ザ・グレート・展開予測ショー

魔剣(17)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 4/22)

「・・・・・・さて・・」
横島は観客席で座っているフィリッツのところへ向かった
文殊を使いひょいとジャンプし観客席へ・・・
「おいおい、横島、傷は?」
「ん?ああ、文殊でいいや」
と文殊で回復
「おう・・・・・・・そんなに使っていいのか?それ」
「いいんだよ、もう無制限にだせるし・・・・」
「ふーん・・・・・・・」
「で?お前の試合は?」
「このあとだ」
とフィリッツは腰をあげる
「え?そうなのか、じゃあ見とくぜ」
「おう・・・」
とフィリッツは観客席にあるワープ穴に向かった
「ふう・・・・・・・」
と横島はフィリッツの座っていた場所に座る
「・・・・・・・・・・・」
考えた
そういえばこれでフィリッツが勝てば俺はアイツと戦うことになるのか・・・・・
まあいい、やってやるさ・・・・・
友達として・・・・
と・・・・
「あ、出てきた」
フィリッツとゲイルが闘技場に出てきた
「さあ!!決勝進出戦二回戦!!どちらが横島選手と戦うのでしょうか!!」
ほんとにどちらなんだろうか・・・
と横島
「試合開始!!」
「おらああああ!!!!!」
フィリッツがゲイルに飛び込む
「凄いスピードだ・・・・・」
そしてゲイルに自慢の体で体当たりする
だが・・・・・
ズシャア!!と言う音とともにフィリッツの胸の左気味にゲイルの腕が貫通する
「・・・・・・・」
そしてゲイルはフィリッツの心臓を取り出し・・・・・
潰した
「ぐああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
フィリッツの苦しい悲鳴が響く
「・・・・またあの勝ち方だ・・・・」
と観客がザワザワ言い出す
「・・・・・・・あ・・・・あ・・・」
漠然とする横島
「フィリッツーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
そして叫び、観客席から飛び降り、フィリッツのところへ走った
「う・・・・よ・・・・こ・・・・しま・・・・・」
「おいフィリッツ!!」
横島は上半身を抱きかかえた・・・
「死ぬな!!おい!!」
「はは・・・・・・・・・・・俺としたことが・・・・・・一瞬でやられちまった・・・・・・・・」
ごふっ!!と血を吐き出す
横島の顔に血がつく
「おい!!一緒に帰るっていったじゃねえか!!」
「そうだな・・・・・・・・・一緒に帰るって・・・・・・・言ったな・・・・」
フィリッツは首につけているネックレスを・・・・
十字架のネックレスを横島に渡した
「・・・・・・?」
「アイツの・・・・・・・・フィアンセにもらった物だ・・・・・・お前が持っとけ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「ふう・・・・・・・・・・・俺も・・・・・・ヤキがまわったもんだ・・・・・・」
「おい!!俺の約束はどうする!!戻っていいやつ紹介してやるよ!!」
「・・・・・・・ふ・・・・でももういい・・・・・・・天国でアイツと暮らしてくるよ・・・・・・・・・・・・」
「おい!!フィリッツ!!」
「じゃあな、先に行ってくるぜ・・・・・・・・・」
そしてフィリッツは目を閉じた・・・・
「おい!!死ぬな!!フィリッツーーーーーーーーーー!!!!!」
抱きかかえる横島
泣いた・・・・
泣き叫んだ
「・・・・・・・・・・・・・」
そして横島はフィリッツの胴体を優しく下ろして、立ち上がった
「・・・・・てめえ・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・ふん」
「ぶっ殺してやらああああああ!!!!!」
文殊で霊剣を出しゲイルに飛び掛った
「おーっと!!これはどういうことか!!とにかく決勝戦です!!」
「死ねええええええええええ!!!!!」
横島は霊剣を振り下ろすが
「ムダだ!!」
ゲイルに軽く受け止められる
「くそ!!」
「ふん!!」
太く、巨大な足でけりを入れられる
横島はぶっ飛んだがまたゲイルに切りかかる
「・・・・・・・ムダだといっている!!」
だが避けられてしまい、首をつかまれる横島
「ぐ・・・・・・・・!!!」
首をつかまれながらも先ほどのサイキックソーサーでビットのようなものを作る横島
一気に掃射させるが・・・
「ふん!!」
ゲイルにその全ての玉を横島の体を盾にして防がれる
「があああああ!!!!!」
横島の体は打撲、骨折、そして二箇所の穴が・・・・・・
ゲイルは横島を放り上げる
そして自分もジャンプし、横島を足で押すようにして急降下する
地面に叩きつけられる横島
ゲイルの急降下でバキバキと地面を割りながらめり込んでいく
「・・・・・・・・頑丈だがまだまだ・・・・・・・だな!!」
横島を蹴り転がす
「・・・・・・・・・・・」
まだ息はあったが・・・・
目を開けるぐらいしか出来なかった
「・・・・・・・・フィリッツ・・・・・・・・」
目を開けるとそこにはフィリッツの顔があった・・・・
向こうでは麗鬼が叫んでいる・・・
何を言っているかは聞き取れなかったが・・・・・・・
泣いていた・・・・・・
「くそ・・・・・・・」
俺はこんな所で死ぬのか・・・・・・・・・
畜生・・・・・・・・・
フィリッツの仇も討てないで・・・・・・
麗鬼を置いて・・・・・・・・
大体あんなヤツ勝てたんだろうか・・・・・・
今までの・・・・・
スタンやロックなんかよりはるかに強い・・・・・
フィリッツも瞬殺・・・・・
くそ・・・・・・・・
でも俺は勝たなければ・・・・・・・・
みんなと一緒に・・・・・・
帰らなければ・・・・・・・・
なんとしても・・・・・
俺は・・・・・・・・
「俺は勝ちたい・・・・・」
絶対・・・・・・・
「勝たなければいけないんだ!!」
と横島
突然文殊が発光しだす
「うおおおおおおおお!!!!!!!!」
バク宙転で起き上がりゲイルの後ろを取る
「何!?お前死んだはずでは・・・・・・・・・・」
だがゲイルは横島の近くで浮いている文殊を見つけた
文字は・・・・・・・
「潜在」
だった
「くっ!!」
ゲイルは構える
コイツは・・・・・・・・・・・・
「しねえ!!」
ブン!!と腕をふる横島
突然ゲイルに空圧が襲いかかる
「く!!」
顔の前で腕をクロスさせるゲイル
「てめえだけは絶対ぶっ殺す!!」
気付けばゲイルの腹に腕が刺さっていた・・・・・・・
「ごふ!!」
「・・・・・・・・・」
「へっ・・・・・仕方ない・・俺の本気を見せてやろう」
「・・・何?」
腕を引っ張りぬく横島
「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
ゲイルの体が膨れ上がる
筋肉が巨大に・・・・・・
「はっは!!これでお前も終わりだ!!」
とゲイルは横島に殴りかかるが・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・?」
横島は平然な顔で受け止める
「なっ!?」
「・・・・・・・あのさあ・・・・・・確かにさっきよりは強くなってるけどさあ・・・・・・・・・・・・俺もまだ本気じゃないんだよな・・・・」
と横島は目を閉じ霊気を溜める
「・・・・・・・・・・・・・」
「この・・・・・・・・」
ゲイルは開いている左腕で殴りかかろうとするが
「は!!」
目を開け一言
ドバシュ!!
ゲイルの姿が消えてしまった
「・・・・・・・・・・な・・・なんだあれ・・・・・」
観客が愕然としながら1人で誰かに聞くように言う・・・・・
「はあ・・・・・・アイツも別世界でゆっくり暮らしているだろうよ・・・・」
と横島
異次元に飛ばしたのだ
ゲイルは・・・
「こ・・ここは・・・・・・・・・・」
まったくの暗闇に飛ばされていた
「な、なんなんだ・・・・・・・・・!?あの野郎の潜在能力・・・・・・どうなってんだ!?それにしてもここは何処だ!!何処なんだああ!!!!!!」
しばらくたつうちにゲイルは発狂して息を耐えてしまった・・・・・・
「・・・・・・はっ!!あれ!?アイツは!?」
横島の「潜在」の文殊は消えてしまった
どうじに何故か傷が消えてしまっている
「・・・・・・・フィリッツ・・・・・・・・」
横島は横たわっているフィリッツを見つめる・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・」
「おおおおっとーーー!!!!横島選手の勝利でしょうか!!何が起こったかわからなくて一瞬固まってしまいましたが横島選手の勝利です!!優勝者横島!!」
観客の物凄い歓喜が聞こえる
「横島さん!!」
と麗鬼が走ってきた
「勝ちましたね!!」
「ああ・・・・・・・・・・・・そうだな・・・・・・・」
「・・・・・あの・・・・フィリッツさんのこと・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
すると向こうのほうで地面が裂け、中から台が出てきた
その台には・・・カオスブレイドが・・・・
「さあ!!!横島選手!!その剣をおとりください!!」
と我龍
「・・・・・・・・・・・」
横島は無言で剣を取りに行く・・・・・・・
「・・・・これが・・・・・・・」
カオスブレイドを手にとる
「カオスブレイド・・・・・・・」
よく剣を眺めてみる
・・・・・・・・・・・・・・・・
「さて・・・・・・・・・帰るか・・・・・・・・・・・」
すると西条が天狗を担ぎながら闘技場に来た
「・・・・・あ、西条・・・・・・」
「横島君、優勝おめでとう、さて・・・・帰ろうか・・・・・」
と西条がフィリッツを見る
「あの人は・・・・・・・・・・・・・・」
「気にすんな・・・・・・・・・・・もういないんだ・・・・・・・」
と西条から目線をそらす
「・・・・・・・・・・・」
「さて・・・・・西条、天狗、麗鬼・・・・・・」
だが次の瞬間
ドガアアアアア!!
突然地面が揺れだした
「な、何だ!?」
「さて・・・・横島・・・・・・・・・私と戦ってもらおうか・・・・・・」
我龍鬼がいきなり横島の目の前まで飛んでくる
「なっ!?戦う!?」
「そうだ・・・・・この大会の目的はただ1つ・・・・・・強者を搾り出す為・・・・・・・・・・・・・・そしてその者と私が戦う・・・・・・・」
「・・・・そういうことだったのか・・・・・・・・・・」
と西条
「・・・・・・」
観客は非難している・・・・・・・
脱出用の穴があるらしい・・・・・・・
きっとこの世界にも街などがあるのだろう・・・・・
「だがお前と戦うなんてこっちはイヤだね」
「何!?」
「このまま逃げるさ!!」
「しまった!!そのことを考えてなかった!!」
「・・・・バカかコイツは・・・・・・・・・」
「さ!!みんな帰るぞ!!」
「あのー・・・・・横島さん・・・・・・・・」
と麗鬼
「私・・・・・・・・やっぱりここに残ります」
「え!?何で!?」
「だって・・・・・・・・・親もいるし・・・・・・・・・兄弟もいるし・・・・私が養っていかないと・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・・・・・・・・・・」
「それに!!また会えるでしょう!?その剣で!!」
横島はカオスブレイドを見る
「・・・・・・・・・・・解った!!今度遊びに行くからな!!」
「はい!!」
そして麗鬼は走って脱出穴へ行ってしまった・・・・・・・・・・・・・
「・・・・横島君・・・もうそんな関係だったのか・・・・・・・」
「うるせえ!!さ!!いくぞ!!」
横島は精神を集中させる
何だか人間界の姿が見えてくる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
だが・・・

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