プロメーテウスの子守唄(33)
投稿者名:Iholi
投稿日時:(01/ 5/16)
「……もう随分と夜も更けてきましたし、退屈なお遊びはこれくらいにしておきましょうかね。」
プロフェッサー・ヌルは瞳孔を細めてそうぼやきながらも、美神と横島による神通棍と呪符と霊波刀の間断無い攻撃を、頭部から垂れ下がった八本の触手で器用に凌いでいる。
「た、退屈だって!……」
戸惑いに揺れる横島の出脚が、数瞬遅れる。
陰気な燐光を纏った悪魔の目玉は、それを見逃さなかった。
「さあ、これでも喫(くら)いなさい!」
蛸頭から一本の触手が立ち上がったのを、美神は見た。その先端が直角に折れると同時にその先から白い真っ直ぐな光線が発射される。その光線の軌跡を目で追った先には横島の姿があった。
「うわぁっっ!!」
「横し……へっ?」
横島の上半身に光が当たっている事を知覚したその瞬間、美神の視界も純白に染まらんとする。同時に内に潜む雌豹のカンが最大限度の危険を告げると、彼女はその声に従い素早く左に飛び退る。床の上を2回半程転がってから、勢いを殺さずに再び立ち上がろうとした、がバランスを完全に崩して再び倒れこんだきり、立ち上がる事が出来なかった。完全に硬直した右半身は倒れた際の痛みや、夜の石畳の冷たさを全く伝えてはこない。
地べたを這う自身の姿があの悪魔の目にどう映っているのかを想像すると、無性に腹が立つ。しかし一番腹が立つのは……。
「この、馬鹿横島ーーーっっ!!」
かんっっ!
「あひぃっ!」
何とか起こした上体を無理矢理捻り、スウィッチ一つで縮めた神通棍を横島の側頭部目掛けて投げ付ける。得物はくるくると回転しながらも鋭い軌跡を描いて的のど真ん中に命中した。そして直後上方に鋭く跳ね上がると、今度は緩やかな放物線を復路に選んで美神の左手に再び収まった。
縁日の射的屋台の景品宜しくゆっくりと左側に倒れる横島の右手の中では、「鏡」と書かれた文珠が小さな煙が噴き出してその形を徐々に失っていく。ろくな抵抗も出来ずに倒れこんだ左半身からの一切の感覚を横島が受け取る事は出来なかったが、右側頭部に出来上がった巨大な瘤からはジンジンと痛みが込み上げてきて、彼は思わず泣けてきた。
床に這いつくばる二人の対戦相手を楽しげに見下ろすと、ヌルは一本の触手を誇らしげに立ち上げた。
「……これが5本目の触手「痺」です。この触手から発せられた光線を照射した部位は、神経の活動に不全を来たして暫くの間自らの意思では動かせなくなってしまいます。長時間照射した場合にはあらゆる身体機能が停止状態となり、恰(あた)かも生ける彫像のように……って、あの、聴いてないんですか、ねえ?」
「あの麻痺光線を何で私に向けて反射したのよ! このバカ!! お間抜け!! あんぽんたん!! すっとこどっこい!!」
「うああああ、不可抗力やーーーっ! 仕方なかったんやーーーっ! ふぎゅっ!」
ヌルの足元では、美神がさっきの要領で横島に向けて神通棍を投げ付け続けている。そして体勢上高い確立でその大臀部に投擲物が命中する度に、横島は子供に突付かれ続ける蓑虫の様にうねうねと身体を仰け反らせては妙な鳴き声で囀った。
その遣り取りを呆然と見守っていたヌルの戸惑いが怒りへと変わり、いよいよ触手の一本を振り上げようとした、将にその時。
「……させるか!!」
「!」
怒号と共に、横合いから金髪の青年が割り込んできた。その青年ことピートの左掌には冷たい程に清浄な光が宿っていた。
地面に倒れ込んだ格好のピートは、自分の対戦相手である人造吸血鬼スックベ01の股の間から、見た。
プロフェッサー・ヌルの触手から発射された白い光線は、横島に真っ直ぐ照射された。僅かに遅れてから横島の掌に別な光が宿った後、向こう側で回避動作をとっていた美神が倒れ、やや間が在ってから横島もこちら側に倒れ込んだ。その後、地に伏した二人は上体をもぞもぞ蠢(うごめ)かせるばかりで起き上がるそぶりを見せない。いや、ひょっとしたら先刻の光線の所為で二人の身に変調を来たしたのかも知れない。
それから再びヌルの触手が動き始めたのを確認した瞬間、ピートの身体は跳んでいた。
自らも満身創痍で仰向けに横たわっていた筈だが、そうせずにはいられなかった。
「(美神さん! 横島さん!)」
スックベ01の股下からそのまま抜け出し、ヌルの頭部目掛けてダンピール・フラッシュの宿った拳を打ち噛ますイメヂを描きつつ、ピートは首を持ち上げる。ほぼ同時に自らの身体が霧状に変換されていくのが実感された。
「(主よ、キリストよ、聖霊よ……、)」
神聖な者への祈願の言葉を心中で呟きながら、起きた勢いのまま筋肉質な腿の隙間から頭を突っ込んだ。そして聖光を集めるべく軽く碗状にした右の掌に軽く意識を集中すると、肩周辺に蓄積したダメヂまでもが蘇り、ピートの細面を歪ませた。
ヌルまでの距離は残り7メートル。
後方に風を感じた。しかしピートは振り返らなかった。
「ぅくっ?!」
心持ち蹴り出した右足に、鈍い衝撃。ピートは振り返らなかったが、人造吸血鬼が踝を掴んでいるのはひんやりとしている割に妙に生々しい指の感触で判る。本来、半分霊体と成る霧化状態では多くの物理的干渉は無効化出来るのだが、魔力の篭もった存在による干渉には余り役に立たない。寧ろこの状態では能動的な防御行動を取る事が出来なくなるので、変幻自在の足回りを活かした回避行動に専念するのが常道である。
「くぐぅっ!」
スックベ01の太い芋虫のような指に恐ろしい程の力が入る。足首から先を引き千切らんばかりの強烈な握力に、ピートは悲鳴を押し殺しつつも身を硬く捩じらせる。正面の目標を目指して飛ぼうと藻掻くが、その度にこの茨の縄の制裁は苛烈なものと成っていく。
幾つかの抵抗が途労に終わると、ピートは神への祈りを再開した。ただし祈りの文句は心の中で、目は閉じないで目標を見据えたままで。
「……(主よ、キリストよ、聖霊よ……)ぅはっ!」
弾かれたかのように突然、ピートの身体スックベの戒めから逃れて飛び出した。否、蜥蜴の尻尾切りのように、足首の部分で自身の霊体を切断したのだ。祈りの言葉はこの苦痛を和らげるものだったのだ。
人造人間の方は目の前の突然の現象に戸惑っているのか、実体化した右足を提げつ眺めつしている。しかし右足の本来の持ち主は振り返りもせず、ただ前方の目標を睨み付けたまま再び祈り始める。今度の祈りは自身の苦痛の為ではない。
ヌルまで、あと4メートル。
「……(キリストの巷に蔓延(はびこ)りし悪魔をどうか退け給え……)。」
半分実体化した左の掌に熱が集まる。これは目の前の邪悪な霊を焼き尽くす正義の光。
その邪霊が再び床に伏す友人たち目掛けて制裁の鞭を振るおうとするのが見えた時。
あと2メートル。ピートは叫んでいた。
「……させるか!!」
「!」
ヌルは一瞬目を見開き、そして……微笑んだ。
そして準備していた触手をそのまま、ピートに向けた。
「!!」
ピートは反射的に実体化を中止した。光術ならば霧状化した肉体では微細な光の乱反射が起こる為に効果は殆ど無い筈である。そして相手の背面を取るべく非物理的な急旋回を仕掛けようとしたその時。
「っふっ!」
全身に激しい衝撃を覚え、ピートの精神集中が途切れる。体を左に流した格好のまま空中で実体化したピートはそのまま床の上に墜落した。
ピートの全身の肌の色は、樹上のカメレオンの様に黄緑色に変色していた。
「ぐはっ!……げほげほっ、ぐふっっ!!」
そして口の中から赤黒色と緑色の混じった吐寫物を打ち撒ける。
横島も美神も、ピートの壮絶な様子から目を逸らすのも忘れ、恰(あたか)も全身が麻痺したみたいにただ呆然と見守っていた。
そうしてから1分余り、すっかり吐く物の無くなったピートが一息吐いた処で、ヌルが唇を湿らせた。
「……これが6番目の触手「毒」。ここから噴出する毒ガスは物理的には勿論の事、霊的物質にも有効ですので、霧状の身体には……ガスの成分が霧の粒子の一粒一粒に吸収された結果、ダイレクトに効いてしまったみたいですねぇ。」
哀れむような口調で、教授は手短に解説した。
「……(美神さん、横島さん、ピートさん……)。」
幼子を胸に抱いたキヌは、その一部始終を観ていた。美神や横島が倒れた時は無論、ピートが倒れた時には流石に叫んでしまいそうになった。
しかし自分には他に出来る事がある。泣き叫ぶ事なんかよりもずっと大事な事が有る。斯く成る上はヨーロッパの魔王・ドクターカオスとこの施設の責任者・テレサの助けを請わなくてはならない。今、分厚い扉を通して聴こえてくる声はこの二人のものに間違い無いだろう。喩え彼らが戦力として余り期待は出来なくても、今の自分に出来る最善の策はこれ以外には思い付かない。
キヌは意を決した様に、もう一度文珠を握り締める。掌の中で薄ら輝いて現れた文字は「守」。
『お願い……ピエッラちゃんを守ってて!』
目を閉じてそう念じつつ、キヌは一つ深呼吸をする。彼女の肉体からすっと力が抜けたかと思うと、寸分違わぬ姿の霊魂が肉体から剥がれ、ふわふわとダクトを目指して浮遊していく。
格子を静かに外すと、キヌの霊魂は暗い穴蔵の中に音も無く吸い込まれていった。
今までの
コメント:
- 質問:どうやってもピートが格好好く成りません。どうすれば良いのでしょうか?(苦笑) (Iholi)
- ***告知***
『展開予想』常連の憩いの場「秘密の社交場」では随時参加者を募集しています。
まぁ「常連さん専用のBBS」と思って戴いて結構です。
参加者にはもれなく愉快なニックネームが貰えます。多分。
当「社交場」はあくまで秘密なのですが、行き方のヒントは以下の通り。
社交場の場所は、タイトル「ショ」又は作者名「トン」で投稿検索。
その後は鈴女の名が入った作品タイトルをクリックしてみましょう。
若しくは「前の一覧へ」を30回ぐらい(笑)繰り返して、No13まで戻ってもOK。
ほら、秘密(笑)。
「社交場」発のリレー小説企画『タダオの結婚前夜』も参加者を募集中。
こちらはタイトル「【」で投稿検索すればどんな物かお解り戴けるでしょう。
やはり詳しい事は「社交場」の方にあるので、一度探してみて下さい。 (Iholi@社交場・広報担当(秘密))
- ***さらに告知***
「秘密の社交場」の裏手でこっそり開かれている「裏社交場」でも参加者募集中。
こちらでは特に参加特典は有りません(ニックネーム、てのもなあ(笑))。
なおミニリレー小説『カト婚』(略称)は一応先日を以って終了しました(笑)ので、只今新企画を募集中です。
行き方のヒント、その他は「社交場」までどうぞ。
よしなしごと。
最近、展開予測の過去ログを読んでいません。頑張って読むぞ!(注:頑張ってする事ではありません)。 (Iholi)
- うわあ・・・・どきどきです
ぬるがあああああ悪役っぽいうぞおお(間違ってますちゃんと悪役です)
ぴ−とくんですか?
えっと・・・・・・・・いや自分のなかではこれこそぴーとくんなんですが?
(三枚目な二枚目←やから怒られるってふぁんに) (hazuki)
- 流石、教授!説明に無駄が無い(笑)
しかも、それを無視して横島君を殴りつける美神さんは更に凄い!(笑)
この時、彼女にとって教授はもはやアウト オブ ガンチュウな訳ですか(しみじみ)
・・・・・・そう言えば最近、刺身食べてないですね(笑) (???)
- 本人が納得されてないのに何ですが、ピート格好いいと思います。 今回も凄く参考になりました。 (AS)
- 毎度どうもです。個人的な都合で2週間ご無沙汰していましたが、漸く復帰です。
hazukiさんへ。
なるほど、ヌルは悪役……っぽいですね(笑)。いやはや、どうしても何処かで笑いを取らせたくなるんですよね、彼は。
ピートは「三枚目な二枚目」……巧い表現ですね! そのコンセプトをベイスにした、まっちょなピートを目指してこれからも精進したいと思います(笑)。
???さんへ。
そうです、教授は効率を好む人物なのです。そうでなくては正直言ってこのお話が終わってくれそうにありませんし(苦笑)。引き換え、美神たちはあくまでマイペイス。それが悪魔と上手く渡り合うコツなのです(笑)。 (Iholi)
- さて、続き。
刺し身ではなく回転寿司なら先日食べました。久し振りに食べる鮮魚はやはり美味いです。ああ、日本に生まれて良かった(しみじみ)。
ASさんへ。
そう言って頂けると嬉しいです。緑に変色したピートに血反吐+αを吐かせた甲斐がありました(非道)。この状態でこれから活躍できるかどうか、彼のまっちょ振りにどうかご期待下さい。 (Iholi)
- ********************
誠に勝手ながら『極楽大作戦再び!!』(幽遊白書?さん、(01/ 7/17))でのコメント欄での僕 Iholi と神無月さんの議論をこちらに移動しました。
ご意見の有る方は、どうぞご自由に。
神無月さんへ。
レヴェル云々に関しては、概ねその様に捉えて頂いて結構です。
「レヴェル」と云う言い方をした際にそうした反応がくる事は大体予測していましたが、文章の省力化の為に敢えて露骨とも思える表現を使いました事をご理解下さい。
それに勿論、レヴェルに対する基準は個人によって差異が有る事もご承知頂けると思います(ゴキブリの例えでは「生物学」と「日常」の差異です)。
続く (Iholi)
- つまり今回の幽遊さんの展開予測が僕と JIANG さんが個人的に要求したレヴェルに達していなかった(展開予想トップにある「コンセンサス」が得られなかった)だけなのです。あくまで個人的に、です。
僕は個人の自由な創作を否定するどころか寧ろ奨励する立場に与します(勿論、「連突」だって自由な表現と云う意味では展開予測と等価であり、これを否定的に捉える神無月さんの態度には聊か同意しかねます)。しかしそれに対する評価というものも、やはり自由に行うべきではないのでしょうか? (Iholi)
- 続き
勿論「配慮」は大事です。僕の用いた「レヴェル」はやや誤解され易い表現ですから、その点での配慮には欠けていたのかもしれません(ならば「レヴェル」=「個人的要求レヴェル」を「好み」と置き換えてもさほど支障は無いと思いますが、どうでしょうか?)。しかし少なくとも JIANG さんのコメントはその配慮の枠組みを逸脱する程の乱暴な表現ではないと思うのですが、いかがでしょう?(「好み」ではなく、客観的に評価してみて下さい) (Iholi)
- どうも。神無月です。
さすがIhoriさんですね。
初めから論破できない相手と知って、敢えてあんなことを書きました。
まず↑の↑の返答から。
はい、その通りですね。基準は皆それぞれですからね。
ただ()の台詞。自分は前のページで「狂った」と書きましたよね?
あれはいわゆる性描写関連を指します。
ここは18禁サイトではありませんよね?少年少女も気軽に入ってきます。
あれは言っちゃなんですが、自由な表現以前にただの常識外でしょ?
あんな台詞(忘れたけど)を読んでもし納得されているとしたら、
自分はあなたを誤解していたことになります。
↓に続けます。 (神無月)
- ああ……またまたあまり関係ない方を。……すみません。
それで次に↑(本当は↑の↑)の返答を。
確かにJIANGさんのコメントはとても適切に思えます。
自分もほぼ同じ意見でしたから。
ただ、あの方のコメントからは残念ながら「続きも頑張ってほしい」という励ましの念が微塵も感じられませんでした。
うん。だから客観的に評価しろと言ってると思うのですが。
今回限りの反対意見だったら、別に自分もあれこれ言わなかったと思うんです。
ただ、前々から「いつか言ってやりたいな」という思いが今日表に出てしまったといったところです。
もう少し続けます。 (神無月)
- 本人だってミスを指摘したいだけで反対票入れてるわけではないと思うんですがね。
自分とのレヴェルがきっとかけ離れたものだったんでしょうね。
うーん……長々とすみません。
要は自分は反対意見にしてももっと違った言い方があるんじゃないの?ってことを言いたかったのです。ついでに言うならもっと賛成票あげたら?ってところです。
これまでの数々の言動、反省はしています。
でも、言いたいことが少しは言えたので多少なりとも満足はしています。
このうだるような暑さも原因のひとつかも。そんなことはないですね……。
(神無月)
- 確かに暑いです(自爆)!!!
この暑さでは思わず水をかぶりたくなりますっ
あ・すいませんなんかさっきのお話(?)を読んでしまったんで書きたくなって書きます
(いやホントどーでもいい自己満足なんで←なら書くなって自分)
なにやら神無月さんとJIANGさんの意見って言い方が違うだけで一緒に見えるきがして。
どっちももっといい作品が見たい感じがします。
あのっ神無月さんみたいに言ってもらえるのも嬉しいんですよ?
ちゃんと言葉にできないですけどJIANGさんの言葉が嬉しいって思ったのと一緒で・・・えっと・・・・・いやここの神無月さんのコメントとさっきの極楽大作戦再びに書いてあった最期のJAINGさんのコメントがなんか似てる気がして・・
(何をいいたいのかだんだんわからなくなってきた←馬鹿) (hazuki)
- ・・・・・・・・・・・・・なに書いてるんでしょう自分
・・・あう。大人しくいほりんに任せます・・(涙)
三人とも気分を悪くさせたらすいませんです(土下座) (hazuki)
- 神無月さんへ。
お越し頂き、ありがとうございます。
JIANG さんの件は、『〜再び』の方で JIANG さんが投稿へのご自身のスタンスについてお書きになっています。……やはり自分の考えを100%相手に伝える事が難しいからこそ、言葉は選んで使われるべきなのでしょう。しかし言葉を受け取る側も、例えその言動がぞんざいに見えようが、本当は相手に悪意があろうが、自分が楽しめる範囲で「上手に解釈」するよう努めるのも一つの手であると僕は思っています。だって、楽しまなくては損ですもの。 (Iholi)
- 続き
とは云え、勿論限度と云う物は有りますけどね。見当外れの大暴投は、たとえ一流捕手でも捕れませんから。そんな時は投手に一言。「お〜い、こっちこっち(苦笑)。」
「連突」について。「日本語は論理的な文章に不向きである」と云う見解の根拠の一つに「限定関係の不明瞭」が挙げられますが、どうやらそこにはまって、上手く捕らえらかったみたいです。
勿論その手の投稿の内、このサイトが求めている倫理の「レヴェル」を逸脱した物に対しては、「自由な表現云々以前の問題である」と言わざるを得ませんね。残念ながら。 (Iholi)
- 続き
もうひとつ。議論について。
今回の議論では、僕は相手を「論破」するつもりは更々ありません。「自分の意見を可能な限り上手に言語化し、又言語化された相手の意見と比較して、お互いの言説を確認し昇華しあう」と云うのが、僕が議論に臨む目的です。
上の「連突」の件のように、相手の意見を誤解する事も有り得ます(神無月さんが上手く捕って下さって助かりました)し、ひょっとしたら間違いだって有るかもしれません。しかし節度ある議論を行う課程の中で、お互いに得られる何かがきっと有る筈です。 (Iholi)
- 続き
と云う訳で、この「議論」は何かを得られた者が一方的に「勝ち」を宣言出来ますが、基本的には普通の意味での勝敗が存在しないゲイムなのだと、僕は考えています。
え、僕ですか? ……自分の意見を文章として再確認できましたし、神無月さんと云う心を言葉に表す事の出来る方の率直なご意見を拝見出来た事は中々の収穫でしたので、上に示した意味で結構「勝てました」。
神無月さんも「勝てました」よね?
さて、すっかり後に成ってしまいましたが……。
神無月さん、どうも、初めまして!
月並みですが、これからも宜しくお願いします! (Iholi@ 「神無月」ウチの田舎じゃ「神有月」(一字余り))
- hazuki さんへ。
いやいや。暑い中、ご足労でした。
hazuki さんのご指摘のように、神無月さんと JIANG さんお二人のコメントは、双方とも幽遊さんの作品にプラスと成るようにと付けられているものの、そのアプロウチの仕方が大凡異なる、有る意味表裏一体の意見なのでしょう。
僕個人としても、僕の書いた物への好意的な意見は勿論とても喜んで受け取ります。でも批判的な意見・ツッコミなんて云うのも結構嬉しいものです。だって、どちらもそれだけ僕の書いた物を読み込んでくれた証なのですから。だから hazuki さんの気持ちはとてもよく解りますよ、うん。
だからホントに、ありがとうね、はずっち。 (Iholi@ 「僕の書いた物」の「物」は「ブツ」と読む(笑))
- Iholiさんへ。
あなたと話せていろいろ勉強になりました。
自分ももっと上手に解釈できるように努めたいと思います。
そういう意味で、自分も勝てた……かな。
できれば本人とも少し話したかったんですけどね。
あのページで何やら言ってますが、あそこでこれ以上続けるもまずいでしょうし。
↓へ続けます。 (神無月)
- hazukiさんへ。
そう言ってもらえると自分も助かります。
コメントが似てる……確かにそうかもしれませんね。
でも、hazukiさん、あなたの作品はたいてい多数の賛成票をもらってますよね?
もちろんそれに見合ったクオリティの高いモノだからでしょうけど。
その中に一つくらい厳しい意見が混じっていても、
「なるほど!そこを直せばもっと票(意見)をもらえるんだな!」
と意気込んで更に頑張ることでしょう。
↓に続きます。 (神無月)
- ただし、普段からたいして票※をもらってない創作家はどうですか?
極端な話、賛成票が一つも無くコメント欄にあの方の反対意見だけ残されていたら?
客観的にはどうか分かりませんが……続けようって気になるんですかね?
自分は投稿したことは無いので、あくまで想像したらなんですがね。
特に酷いのが前の反対コメント。
タモさんでしたか……プリンス・オブ・ドラゴンです。
物足りなさ過ぎる……これって本当に質の高い作品が生まれるのを期待している者の書く言葉?
↓へ……。 (神無月)
- 自分には「ダメダメ、出直して来い」って言ってるようにしか聞こえないんですが。
ごめんなさい。客観的に、でしたね。
そして文末には、「誰か俺を止めてくれ」と。
はい、自分が止めました。
ま……ここでグダグダ言ってても仕方ないですね。
お二方、コメントいろいろと参考になりました。
ありがとうございました。
自分は滅多に顔を出しませんのであまり会う機会はないと思いますが、よろしくお願いします。
あの初めに残した罵倒のコメントを読まれた方、見苦しい所を見せてしまい誠に申し訳ありませんでした。言い過ぎました、すみませんJIANGさん。 (神無月)
- ごめんなさい。せっかく解決に向かっていたのに。
また余計な事書いていましたね。
ああ……やっぱり出てくるべきじゃなかったです。
失敗でした。 (神無月)
- 書いている一人として感覚ですが、
反対意見に付随する文がよがり(俺は○○が嫌いだから等)や、
創作者その者がきらいなんじゃ等の中傷で終わっているのでなければ、
勉強になっています。
逆に何も書かずに反対票だけ入れてある方が不気味です。
ショックが無いとは言いませんが、こちらの場所が幾分か質が高いのも、
この制度があるからではないでしょうか? (トンプソン)
- なんか凄いことになってますね。
どうもいほりんに神無月さんありがとうございます
なんかそういって貰えるとコメントしてよかったと思います♪
えっと
うーん難しいですね。うちの感覚から言わせて貰うと
確かに一番最初にこーゆうこと言われてたら書かなくなったかもなんですけど(笑)
でもこーゆう人がいたほうがうちは嬉しいです。
(ちなみにうちの密かな目標はJIANGさんから賛成票とお褒めの言葉を貰う事←無理だって)あと神無月さん最低じゃないですよ。
ちゃんとこっちの立場(書き手さん)のほうから考えてくれたんだし
けっこう最高です!(某宗教か?) (hazuki@一人質落としてるかも(汗))
- すいません最低じゃなくてそれ以下でしたね(涙)←「〜再び」の神無月さんの最期のコメント(自爆 (hazuki@最低は自分やろ?)
- どうも、お待たせしました。
議論自体は収束してるみたいですね。
でも一応僕からも一言。
神無月さんへ
>「続きも頑張ってほしい」という励ましの念が微塵も感じられませんでした。
これはね・・・。返答に困ります。
「〜再び」を読んでで感じたのは作者の幽々白書?さんには大変申し訳ないけど続きは期待できないなと言うことなんです。
感想でも書きましたが文珠の使い方、キャラの性格が原作の設定とまるでかけ離れたもので自分としては相容れないものだったのです。
それでああいう感想になった訳ですが、神無月さんは気に入らなかったようですね。
でも、感想とか批評というのは励ましだけではなくこういう一面もあると言うことを知っておいて下さい。
それが許せない、受け入れがたいと言うのならばお互いしょうが無いことですね。 (JIANG)
- 続きです。
だからといって、幽々白書?さんに続きを書くなとは言いませんよ。
反対票は僕の一票だけですし、「〜再び」がおもしろいという人の方が圧倒的に多いのですから、たったひとつの反対をこの世の終わりだと思わないで下さい(大げさか^^;)
これはあくまでも僕個人の意見であって、その他大勢のなかのたったひとつ意見に過ぎないのですから参考程度に考えてくれればいいです。 (JIANG)
- >物足りなさ過ぎる。
これを意味する言葉は「だからもう少し頑張ってくれ」です。
タモさんの「プリンス オブ ドラゴン セカンドストーリー」は原作を強く意識した作品だと僕はまず思いました。
それだけに、活躍したのが横島ただ1人と言うのが納得できませんでした。
できれば、令子やおキヌちゃんにも出て欲しかったし、せっかく出てきたパピリオにも活躍して欲しかった。(ついでに言うならシロ&タマモも)
そして一番の不満は題名と内容がまるでかみ合ってない点です。
「プリンス〜」だと言うことで成長した天龍童子の活躍が見れると思って期待していたのですがただそこにいるだけでまるで活躍しないと言うのでは期待はずれもいいとこです。
僕としてはみなさんがそう思わないのが不思議です。
それが「物足りなさ過ぎる」という言葉になりました。 (JIANG)
- >誰か俺を止めてくれ
反対を入れなくてもいいような作品を書いてくれ!←傲慢
文章レベルは問いません。
そんなこといったらhazukiさんの作品には全て反対を入れなければなりません。←嘘です。ごめん、hazukiさん(逃)
せめて原作にのっとった設定にしてくれれば基本的に僕は反対票は入れません。
あとは面白ければ当然賛成を入れさせてもらいます。
以上
一言にしては長すぎたな(笑) (JIANG)
- なにやら既に終わってるような気もしますが。
少しだけ私も。
って言ってもhazukiさんと同じなんですけどもね。
どっちの気持ちも分かるんですよね。
コメントを読んでどう感じるかは人によってそれぞれなのは当たり前ですからね。
その中でどう許容範囲を広げていけるかってことだと思うんですが。
JIANGさんのコメントは一般的に見れば・・・・ほとんど問題は無いと思いますよ。
適切なコメントで創作家も納得している(人もいる)ようですし。
それに対しての反発したコメントも残っていませんからね。
でも、神無月さんの気持ちも嬉しいんですよね。私みたいなのにとっては(笑)
お互いというか、ここに来てる皆「同志」なんですから仲良くやっていければ良いと思います。失礼しました。 (NT【C】)
- JIANG さんへ。
ご持論の解説、ありがとうございます。
大方こちらが解釈していた通りのご意見のようで、当方としても安心いたしました。タモさんの『プリンス〜』の題名に関しては僕も同感でしたが、既に JIANG さんがご指摘なさっており、タモさん本人も承知していらっしゃるご様子だったため、僕のコメントでは婉曲な示唆に停めました。
しかし、最後の文章中での例え……謝っているとは云え、あれは幾ら何でも hazuki さんに失礼なのではないでしょうか? あそこで個人の名前を出す必然性は有りませんし、第一歯に衣着せないあなたの芸風では「冗談」で済まなくなる可能性もありますよ? この点、どうかご一考を。 (Iholi@ 僕の方こそ気を付けなくては……)
- Iholiさんへ
たしかにhazukiさんへのあの一言はまずかったです。調子に乗りすぎました。
改めてhazukiさんにはお詫びします。すいませんでした。m(__)m (JINAG)
- えへ(笑)←馬鹿?
いほりんどうもありがとうございます♪
なんか嬉しいです♪
でも自分文章書くのこの「展開」が生まれて初めてでその手の勉強なんかしたことないしそういわれるのは至極もっともだと思いますよ。だから逃げないでいいですってば
むしろ全部に反対票入れてもらって意見書いてもらえると嬉しいなあ(迷惑やて)
まあ自分文章読み直した日にはあまりの下手さ加減に泣きたくなるし(でも書いてる)。
あ・JAINNGさん
反対を入れなくてもいい作品はーうちの見解なんですけど
馬酔木さんの「永遠」シリーズといほりんの「子守唄」にゅっちの「ガンダム」シリーズ
四季さんの「月に吼える」ツナさんの作品とトンプソンさんの作品 (hazuki)
- は全般かなあ
この辺本当に文句つけようないです!(力説)
他の人の作品も好きなんですけどこの人たちの文章はまじ巧い!
特別というか惹き付けられる!!
というかファンなんやー!!ちくしょおお羨まししいぞお(涙)。
うん。てもう読んだかな?
最近は特にトンプソンさんの文章にらぶです(笑) (hazuki)
- JAINGさん
あっいやだから謝らなくてもいいですよ(笑)
いつか誉めてもらうような作品書きますから・・・・・多分・・・
・・・・・・・・・できるといいなああ(遠い目) (hazuki)
- ういーッス
どもどもhazukiさん。
では、hazukiさんの作品は特にちから入れて読ませてもらいます(笑)
ところでhazukiさん、前から気にしてることがあるのですが。
僕のHNはJIANG(じあん)なんですよ。(最後のGは無声音ね)
なるべくなら間違えないで欲しいな。
ではこれからもよろしく! (JIANG)
- ↑でも、 JIANG さん本人も一個前で間違えてますよって、野暮なツッコミで申し訳無いっス(恐縮)。 (Iholi)
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