ザ・グレート・展開予測ショー

魔剣(15)


投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 4/20)

夜9時30分
ジリリリリリリ!!!
目覚ましがやかましい音を出す
「・・・・・・・・・・うーん・・・・・・・・・・」
と横島は目を覚まし、バンッと時計の音停止スイッチをたたく
「ふ・・・・・・・・・うー・・・・・・・・」
体全身の筋肉を伸ばしすっと立ち上がる
試合は三十分から
「ん?あああああ!!!!!!!もう試合じゃねえか!!」
時計をきちんと見た横島は部屋を勢いよく飛び出しワープ穴に向かってつっぱしる
「はぁ・・・はぁ・・・・あぶねえあぶねえ・・・・」
と闘技場に出るともう対戦相手はいた
多分今来たのだろう
中央に向かって歩いている
「さて・・・・・・」
横島も歩き出す
「・・・・アイツ・・・・・強いんだろうか・・・・・・」
何だかあの野郎・・・・・・・不思議な感じがする・・・・・・
気のせいか?
横島はそんな事を考えながら歩く
「さあ!!選手も大分少なくなってきました!!今いる者は全て強者!!どのような激戦が繰り広げられるのでしょうか!!」
横島と対戦相手ロックは中央まで来る
「・・・・・・・・」
「では!!試合開始!!」
横島は文殊を握り締め攻撃体勢になる
「いくぜ!!」
ロックは間合いを一瞬で詰めてくる
凄いスピード、スタン並か
横島は文殊を発動させる
文字は「格闘」
「ふっ!!」
ロックは横島の目の前まで来るとジャンプで空高く舞い上がる
そしてダガーを下に向けて横島に急降下
「くっ!!」
横島は強烈な勢いで接近してくるダガーを手で受け止める
「何!?」
手からぼたぼたと血が流れるが横島そんな事一切気にする様子もなく浮いているロックのみぞおちに蹴りを入れる
ベキベキ!
骨が折れたような音が聞こえる
相当めり込んでいるようだ
足が半分埋まっている
「ぐあ!!」
そのまま横島は足を振り下ろしロックを地面に叩きつける
「ぐっ!!」
「とどめだ!!」
横島はロックに拳を叩きいれようとしたが
「プロテス!!」
突然ロックの体が発光しだした
ガン!!
横島の拳はヒットするがあまり手ごたえがない
「!!!!????」
横島はバックステップで間合いを取る
「な・・・・なんだ今の・・・・・・・・・」
「魔法だよ」
「魔法!?」
「そ!!俺を甘く見ないで欲しいな!これでもかなりの魔法を習得してる、例えばな・・・・・・・・・・・・・」
ロックは両手を胸辺りまで持ってき、何かを唱え始めた
「・・・・ファイガ!!」
その声とともに空から赤い玉が落ちてきているのが解った
「あれは・・・・・・・・!!!???ぐあああああ!!!!!」
見えたと思ったらもう自分の体に直撃していた
早すぎて回避できなかった
横島は赤球の直撃によって発生した爆発で吹き飛ぶ
地面を引きずりながら吹き飛び、最後には転がっていった
「・・・・・ふっ!ざっとこんなもんよ!!」
とロックは煙が引き横島の姿を確認しようとしたが
「・・・・・・・!!???」
姿がない
何処だ・・・!?
「・・・・く、くそっ!!どこに・・・・・があっ!!」
ロックはわき腹に強烈な衝撃を感じた
横島が上空から急降下して蹴りを入れてきたのだ
ロックは横に吹っ飛ぶ
だが横島は吹き飛ぶ速度よりさらにはやいスピードでロックを追いかける
追いつくとロックの足を掴んで飛んでいる反対側に投げ飛ばした
再び吹き飛ばされ広大な闘技場なのに・・・・・
約800メートルは飛ばされ壁に直撃する
ドガアアア!!
と物凄い音を立て壁にめり込んでいった
その時西条と天狗
「な・・・・なんだあれ・・・?横島君・・・・昨日から疑問だったがあんなに強かったのか!?」
「うーむ・・・・・・・どうなっておるのやら・・・・・・・・・」
一方横島
文殊に「気」の文字の念を込める
「はああああ!!!!!!!」
横島の両手に霊力と気の入り混じったものが集中する
「どらあああああああああああ!!!!」
そしてその両手の気を投げ飛ばす
ふたつの気の塊はロックによって出来た壁の穴に直進する
もちろんその中にはロックが・・・・・・
もう気が迫っている
全ての者が横島の勝ちだと悟ったが
その時
「アルテマァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ロックの大声が響く
次の瞬間
横島の放たれた気はかき消された
それにそれだけではない
横島を中心とした半径100メートルぐらいの地面が青く光り・・・・・・
何もかもを超越した・・・・・・・・
魔法による超大規模爆発が発生する
地面が割れ、岩が空にまいあがる
「がああああああああああああああ!!!!!!!!!」
横島はその爆発の中心
「がああああああああああ・・・・・・・・・・・」
やがて爆発が止む
・・・・・・・・・・・・・・
シーンとした空気が流れる
ドバシュウウウ!!
横島の体中から血が吹き出る
周りを血の池にし
横島は倒れた
「横島ぁぁぁぁ!!!!!!!」
「横島さぁぁぁぁぁん!!」
一緒に座っていたフィリッツと麗鬼が叫ぶ
横島は反応しない
ただただ血を流すだけ
そして向こうの方では・・・・
ロックが壁の穴からヨロヨロと出てきた
「く・・・・・・・・・・・・やはり・・・・この状態でアルテマは・・・・・・・・・ごふっ!!」
ロックは吐血し倒れこむ
「おい横島!!死ぬんじゃねえ!!」
「・・・・・・・・」
「言ったじゃねかよ!!一緒に帰ろうって!!おい!!約束まだ果たしてねえだろ!!」
「・・・・・・・・・・」
「死ぬなよおおおおお!!!!立てよ!!」
「・・・・・・・・・・!!」
横島の体が微妙にに動く
フィリッツの発言に反応したのだろうか
だが聞こえていたはずがない
「俺は・・・・・・・・・・しなねえ!!」
ガクガクと立ち上がった
「く・・・・・・・・・・・」
ロックも立ち上がる
「・・・・ま、まだ生きてやがったのか・・・・・アルテマをくらって・・・・・・・・・・・・・・・化け物か・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・く・・・・・・・俺は勝つ!!」
横島は文殊に回復の年を込める
「ケアルガ!!」
ロックも魔法で回復したようだ
だがまだ重傷である
それは横島も同じ
もう死に掛けだ・・・
「・・・・・・・・・・・・・く・・・・・・・・勝負だ横島・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・くうう!!行くぞおらああああああ!!!!」
横島は眼をカッと開きもう観客には見えないほどの速度でロック突進する
「はあ!!」
ロックも魔法で防御結界を作る
何百メートルもある間合いを一瞬でつめる横島
「おらああああああああ!!!!!」
横島の体とロックの結界がぶつかる
「ぐううううううううう!!!!」
「はああああああ!!!」
互いの高エネルギーが衝突し、地面が爆発する
「俺は負けねえ!!負けられねえんだよぉぉ!!」
ドガシャアアアア!!!
ロックの結界が破られる
ドガァア!!
横島の肘うちがロックに直撃
空気を切りながらロックの体は吹っ飛んだ
壁にぶち当たる
「はぁっ!!はぁっ!!・・・・・・・く・・・!!」
「・・・・・・・・・・・・しょ!!勝者横島!!」
「くそ・・・・・・・・」
横島は意識を失った



===うわー・・・・・・続きます===
ド・・・・・・・・ドラゴンボール!?
はい、横島君は文殊の力で強くなりました
強くなり方が尋常ではないのですが・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・まあ、これはワケありなのです


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