ザ・グレート・展開予測ショー

除霊刑事ヨコジパン! (3、「恥ず恋・・!?(前編)」)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 4/26)

今日も今日とて、普段どおり高等学校へ登校するヨコジパンこと横島。
威勢のいい鼻歌が聞こえる。
よっぽどいいことがあったのだろう。
そればかりに、バックに「ゴーストスイーパー横島」のBGMが流れている。
わからない人は、CDドラマの奴を聴いてね♪

「おおっす!」

元気良く友人に手を上げて挨拶。
そのまま学校の門を潜り抜けると、目の前には・・・・・

「横島さん、おはよう御座います」

と、ピートが声をかけてくる。
これで、今日の昼飯もイタダキマンだ!と思いながらも、思い切り手を振り回して後者になって校舎に入っていくのである。
くだらない洒落だ・・・・!

ガラリと、教室の後ろドアーを開けて自分の教室の自分の席につこうとすると・・・・おや!?

「い・・・・椅子が・・・・いや、俺の席がない!」

叫ぶ横島。
ざわめく周りの生徒たち。
また、誰かがネクラないじめでもしているのかなと思っていたのだが、見知らぬ美少女が座っていた。
転校生か!?
すごい美少女であった。
名前は、速水ペルシャと言った。
女子生徒に散々聞きまくったから間違いはない。
その証拠に、間違えて胸を触って平手打ちを食らった跡がヒリヒリとほっぺに、そして間違えて尻を触って
バッグで殴られたコブが痛々しく頭にのこっているのだ。

「・・・・久々に来るなり、その挨拶は何よっ!!」

と、女子高生に突っ込まれたところは勿論、麻原彰晃・・・・もとい証拠である。
さて、美少女に手を上げるわけには行かないので、自分で席を確保しようと、体育館裏の用具室に行こうとすると・・・・

「あっ、あなたが横島君ですの!?」

と、その美少女は話し掛けてくる。
その直ぐ様、横島は体を450度向けると、美男子に化けて美少女に話し掛ける。
声色も、美男子風だ。

「そうだよ、僕が横島さ。
  君かわいいね、どうだい、僕とおはようのキスでも・・・・・」

どげしっっ!!
ゲシガスっっ!!!
どばぎゃあっっっっっ!!!!!!

女子生徒から突っ込みが入る。

「くぉら、いきなり何考えてんのよあんたは!」

と、言わんばかりに掃除用具で頭をドツかれ、腰を打ち砕かれ、肩をボロボロにされ・・・・その場で血を18.5リットル
近く流して横島はぶっ倒れていた。
よくそれで死なないな、この男は・・・・・!!

       ☆           ☆          ☆

そのころ、SAIJYONEの砦では・・・・・
女幹部・マジカルエミ・・もとい小笠原エミが銀水晶を通して、ヨコジパンの行方を追っていた。
そのヨコジパンなる人物は学校にいる模様だと、水晶を通した感じでは見えていた。

「ふ〜〜ん・・・・学校なワケ・・・・・・じかに潜り込めれば、はっきりとしたデータをとれるワケね。」

そう考え付くと、学校をインターネットに検索させて、ハッキングし始める。
ついでに説明しておくと、このエミの姿は、まさに黒少女だけに黒装束を身にまとっていた。
頭には、紫色の簪を挿し、手にはプロミスリング(死語)
そして、血のように真っ赤な色のマニキュアをした爪の指でパソコンをガチャガチャとはじく。
それは気味悪い音だ。

「よぉし、ハッキング成功。あとは、あたしの身体ごとそちらに転送すれば・・・・」

ヴゅううう・・・・・・
身体の波長を、魔力でもって電波に変える。
その状態で、貞子のように身体を押し込んでいく・・・・・・・。
こうして、横島の学校へもぐりこんでいった。
次項、エミが横島の学校を襲いかかる。
はたして、ピートの運命は!?横島の運命は!?

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