ザ・グレート・展開予測ショー

都のリベンジャー(その4)


投稿者名:DIO
投稿日時:(98/ 5/ 1)

その魔物の姿は、横島とうりふたつ、いやその前世の高島の姿そのものだった。霊波の波長も横島と全く同じである。
美神「一体・・・どーいうことなの!?」
『知りたければ教えてやろう。俺は封印されてから千年間、地脈のエネルギーの流れの中を彷徨い続けた。だが、運良くこの体に引っかかって地脈の流れから脱したのさ。不用心に棺桶にも入れずに埋められていたこの体にな!』
美神のイヤな予感は当たっていた。最初に出現した場所が老ノ坂と聞いた時から感じていた予感が。
『そして俺はこの体を再生し、取り込んだってわけだ。』
横島「んにゃろー!」
横島は文珠で攻撃しようとした。
『急急如律令!文珠の力を散らしめよっ!』
横島が文珠に念を込めるより早く奴が呪文を唱えきった。
横島「おわぁっ!」
文珠の暴発をモロに受けて気絶してしまった。
美神「横島くんっ!」
『この体もだいぶ馴染んできたがまだ完全じゃあない。貴様の魂があれば完璧に生前の力を再生できる。』
鬼道「夜叉丸!」
今度は鬼道が仕掛けた。が、またも一撃ではじき飛ばされた。
『弱い、弱すぎる。これがあの鬼道の子孫か?!京で5本の指に入ったあの鬼道のっ!』
発作を起こしぎみなようだ。
冥子「みんなーお願いー。」
『お前もだ、六道。戦略性がまるで無、ブッ!』
美神が神通棍で後頭部を思い切りドツいた。
美神「私たちを無視して戦ってんじゃないわよ!!」
『貴様っ、よくも!名は何という!』
美神「ゴーストスイーパー美神令子よ!あんたこそいい加減名乗ったらどうなの!」
『俺の名は高島だよ』
文珠で炎や雷を出す。だが、美神にもおキヌちゃんにもかわされた。
キヌ「美神さんいきますよっ!」
ネクロマンサーの笛を吹く。
『フン、この程度の霊体コントロール波くらい、どうってこと・・』
(左に美人なお姉さんがいますよ)
『えっ!』
ついよそ見をしたスキに、美神にまたもシバかれた。
美神「やっぱりね、あんた横島くんと基本パタ−ンが変わらないのよ!いや、むしろ弱いくらいねっ。」
『何っ!』
さらにそこへ、夜叉丸が十二神将との合体モードで突っ込んできた。冥子が霊力と式神を貸して鬼道がコントロールしている。
「一人ずつでダメなら、二人分の力でやればええんや!」
『な、め、や、がって!!』
奴の背中から真っ黒な翼が飛び出した。
『ウーオォーッ!!』
波動で大地が裂けた。次の瞬間、何と裂け目から恐竜が出てきた。
『ギャーース!』『ギーエェーッ!!!!』



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