ザ・グレート・展開予測ショー

悪魔のささやき!!(その12)


投稿者名:ゴロンボー(仮)
投稿日時:(01/ 4/22)

予告通りやってきましたゴロンボー(仮)です。
以後、最速で一週間一度のペースになると思います。悲しい……



それではその12。


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おキヌが色々苦労していたとき、横島は、そのおキヌがいる美神除霊事務所へ向かっていた。
(美神さんはああ言ってたけど、やっぱこのまま放っておくなんてできるはず無いよな。)
そんなことを考えてながら、事務所前にたどり着く。そしてドアの方に進むと……
(この気配は……?)
向こう側から妙な気配がする。人間の霊気に似てはいるが、明らかにそれとは違う、何か
を漂わせている。しかも、かなり強い。
おキヌが例の悪魔と対決して勝利したことを知らない横島は、その気配に身を硬くしつつ、
おそるおそるノブに手をかける。その瞬間、ドアがゆっくりと開いた。
「わっ!?」
思わず両腕で身体をかばい、後ろに飛びずさる。しかし、彼が恐れるようなものはその場にはなく、
ただ一人の少女が立っているのみだ。そしてその少女が口を開くのとほぼ同時に横島はその事を認識した。
「どうしたんですか?横島さん。」
そう、目の前に立っているのは、今大変な目にあっているはずの……
「って、あれ?おキヌちゃん?」
「そんなところで何してるんです?」
おキヌは、なおも質問を投げかけてくる。
「なに、って……ええっと、おキヌちゃんに会いに、かな?」
「えっ!?」
確かにそれで正解なのだが、あまりに単刀直入すぎたその答えに、おキヌが赤くなる。
「ほら、あの……なんっつったけ。まあとにかくあの悪魔にとりつかれておキヌちゃんが
大変だってのにあのクソ女、ほっとけとか言うんだぜ?でもやっぱおキヌちゃんをこのま
まほっとけるはずもないし、様子を見に来たんだけど……ん?おキヌちゃん……なんか、
平気そうにしてるような……」
横島の(長い)説明をきいて、ほっとしたような残念なような気分になりつつも、すぐに笑顔に切り替える。
「ええ。私がもうやっつけちゃいました♪」
「えっ!?」
と言う横島の声など気にせず、おキヌはそのまま話し続ける。
「いま、クリスマスのための買い物に行くところだったんですよ。」
「あ、ああ、そうなんだ。」
(一緒に行って下さい、って言ったら……横島さん、来てくれるかなあ……)
そんな事を一瞬考える。というか、しょっちゅう考えている。
横島の性格を鑑みれば、答えは「YES」以外にはあり得ないのは分かってはいるが、
なかなか言い出すタイミングがつかめず、言えずにばかりいる。
(幽霊の頃はもっとこういうことが言えてた様な気がするんだけど。)
生き返ってからは随分と消極的になってしまったような気がしてくる。
そして今度も言うことはできないだろう、と思って口を開くと、
「横島さんも一緒に行ってくれませんか?」
思ったことが口に出た。
(あれ!?)
「ん、ああ、そりゃもう喜んで。」
自分が混乱している間に、横島が快諾している。
(今、私、なんて言ったの!?「それじゃあ、行ってきます。」とかそういうことを言おうとしたはずなのに……)
しかし、ある意味一番言いたいことでもあった。
(やっぱりこれも、あの悪魔さんの残りかすが原因なのかしら……)
「どうしたの?おキヌちゃん。」
(ま、いっか。)
「いえ、何でもないです。じゃあ、行きましょうか♪」
調子に乗って腕など組みつつ、おキヌと横島は商店街へと歩いていった。



` closed? Yes.

` No.
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うむ。困りました。というのは、これ以上続けても、もう「悪魔のささやき!!」じゃないんですよ。
自分の構想としてはこの後はおキヌちゃんが横島に自分の気持ちを言うだけなんです。
波乱も何もあったもんじゃありません。いや、ある意味最大の波乱か。


この話をここら辺で終わっとくか否か……どうしようかな。
















































できれば誰か他の方に書いてもらいたいなー、とか(笑)。だめすか?

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