ザ・グレート・展開予測ショー

魔剣(16)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 4/21)

「・・・・・・・・ふう・・・」
横島は自室のベッドで横になり天井を見ていた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その時
ガチャとドアを開け、フィリッツが入ってきた
「おっす、大丈夫か?」
「ああ・・・・・・大丈夫だ」
「全ての試合も終わってあと残ってるのは四人だ」
「誰だ?」
「えーっとな・・・・・・俺と天狗とゲイルと横島だ」
「あのおっさん勝ってたのか・・・・・」
「おう」
「ゲイル?」
「ああ、前お前を殺しかけた奴だ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・・・・・・」
「ま、頑張ろうや、ついでに対戦相手は俺はゲイルと、お前は天狗とだ」
「・・・・・・なるほど、わかった」
「お前らの試合が先だからな」
「了解」
「今日はもう寝とけ」
「すまん、時刻は?」
「昼の12時からだ」
「・・・・よし、すまんな」
「いいってことよ・・・・・・・・・・・なあ」
「?」
「かならず生きて帰ろうな・・・・・・・・」
「・・・・・・・わかってるさ・・・・・」
「・・・・・じゃあな」
とフィリッツは部屋をあとにした
「天狗のおっさんか・・・・・・・・・・・・・」
横島はベッドに横になり・・・・眠りについた
翌日11時
「ふっ!!ふっ!!」
横島はからだを慣らすため霊波刀で素振りをしていた
「ふー・・・・・・・・・・・・」
そろそろ疲れてきたのでやめることにした
「ホールにでも行くか・・・・・・・・・・・・・・」
横島は部屋を出る
廊下を歩いていると麗鬼とばったり出会った
「お?麗鬼ちゃん」
「あ、横島さん、頑張ってくださいね?」
「ああ、わかってる、ゲイルも・・・・・・・やっつけてくるよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうですね」
「・・・・・?、どした?」
「あ、いえ、ただ・・・・・・・・・・・」
「?」
「あの人には気をつけてください、ほかの選手とは比べ物にならないほど、強いです」
「なーに、大丈夫だって!」
「はい!私は信用してますから!!とにかく、次の試合頑張ってくださいね!」
「おう!!まあフィリッツと戦うことになるかも知れんが・・・・・・」
「・・・・・まあいいじゃないですか、とにかく・・・・・」
麗鬼は腕時計を見る
「あと四十五分・・・・・・・・・・・」
「そっか・・・・・・・何しよっかな・・・・・・・・」
「何か食べません?」
「あ、そだな」
「私が何か作りますから」
「おっし!!さあ行こう」
「早速ですか」
麗鬼はくすっと笑う
麗鬼の部屋にて(実はあった)
「ちょっと待ってくださいね」
と麗鬼は奥の台所に向かった
横島はテーブルの椅子の座って一息ついた
しばらく経って・・・・・・
「お待ちどうさまー」
と麗鬼が料理を持ってきた
「お!!」
「はい横島さん」
テーブルに置く
「おお!美味そう!!」
「さあ、召し上がって」
「おう!!」
と横島は麗鬼の食事をいただいた
メニューはカレーだった
かなり美味しかったらしく、満足気分の横島だった
しかしこの短時間でどうやって作ったのだろうか・・・・・・・
横島は全て平らげるとふうっと一息つく
「・・・・・横島さん・・・・・・・・」
「ん?何?」
食事はとらず横島と話していた麗鬼が話し掛けてきた
「・・・・・・・・・・横島さんは・・・その・・・・・この世界の人じゃないんですよね?」
「ああ・・・・・・・地球・・・・・人間界だ」
「そうですか・・・・・・・・・・・」
「なあ、・・・・・お前もさ・・・・・・・・・一緒に帰らないか?」
「え・・・・・・!?」
「俺たちの人間界に・・・・・・・・・・こないか?」
「・・・・・!!、い、いいんですか?」
「ああ」
麗鬼の目に涙が浮かぶ
「え!?どした!?」
「いや・・・・・あの・・・・・嬉しくて・・・・・・・」
「ま、考えといてくれ・・・・・・・・・」
「はい」
「じゃあ俺そろそろ・・・・・・」
「あ、そうですね!!頑張ってください!!」
「まかせろ!!」
と横島は部屋をあとにし、闘技場に向かった
「・・・・・・・・・・」
闘技場の向こうには天狗がいる
「さあ!!決勝進出戦!!横島選手!!天狗選手!!どちらがカオスブレイドに近づくのでしょうか!!では」
すーっと息を吸い
「試合開始!!」
「え!?この距離でか!?」
「むう、ま、間合いが取れすぎてていいかもしれんが」
とかなり距離の開いた状態で試合が始まった
「俺は負けねえよ、俺の手でアイツをぶっ殺してやる」
「・・・・・・・さて」
横島は文殊で駿足
天狗は刀の鯉口を切る
「行くぜ!!」
「さあ行くぞ横島!!」
次の瞬間突然2人の姿が消えた
ドガアアア!!!
闘技場の中央らへんで力と力のぶつかり合いで発生するエネルギーの爆発が見えた
その爆発は次にもっと前、空、後ろ、横、様々な所で
横島と天狗が見えないスピードでぶつかっているのだ
「おらあああ!!!!」
「せい!!」
やっと見えたかと思うと凄まじい勢いと速さで剣を振り回している
振り回しているだけでなく、どちらかが仕掛けたら防ぎ、こっちが攻撃・・・
その動作が尋常でない速さで行われているのだ
「ちっ!!」
横島が受ける場所を間違い、銅をきられる
ひるんだスキに天狗が追い討ちをかけてくるが
「くそ!!」
横島は文殊で強烈な光りをつくり天狗の眼をくらまし間合いを取った
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
沈黙が続く・・・・・
「おっさん・・・・・・・修行したな・・・・」
「お前もな・・・・・・・ふふふ、ワクワクするぞい、こんな強い相手と戦うなんての・・・・・・・」
「へっ!!じゃあもっとワクワクさせてやろうかあ!!??」
「望む所じゃ!!」

===続く===

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