ザ・グレート・展開予測ショー

古い思い出(その2)


投稿者名:メカ音痴
投稿日時:(98/ 4/20)

まだ時間があるので第二話も続けて発表します。それでは始まります。
(前回の続きより)
カ「法王様のお話によるとベールを復活させようという連中がいるらしいんだ・・・」
美「ベール・・・って、あのベール大王・・・?確か大昔封印されたっていう・・・?」美智恵が脅えたように聞き返した。
ここで再度説明しておくとベールというのは魔界の実力者でサッちゃん(サタン)とほぼ同等の実力を持っていたかつての武闘派のボスで
「わしが天上天地全ての王となるんやー!!」とばかりに反乱をおこしたのですが、いかんせんオツムの方はお粗末で今のアシュタロス程
計画性はなく、その軍勢はアシュタロスの軍に蹴散らされ、本人はサッちゃんとキーやん、アッちゃん、ブッちゃん達によってたかって
フクロにされ封印された悪魔のことです。ちなみに何故その時はアシュタロスが体制側の味方をしたかというと本人談「邪魔物を消すチャンス
だったから」だそうです。つまりベールはアホでしたがとっても強く、さすがのアシュタロスといえど勝てる相手ではありませんでした。
でも、無計画に反乱をおこしてくれたのでサッちゃん達が勝手に始末してくれた上にその軍勢を打ち倒すことで彼らに恩を売れ、さらに嬉しい
事にメドーサやデミアン、ベルゼブブ達といった強力な手下を手に入れ、本人談「もー超ラッキーで笑いが止まりませんよ!!奴の失敗を参考に
クーデターを成功させますよ!!ボカア!!」ということです。さすがアシュ様、エゲツない性格ですねー・・・(はうっ!突然落雷が・・・)
美「でも、奴は絶対に逃げられない様に封印されてる筈よ・・・?」
カ「いや、それが・・・最近分かったんだがどうも奴の子孫がいたらしいんだ・・・十歳の男の子なんだがね、どうやらベールの復活を企む連中
・・・『黒十字軍』というらしいんだが、そいつらがその子の魔性の力を目覚めさせ、その共振作用によってベールの封印を破るつもりらしいんだ・・・」
美「『黒十字軍』ね・・・いかにもありきたりの名前ね・・・ネーミングセンスあるのかしら(うるせー!!シクシク)・・・考えることも古臭いし(どーせオレは)・・・
でも唐巣君、そんな危険な連中、神様達に任すべきじゃないの?」美智恵がうんざりした表情で言った。
カ「それがね、ベールの残党のベリアルが黒幕らしくて神界も魔界も対応に忙しくて『人間界の事は人間界で』ということらしいんだ・・・だから諦めて協力してくれないか?」
美「(本当にイヤそうに)・・・仕方ないわね。料金ははずんで貰うわよ!!でも相手もあのズル賢いベリアルでしょう?入念に計画を練ってかなり強力な魔物が人間界に来てる
と考えて間違いないわね。私たちだけじゃ不安ね・・・(思いっきりブルーになって)『あの人』も一応よぼうか・・・?」唐巣も「あの人」と聞いた時点で気付き美智恵以上
にブルーになった。
カ「『あの人』ね・・・はーっ(ため息)・・・・・・やはりそうするしかないか・・・・・・」
美「(さらにブルーになって)まー最悪の手段だけど人類滅亡よりましでしょ・・・?」(続く)

唐巣と美智恵がここまでビビる「あの人」とは!?察しのいい読者の方は気付いたかもしれませんが次回はトンでもない人も登場します。では本人のインタビューをどうぞ。
「ええ〜?私も出番あるんですか〜?おばさん嬉し〜わ〜。」




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