ザ・グレート・展開予測ショー

世界樹の暇つぶし!!(その2)


投稿者名:S・R
投稿日時:(01/ 6/ 9)

コミックバンチ略してコミバ!!

・・・すいませんちょっと言ってみたかったんです堪忍して下さい。


くだらない前振りがきまら無かったところでもう今回は早速始めます。
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(ま……まずい……!)
 美神の周りに、異様な空気が流れ始めた。例えるならば、そう……アシュタロスと対峙していたときのように。
(くっ……どうする……?
1 取り敢えず謝る。   だめだ。殺される。
2 媚びを売る。   だめだ。殺される。
3 おキヌちゃんを間において話し合う。  だめだ。俺だけ殺される。
4 1と2の複合。   だめだ。殺される!!
5 いっその事この女を……!!   無理だ!!絶対殺されるぅぅぅ!!)
 一方で、美神は特に表情を変えず、こちらに対して斜めになって、横島を見つめている。
 が、横島にはその時確かに見えた様な気がした。美神の、何気なく腰の後ろに回った手が……
拳大の金属塊を握っている。
(イカン!!限界だ!!)
 そう判断し、一瞬でヘリから飛び降りた。
「あっ!!」
「横島さん!!」
 二人はそれぞれ同じ様な意味に取れる事を叫んだが、実際は……
「てめー横島ああ!!」
 予想通り持っていた拳銃を見る見る遠ざかっていく人影に遠慮なくぶっぱなす。
「そんな事したら横島さんが死んじゃいますよ!!」
「放しておキヌちゃん!!もうそろそろ地上に着いて撃てなくなっちゃう!!」
 おキヌの制止も全く効果がなかったが、取り敢えず標的には一発も当たらなかった。



「ふう……取り敢えず助かった、かな?」
 文殊『浮』で軟着陸した横島は、側にあった大きな木にもたれかかって一息ついた。
「いや……」
 現実を見つめ直し、嘆息する。 
 今いるこの場所には自分がもたれかかっている物以外にも、至る所に木を見ることができた。
むしろ、至る所にあるために視界が悪い。
 ……樹海だった。
「こんな所飛んでたっけ?」
 頭を抱えて考えても、思い出すことはできなかった。仕方なく落とした金を探すことにする。


「あれ?おっかしいな……ここら辺に……」
 小一時間ほど探したが、一万円札一枚見つからない。そして他の所を探そうとして首を回した瞬間……
 頭に何か打ち付けられた感じがして、視界が急速に暗くなっていった。 


           to be continued.


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