ザ・グレート・展開予測ショー

ウルトラマンカオス「5、詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 〜複線大作戦!!〜」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 5/23)

ずぅうう・・・・・

魔獄炉の内部。
それは薄気味悪い彩りをした、ざわざわとした空間。
美神令子は、山村貞子に魂をつぶされたと思われていた。
だが、それは違ったのだ。
実際は、魂には時間の概念がないので、やりたい放題。
過去を書き換えたり、未来を覗き込むことすら可能だ。
言わば、時間移動能力を持つ彼女と時間空間は一体であった。
それが故、閻魔大王&ヒャクメでなければ、他の誰にも気付かれはしなかった。

「・・・・ほーーほっほっほ、やっぱり地球上で生き残っているのはあたしだけねぇ。」
「ちょ、ちょっとちょっと美神さん。
 そんなに魔獄炉の中で大声出したら、壊れちゃいますよ。」

ヒャクメの言っていることは正しい。
幾らその様なことが出来るものでも、限度というものはある。
尚更、この厚かましい女にそんなことが知れたら一大事・・・って、もう知れてるか。

「失礼なナレーターね・・・・!」
「そんなことより、今や宇宙すべての運命がかかってるんですから・・・・」
「わかってるわよ、だから、その手を打とうとしているんじゃない。」

美神令子は、あくまでも冷静である。
ヒャクメは、あくまでも美神の前に青ざめていた。
次は、この美神がどんな非常識をやらかすのか・・・・ということに恐れをなすのは当たり前である。
そんなヒャクメはおそるおそる聞く。

「あの、どうするつもりですか?」
「例の11人には時間稼ぎをしてもらうわ。
 勿論、こんな『ウルトラマンカオス』だとかいうややっこしい世界を作り上げた人物に会いに行くのよ。」

そんな人物に会ってどうするつもりなのか・・・・・。
少なくとも、ヒャクメにはわからなかったが、後ろにいる人物には気づいていなかった。
それも、お懐かしい人物である。
かつて美神たち・・・いや、時間移動能力を持つ者を滅ぼそうとしていた一人・・・・。
だが、不幸にもそのある時代でもカオスに付きまとわれ、挙句に同様に魔獄炉送りになった者・・・、
そう、ヌルだ。
美神令子は、ヌルに、その今のドクターカオスから洗脳を解くように命令していた。
アシュタロス一派が薄れていく一方、アシュタロスの最終ボディーを行方知らずにされていた。
何者かがやったのは間違いなかった。
その人物が、分かれば苦労はしない。
そのため、そのヌルが、美神令子に依頼していたはずなのに・・・・・
いつの間にやら立場が逆転していたのだ(笑)

「ヌル、今11人がニューベジータ星一辺で好戦しているはずよ。
 その隙に、時間を稼いで頂戴。」
『だが、美神とやら。なぜ私がやらねばいかんのかね?』
「るっさいわねーー。また神通鞭でシバイてやろうかしらぁ。」

美神は、そう言いつつも腰の方から神通鞭を取り出そうとする。
ヌルは、それに対して慌てて、

『わわっっ・・・・・わかった。
 こう見えても、元は同じ科学者のハシクレ。
 なんとしても、カオスを正しい道に戻してやろうぞ。』
「その息、その息。」

という具合に、カオスを洗脳から解く作戦 + αが実行されようとしていた。

       ☆          ☆           ☆

その頃、私・創作者は、自他のパソコンのワードパッドに、この『展開予測ショー』に投稿するための
ウルトラマンカオスの新編を書き続けていた。

「えーと、次は、アンドロジュダロスが分身して『The Ballade of Tadao &Meiko』に訪れる設定のほうは・・・・と。
 いや、やはり美神たちを倒してこの世界を完全に支配化とするものとして、先を進めるべきか・・・」

以上のように、私・ギャグレキスト後藤は考えていた。
だが、このとき私はまだ、パソコン画面に異変がおきていることには気づいていなかった。
美神令子が、魔獄炉の中で何かを企んでいようとは、こちらに知る由は無い。
無論、この創作者である私のルームに入る方法など、なかった‥…。

       ☆          ☆           ☆

「う〜〜む、このままでは・…あと10分持つかじゃなぁ。」

水晶を通しながら、老界王神は語る。
その姿は、若かりしカオスと重なる部分がある。
水晶の見ている先には、消滅したニューベジータ星の近くが映される。
アンドロジュダロスの新配下・ドクターカオスの変身したブラックカオスが11人と戦っている。

11人…?
説明すると、奇面組星からワラトルマンファミリーの6人。
前回、エースは2人の合体変身しているので、正確には5人じゃないのよ♪
それから、R星より飛び立つ究極戦隊コウガマン搭乗のゴーテンキング、
および、非常識星からコータローたち搭乗のコータロボ、
ボカン星からは三冠王、大馬神、イタダキマン(2段変身)の3人である。

「10分…て言うと?」

あの世で、忠夫と再会したキヌは尋ねる。
六道夫妻は、照れくさそうに唐巣たちを見つめる。
ここ、あの世でUAK(Ultra Attack Kingdam)の全メンバーと再会したのだ。
そして一同、この場にして、漸くアンドロジュダロスの名前と存在を知ったのだ。
遅すぎるって(笑)
詳しくは、今までの過去ログ全部読め!

       ☆          ☆           ☆

ずっだぁぁ・…!
ブラックカオスは、イタダキマン(2段変身)の背負いをまともに受ける。
にもかかわらず、瞬時に立ち上がって
「でゅぅーーわっ!!」
と、『スペース有無光線』を発射させる。
戦闘能力1461278000000000000000000000000000000000もの威力だ!
それも、イタダキマンに向かって。
あまりに早すぎる。

イタダキマンですらも避け切れない!
そう思ったときには、すでに消えていた。
ゴーテンキングの額から「ハロゲン漂酢酸ビーム」が瞬間に捕らえられていたためだ。

そんな中で、一撃だけではなく、無数に放たれていたワラトルマンエースのバンチョカルギロチン!
その光の刃がブラックカオスに命中。
さらにワラトルマンキングのミラクル光線がブラックカオスにあたるのにも関わらず、お構いなく
突入してくる。

「うがああぁぁっっ!」

体当たりを食らうイヌトラセヴンはあえなく気絶。
もとが犬だけに、大した役もなく早々と犬死にしていく。
ワラトルマンは怒る。
もう、人数が欠けては『奇面フラッシュ』は使えない。
そう思った、怒りのスペシャル光線が放たれると瞬間、ブラックカオスの凄まじい睨み。

三冠王、大馬神はそれに対抗して、睨み返すが、それも凄まじかった。
バチバチッと、精神体での戦いに近く、火花が放たれる。
そこへ、「八宝大華輪」をブラックカオスは放ち、目をくらませるのだ!

「うわっ!」

大馬神は怯む。
その隙に、戦闘能力998467551234342256778198800000000000000000000000000000000000もの
波動砲を浴びせる!
大馬神はいとも簡単に消滅!
ほんの1分もたたない戦闘の間に、一瞬で2人は消え逝く。
あまりの圧倒的パワーなのだ。

       ☆          ☆           ☆

「どうにか・・・・・、どうにかならないの・・・・・・・・ですか?」

ピートは呆然として手を地に付ける。
そんな無残なところを見せられては、絶望に陥るのも同然なのだ。
唐巣、小龍姫、エミも、この光景の前には、目をつぶるしかなかった。
雪乃丞は、いとも前向きに、怒りに燃えて拳を握る。
大槻教授、北野武、大竹まこと たちも見るに耐えない。

その時、冥子は気がついた。
令子とカオスだけがいないのだ。
その意味は、両者ともなんとなくは気がついていた。
二人とも、きっとどこかで生きている。
少なくとも、令子ちゃんは、あの魔獄炉のなかで一人で生きていると、さきほど通報があったのだ。

「令子ちゃん〜〜〜〜!」

そう、冥子は叫ぶ。
助けてといいたいのだが、そうは言わない。
二人、忠夫と冥子は結婚しているのだ。
ほかの助けなど、言語道断、横断歩道である。
大体、あの美神が人を振り回すだけに、同じように冥子も人を振り回す性質だから・…。
この洒落には、忠夫も笑って言うのだが・・・・・。

「いやははははっっ、さすが人を振り回すやつらが集まるとはまさにこの事なんだ・・・・・
 し、しび、しびびびび、しびびびび、びびびぃ!やめろぉ冥子ぉ!」
「笑い事じゃ〜〜〜ない〜〜〜〜!」
「ともかく、そのサンチラを引っ込めて繰れよぉぉぉ……。」

まったく夫婦漫才をやっているんじゃないとばかりに一同は、そのバカップルを見る。
はてさて、その頃美神はとんでもないことを考えていた。
その実態とは!?
とんでもない展開が待ち受けるこのシリーズ、ついに次回で一時山場となるのだ!

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