスの真の狙いだった・・・・・・・!?
その苦しみの中、元・UAK所属の精鋭たちは何とか意識をもっている。
新たなる『宇宙の意思』が必要なのだと・・・・・・・!

「だが、そんな物をどうやって?」
「あたしが知るわけないワケ!」

エミと唐巣は言い合う。
そこへ、一応は神族である小龍姫があることに気が付く。

「カオス、そして冥子さんと横島さん・・・・・」
「俺は六道忠夫だっちゅーの!」

そう赤ずきんチャチャを入れながらも、横島。

「いえ、ごめんなさい。実は、老師から聞いたんですけど・・・・」
「なんだって?」

忠夫はあっけらかんとした顔で言う。
だが、ほかの者には、うねりの音が邪魔して聞こえなかった。

「あとを、横島・・・いえ、忠夫さんがんばってくださいね♪」
「はいはい、小龍姫さまのためな・・・・しびしび、やめろ冥子、しびびぃぃ!
  お、俺には、そそ、そんな疾しびびぃ、ことは、無いぞ。しびびびぃ!」

サンチラで、器用に突っ込む冥子。
ほんのギャグだったのに、所構わず突っ込む癖は直らないのであった。


       ☆          ☆           ☆


というわけで、カオスは特性の補聴器でいち早くその情報を聞き取ると、
「カオース!」と叫びながらカオスペンシルを頭上に翳していた。
掲げたカオスペンシルからディファレーター光線が放たれると、螺旋状にカオスの体を包み込んでいく・・・・・!
相手は、『インヴィジヴォルダー』!
名前のとおり、見えない電極状態の敵である。

しかも、プラスマイナスの両方を発せられる敵ともなると・・・・こやつを手懐けることが出来れば、
新たなる『宇宙の意思』と慣れるべく動かさせることも可能である。

包み込んだディファレーター光線が、カオスの成長細胞を超活性化させる。
超活性化された細胞は、核などがその大きさのまま、数乗倍の数に膨れ上がっていき、それに伴い
体が瞬時に巨大化されていくのだ。
想像して見よう・・・・気持ち悪くなるぞ(爆笑)

・・・・実はそのように見えるように、プロテクターが飛んでくるので書かなくってもいいのであるが、
余談で書いただけである。
かくして、その敵に向けて飛びだって行った。

次回、『インヴィジヴォルダー』との大決戦・・・・というより、手懐け戦が行われる。
心して読むように!

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