ウルトラマンカオス「5、詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 〜創作者の分岐線〜」
投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 5/23)
美神令子は、未だも魔獄炉の中をさまよっている。
何かを探しているよう。
キョロキョロと見回しながら、魔獄炉のさなかを泳ぐ。
まるで、DQ2のドラゴンフライのように。
「何を探してるんです?」
ヒャクメは、またも恐る恐る問う。
美神令子が、いったい何を考えているのか、皆目見当はつかなかった。
そもそも、探しているものはいったい何なのか。
その「モノ」となるきっかけは何か?
そんなことすらも読み取れないのだ、ヒャクメとしては。
しかし・・・・美神の口から意外な言葉が発せられた。
「簡単なこと。先ほどから、妙な文字が並んでいるのに気が付かない?」
「そういえば・・・・なにかこの空間、声のような音が聞こえると同時に見えますねー。」
話は進む。
声と同時に発せられる・・・・
それはつまり、言葉か何かであることには間違いはない。
そこへ、美神の鶴ひろみの声…もとい鶴の一声がかかる。
「この音・・・・なにか聞き覚えあるんだけど・・・・・」
「聞き覚え?」
ヒャクメは声を返す。
聞き覚えのあるもの・・・・それも、転がるような妙な音・・・・。
その音の正体がつかめないのだが、何度も聞くうちに、つい最近どこかで聞いたものに
そっくりだったのだ。
「貞子・・・・・!?」
ヒャクメの超心眼。
それにより、恐るべきものをキャッチ。
魂をつぶされかけたときの音と瓜二つ。
ぐじゃあああぁぁぁぁっっっ・・・・・
それはおぞましき記憶がよみがえる。
そのカイマに、わずかな音を感じ取る。
コロコロ
カラカラ
カラカラ
コロ
カラコロコロ
…伊熊平八郎と志津子との実験。
それに気づくまで、ヒャクメは数分かかったが、美神令子は一瞬で読み取っていた。
3 4 6 5 2 1 2 5 4 6 1 3 1 6 2 4 3 5 4 1 5 3 6 2 5 3 1 2 4 6 6 2 3 1 5 4
しかも、その数字・・・・ループ界から高山竜司が二見馨に向けられたメッセージだったが、
これに美神令子はある法則を見出していた。
3 4 6 5 2 1
2 5 4 6 1 3
1 6 2 4 3 5
4 1 5 3 6 2
5 3 1 2 4 6
6 2 3 1 5 4
この意味はサイコロなのだが、あまりに奇麗過ぎて奇怪なのだ。
横に6つ順番に並べてみると、縦にすら重複がないことを、美神は一瞬で気付いた。
それに、この数値・・・・ヨーロッパの魔法学最高の6次魔方陣。
その割り出しのための暗号行列だと読み、魔獄炉内部に発見したナンバーロックの前に急ぎ始めた。
☆ ☆ ☆
ここまできて、ふと創作者である私は、画面の異常に気付いた。
画面がゆがみ始めた。
「う・・・・なんだこの番号は!?」
私のモバイルの前に数字が並ぶ。
それも、私の愛用している暗号変更コードの対応式・・・・
346521 254613 162435 415362 531246 623154
これが画面上に浮かび上がる。
同時に、ぐらりと頭の中で眩みが始まる。
恐るべき自体だ。
まさか・・・・まさか、このパソコンに・・・・
そう思った私は、モバイルから離れて部屋を出ようとする・・・・・
だが、部屋のキーコード式ロックが作動しない。
動かない。
「く…空間が・・・・・閉じられてる・・・・・!?」
そう私は思い始めたとき、今度は窓から逃げようとした。
だが、そこに・・・・・
美神の顔が一瞬だけ浮かび上がる。
どく どく どく どく……
私の心臓が早々と脈を打つのに気付く。
恐ろしすぎる。
こんなことがあっていいものか。
逃げたい。
でも・・・・逃げられない。
そして………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
美神の手が・・・・私のモバイルからヌッと飛び出ると、そのモバイルの枠をつかむ。
そんな馬鹿な。
私独自の発案した暗号をいとも簡単に解くなんて・・・・
そう考えたくなかった。
しかし、モバイルをがっちりとつかんだ手をぐいぐいと押し寄せる。
此方の世界に現れようとしている。
もはや逃げられない。
ひれ伏すしかなかった。
そして、迎え入れるしか・・・・・!
そう考えながら目をつぶり、出てくるのを待った。
ひたすら待った。
今かと思い、目を開けると……
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!
怒りに血走った目をした美神が、眼前にいる。
炎のようなオーラを飛ばして、神通昆を思いっきり握り締めている彼女の姿が。
その彼女が、ついに口をあけた。
「アンタ・・・・・こんなことしていいと思ってるの!?」
一番初めに切り出す台詞には、私の後ろめたい部分を直撃する。
彼女は説教しつづける。
「『ウルトラマンカオス』だか、『アンドロジュダロス』だとかワケわからないことを作り出して、
あたしたちの経済世界を滅ぼすだなんてとんでもないことをしてくれたわね・・・・!!!」
こわすぎて、私は気絶呆然としていた。
まさか、本当に出てくるなんて、考えられなかったのだ。
だが、
びっっっっっししいいいいいいいいいいっっっ!!!
振り落とされる神通昆の、それはまたマジで見てとてつもない破壊力。
あんなモノを横島は食らっていたのか・・・・・と今、私は考えていたが・・・・・
どっっっががぁぁああ!
痛い。
痛すぎる。
美神の怒りの前に、私はついに彼女の前に改めてひれ伏した。
そこへ、私の体は、何度も何度も体中が蚯蚓腫れどころか、ほとんど記憶が薄れていく位に摂関を受けていた。
気がついたら・・・・・時計は25時を回っていた。
なのに、そこへ改めて彼女は言葉を凪ぎ捨てる。
「本当に殺してあげましょうか?イヤなら今すぐ、書き直しなさいっっ!今すぐよ、今すぐ!」
この言葉に、私は従わないことにはならない。
だが、起き上がれない。
それを、彼女は知らずに暴言を吐く。
「気絶してるぐらいなら、さっさと書きなおせっっ!!! どうせなら、こう付け替え・…」
と、言いながら私のモバイルを掴みあげて勝手にファイルを開ける。
「ちょ、ちょっと待てぇ、俺のファイル勝手に見……」
またも美神の顔がピクリと変わる。
よく見ると、コメカミを浮かべているではないか!
これは、ちょっとヤバイ・…
「後藤くん♪これはどういう意味かなぁ♪」
よ、よよ、予想通りだぁ。
実際に美神をナマで見ると、とんでもなく恐ろしかった。
なんなんだ、この迫力は!?
そして、私・ギャグレキスト後藤の見た、作成してあったそのファイルは……
美神令子をバラバラ死体にしたあの「お寒いのはお好き…!?」の裏設定だ!
これも過去ログ参照を・…って・・・・・うぎゃあああああっっ!
どぎゃああっっ!
ズガメギっっ、ゴズドゴオオっっっ・・・・・・・・っっっ!
「も、もう……しません・・・・・・・・・・からぁ・・・・・」
私は気絶しかけながらも、そういう以外になかった。
またも摂関の嵐を非難轟々である。
こんなことなら、途中で打ち・・・・・
ドッズギャっっ!!!!!!!
・・・・・イダぁぁっっ!
「今、こんなことなら途中で打ち切りにしとけばよかったとか、そんな事考えてた口のようだけど・…
そんな事されてもこっちはいい迷惑なのよねぇ・…大体、なんであたしが冥子に対して
ヤキモチしなきゃなんないのかしらねぇ・・・・・♪」
とにかく私は、考えを改めなければどうしようもないと悟った。
この女狐・…
「女狐ですってぇ!?」
・…いや、こんな可愛らしい彼女を納得させる展開にしなければならないと。
☆ ☆ ☆
その頃、悪戦している9人の前に、それを水晶から観察する老界王神たち。
いったい、美神はこの世界の創作者にいったい何を吹き込んだのか!?
次回、アッケない最終回だ。
いったいどういうオチが待ち受けるのか、好・ご期待ください・・・・・。
「おらおら、びっしり働けっっ!今度こんないいかげんな話にしたら、どうなるかわかってるわね・・・・・!!!」
「は・・・・はい・・・・・!
びしばし、ビッシイイィィ・・・・・!
・・・・・だーーーーっっ!痛い、書いてるから陣通鞭で打たんでくれぃ!」
美神に実際に神通鞭を打たれながら、書かされている私・創作者の姿であった。
今までの
コメント:
- あまりにも痛々しそうなので、
『ホイミ』っと。
ねぇ、リレミト使う?(笑) (トンプソン)
- 取り敢えず「アストロン」で様子見……出来なかったりして(薄笑)。 (Iholi)
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