ザ・グレート・展開予測ショー

除霊刑事ヨコジパン! (3、「恥ず恋・・!?(中編)」)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 5/18)

「あれまぁ」

ペルシャは声をあげて驚く。
今回は、もうしばらくこのシリーズを書いてなく久しぶりなのに、横島は18.5リットル近くもの血を垂れ流しに、
気絶したままだったためである。
ペルシャは思わず、その横島にそーーっと近づく。
にも関わらず、今度ばかりはぜんぜん起きない。
このまま、地球上の美少女たちは西條率いるSAIJHONEたちに全て、生気を吸われて終わったのである。

                       〜このままFin〜


「・・・・んなわけねーだろ!!」

といいつつ横島は条件反射で起きる。(流石だ・・・・)

       ☆           ☆          ☆

その頃、職員室ではある事件が起きていた。
パソコンから、あまりにおぞましい顔をした女が現れた。
・・・・そう、西條の片腕のエミだ。
それも、ゴキブリのように気色の悪い色を顔に塗りたくっており、それが職員たちに恐れられていた。

「お・・・・お助けを・・・・!!」

職員たちは手を真っ直ぐ上に挙げて、参ったと言わんばかりに反撃しようとはしなかった。
あまりの迫力に、怯えていた。
職員の半分は、もう既に授業に向かわれていたが、その中には、横島のクラスの担任はいない。
勿論、捕まっていたのだ。

       ☆           ☆          ☆

「遅いですねえ、横島さん。」

ピートは横島に促す。
横島はうんとうなづく。
とりあえず、文殊で机と席を出した(それを始めっからやれよ!)のである。
それは立派であった。
校長先生の頭のようにピカピカに輝いており、授業を受けるには眩し過ぎた。
その席というのも、そのペルシャの隣である。

「ずうずうしいわねぇ。」
「女の敵よ!!」

などと囁かれながらも、それに耳も貸さず見つめていたという。
ペルシャという美少女は照れていた。
だが、その頃・・・・・・

「きゃーーーーっっ!」

と、階下の教室から悲鳴が聞こえる。
小鳩のクラスだ。
それに気がついて、横島は真っ先に教室の反対側めがけて走る。
というか、たった一人で教室から飛び降りる。

「おい横島、ここは5階だぞ!」

という友人の声が聞こえたが、その前に既に・・・・・鼻から地面に激突していた。
間抜けなり、横島。
だが、意外だったのは美少女・ペルシャが狙われるというわけではなかったのだ。
これに気がついたのはナレーターだけである。
決して、創作者が複線を張っていたわけでは・・・・あるのだ、これが。
単なる度忘れだった。

「・・・・おおーい、生きてるか横島!」
「いや、先ほどの例もあるし、生きてるだろーー」

ざわざわと窓から下を覗き込んで騒ぎ立てていたが、下の地面には既に横島の姿は無かった。
なんて生命力だ。

       ☆           ☆          ☆

「たすけてぇーー・・・・」

小鳩のもだえる顔。
その顔をじぃと見つめながらも、小刻みに笑い見る。
・・・・・その正体は、エミの生み出した怨念体。
その怨念は、授業を妨害し、授業担任も気絶させていた。
それも、ピートにフラれた恨み。
彼・ピートは、ヨコジパンの味方をすると言って抜け出したためである。

       ☆           ☆          ☆

「ピート・・・・そういうなら、ここにいる学校の奴等を妨害するまでよ!」

・・またも職員を一人気絶させる。
ドサリと倒れたあとには、血痕が残る。
エミは、つづいて指をパチンとならす。
怨念体を操る合図である。

「ふっふっふ、この学校の配管図と設計図をよこしなさい。
 そうすれば、あんたたちは助けてあげるわけ。」

       ☆           ☆          ☆

がしゃあん!
勢いよく窓を破る音。
彼、横島は地面を鼻で蹴って10数メートルは飛び上がっていた。
非常識ながらも、その反動で何回転もする。

「ヨコジパン・チェインジ!」

と言いつつ、一回、二回、三回四回・・・・七回転目で、小鳩の教室の窓を頭でぶち破る。
その刹那、窓を破ったときには既に変身を遂げていた。
そのエミの生み出した怨念体を倒すため。

「―――――誰!?」

と、小鳩は咄嗟に驚いていた。
ヨコジパンはスタッと教室の壇上に立ち止まると、ポーズを取る。
今回のヨコジパン登場テーマは、『恐竜戦隊アイゼンボーグ』である。

「女との愛と来世が為に、戦うために生まれた、孤道に生きるスーパーソルジャー!
  そんな除霊刑事ヨコジパンがいる限り・限り・限り!
  この世の女は・・・・・・俺のものさっ!」

・・・・決まった!
そう右手を握り締めて親指を立てるヨコジパン。
だが、その前に・・・・

どがっ!
ばがぁぁ!!
べぎょおっっ!!!!

その乱入した教室にいた女に、鞄や教科書、筆箱やごみ箱・・果てには岩(どっからもって来た!??!)
まで投げつけられていた。
それは、非常に情けない格好であった!
さあ、次回ヨコジパンの反撃だ!


って、果たしてそうなるのかと創作者は思い、逃走していった。
(にげるなぁっ!)

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