ザ・グレート・展開予測ショー

ミットナイト・ダンディ(その17)


投稿者名:ツナさん
投稿日時:(01/ 5/20)

 
 唐巣の一言を皮切りに美神が神通棍を構え、ピートが宙をかけ、横島が霊波刀を抜き、おキヌちゃんが笛を構え、バルム13が吠える。
『小賢しい、生の内のみにあることを求められん惰弱な汝らが群れたところでなんになるというか!』 
「そんなこと言ってもあんたの命運はもう換わらないわけ!小笠原エミとそのフィアンセピート、その他下僕たちの前に平伏すのよ」 
「誰がフィアンセですか」
「なんで私があんたの下僕なのよ!あんた前にも同じようなこと言ったでしょ!」
「下僕・・・・・おねぇ様ぁ」
「横島さんのばかぁ!」
「・・・・とにかくそういうことだ。世界有数のGSが6人がおまえを除霊する」
喧騒をよそに唐巣が断言する。
そのはるか後方で、
「えと、僕たちは数に入ってないんですか?」
「私はいいんですけどね」
「こー見えてもオカルトGメン極東支局長に最近昇格したんですよ」
「あ、それはおめでとうございます」
「どうも・・・」
忘れ去られると言う屈辱にがっくりと肩を落としもはや苦笑いを浮かべている西条とそれを哀れむ水野の姿があった。
「西条、おまえはもはや物資を無料で供給してくれるただの物資運搬員と化しているのだよ」
そこに横島がちょろちょろとやってきて、耳元でささやく。
「・・・・横島君、このショットガンは霊も撃てるが人も打てるんだよ・・・」
西条は横島に茶化されて、こめかみを引くつかせながらショットガンの構える。
「横島君、なにぼさっとしてるの!」
「令子ちゃん、僕には何もにのか?」
「あ、西条さんはそこから適当に武器を放ってくれれば」
「・・そう・・・」
もはや扱いはピート以下であった・・・実際そんな弱いわけじゃないんだけど、なんとなくそうなってしまったのであった。
 場の雰囲気、というやつである。この世界では一瞬でも目立ち損ねたら、その場から存在が消え始める。どこか遠くで忘れ去られたキャラたちが手招きをしてたりする。
『さて誰から始末してやろうか・・・ってもう時間切れのようだな。作者め、初恋の人の結婚式に呼ばれたものだから気がめいっておる・・・』
「オ、俺は弱くないぞ!かっこいいぞ、もてるんだぐはぁ」
あまりのショックに錯乱した西条が何やら喚いている。そこに200tと記された招き猫が振ってきた。
 己のような男を見てるとやつを思い出すんだよぉ・・・。
 新郎、めっちゃかっこいいやつで女ったらしで。よーく知っている奴なので思わず殴りたくなった・・・・。
 ・・・ま、幸せになりやがれ。
 
 いいかげんだけど続く。すいません、なにげに私情はさんで(笑)

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