ザ・グレート・展開予測ショー

恋するドラゴン(完結編)


投稿者名:メカ音痴
投稿日時:(98/ 4/17)

様々な貴重なご意見有り難う御座いました。非常に勉強になりました。皆様のご意見に私なりのアレンジを加えて「恋するドラゴン完結編」をお届けします。それでは始まります。

(前回の続きより)小「『私の』に横島さんなんてことするんですか!!」
ル「『私の』・・・!?何よ、アンタ神様のクセに人のオトコ取ろーってゆーの!?」根が善人の小竜姫少したじろいだ。ルシオラはなおも続けた。
ル「大体アンタ、いくら寿命が長いったって自分が何歳だと思ってんのよ!!とっくに1000歳は越してるでしょう?900歳も年下も年下の男の子に頬を染めるなんてお母さん許しませんよ!!この年増ヘビ女!!」
小「(ブチッ・・・切れた)よ、よくも言ってはならない事を・・・それを言ったらアンタだって生まれて二年にもならない赤ん坊じゃないの・・・!!それにアンタだってホタルじゃないのよ・・・人のこといえないじゃないの!!」
普段は温厚な小竜姫も以前妙神山を破壊された恨みも加わりすっかり我を忘れて叫ぶ。恐ろしい程の霊圧が飛び散る。横島は既に霊圧に押しつぶされて「こっこんな生活はいやだー!!」とわめいている。一方、ジュースを買って帰ってきたおキヌと天龍童子は
なんとか二人を仲裁しようとしたが、二人の霊気が結界となっていて手も足も出ない。
ル「とにかく・・・!!ヨコシマは連れて行くから・・・!!」 小「本人はイヤがっているじゃないですか・・・!それにそんなこと私が絶対にさせません!!さっさと魔界に帰りなさい」
ル「なっなにをエラそうに・・・上等じゃないの・・・!!この際はっきりとヨコシマに決めてもらおうじゃないの!!ヨコシマ!!この女に誰が一番好きなのかハッキリと言ってやって!!」迫るルシオラ、ビビる横島。
横「いっいや、あえて言うなら両・・・」言い掛けた所で小竜姫が神剣を抜いてスゴむ。
小「両方だなんてチャランポランな答えは許しませんよ・・・殿下じゃあるまいし・・・」
横「いっいえそんな!今のはちらっと考えただけで決してボクはそんな!!」煮え切らない横島に二人がすごむ。
ル&小「どっちにするの!?さあ!さあ!さあ!」もはや逃げ場のないことを悟った横島諦めて二人のうちの一人を指名しようとする。
横「俺が好きなのは・・・」そこまで言った時・・・
「またぬか!!」突然、二人の横に斉天大聖老師がヒャクメを従えて現れた。
老「ヒャクメが心配するので見に来たら・・・お主らハルマゲドンでも引き起こすつもりか?」さすがに二人とも自分の上司に叱られてしゅんとなる。
老「さ、とりあえず妙神山に帰るぞ・・・これ以上人間界で騒ぐでない。・・・不満そうじゃが反論は認めぬ。では、行くぞ!!」なおも不満そうな二人を問答無用で連れ帰る(勿論童子とヒャクメも)。
後に取り残されたおキヌと横島は余りのことにボーゼンと立ち尽くしていた・・・
(その夜、妙神山居間にて)
老「いやー、お主の心配した通りじゃったのう・・・ま、何はともあれ大事に至る前でよかった。」
ヒ「そーですね・・・二人ともコーフンすると見境ないから・・・あのまま放っといたらどーなったことか・・・」老師とヒャクメがお茶を飲みながら(それしかないんか・・・)ほのぼのとくつろいでいた。
ヒ「でもあの二人納得してませんね・・・なんとかしなくちゃ・・・」
老「そうさのう、取りあえず頭を冷まさせる為に座禅を組ませてはおるが・・・そろそろ終わる頃じゃな。さて様子を見に行くかのう・・・」そういって老師が立ち上がろうとした時、ドアの向こうから恐ろしい殺気がしてきた。
ルシオラと小竜姫が鉢合わせしたのだ。またしても火花が飛び散る・・・
老「(思い出したかの様に)そうじゃ、お主、あの小僧の心を読んだのじゃろう?好奇心の塊の様なお主が知りたがらぬ筈はないからのう・・・で、どうじゃった?」
ヒ「殺気に気付かず照れ臭そうに頭を掻きながら)えへへ・・・やっぱりバレてました?(クスッと笑って)ふたりとも幸せなのか不幸なのか・・・あの男(こ)『この世の女は全てオレのじゃー』ですって・・・順番なんか全然なくて皆好きみたい・・・」
老「ホッホッホ、あやつらしいのう・・・(ドアの向こうに向かって)聞こえたか?二人とも・・・」
ル&小「ええ!!」小「そう言えばそういう男(ひと)だったわね・・・ドジでスケベで・・・」小竜姫が横島の事を思い出して笑う。ル「でも、いざって時には誰よりも頼りになって誰よりも優しくて誰よりもカッコいい・・・!!」ルシオラが笑って続けた。
二人の間にはもう憎しみはなかった。目が合うと笑顔で握手した。
小「でも・・・!!負けないわよ!!」
ル「望むところよ!!あなたの他にもあのやさしそうな女の子やメフィストの生まれ変わりだっているけど、必ずアイツを私だけに振り向かせて見せるわ!!」
(二人の去ったデジャブーランドで花火を見ている横島とおキヌ)
横「今日はゴメンな、せっかくの休みなのになんかエラい事になっちゃって・・・」
キ「(クスッと笑って)横島さんこそ死に掛けたくせに・・・」花火が反射してただでさえカワイイおキヌがまるで女神のように見える。ふと、おキヌが振り返り満面の笑顔で横島に言った。
キ「私、横島さんのことが始めて逢った時からずっと好き!!世界中の誰よりも一番!!大好き!!」一瞬面喰った横島のホホにソッとキスをした。そして「オヤスミナサイ・・・」と言うと風のように帰っていった。(完)









































































































今までの 賛成:5 反対:1
コメント:

[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa