ザ・グレート・展開予測ショー

除霊刑事ヨコジパン! (2、「初行為・・・?(後編)」)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 4/19)

「なんだてめーは」
ヨコジパンフラッシュチェインジ!直後の3段蹴りで後頭部にダメージを食らったタイガー。
その勢いで、女を引き離してしまったがために言い捨てた。

ここで透かさず、ヨコジパンは両手両足を腰元に構えると、
華麗にポーズをとりながら口上を決めた!
登場テーマは、無論 「ヤッターマンの歌 '93」である。

「全国の女子高生との愛と来世とために、戦うための孤道に生まれし、超戦士!
  この除霊刑事ヨコジパンがいる限り、この世の女は俺のもの!」

それに対して、なんとタイガーも口上を決めるのだが・・・・・そこのとこは省略する。
そして、いきなり対決となるのだが・・・・・。

「あれ?横島さんは?」

との、キヌの声が聞こえる。
ガラスが割れた音に気づいて、美神とキヌが丁度やってきたのだ。
しかし、やってきた矢先に横島の姿はなく、その代わりに1話で助けてもらったヨコジパンがいた。

「あ・・・ヨコジパン!」
「何であんたがここにいるのよ。」

美神の声に対して、横島の変身姿であるヨコジパンは答える。

「・・・・ああ、横島クンのことかい?
  あいつなら、そこのタイガーに窓ガラスから思いっきり市外までぶっ飛ばされて、今ごろはお星様さ。」

ヒーローは、正体をばらしてはいけない。
だから、そう答えるしかなかった。
ヨコジパンは、割れた窓ガラスからタイガーを外へ押し出すと、戦闘場所をそそくさと変えた。

         ☆         ☆        ☆

「さぁ、おまえこそいったい誰だ。」

ヨコジパンはせっかくの口上のチャンスを与えたが、タイガーは聞く耳持たんと一気に体当たりをかましてくる。
さっと、それをヨコジパンは交わして、

「ヨコジパン、スーパー稲妻カカト落とし!」

と、脳天に自分のカカトをぶち当てる。
しかし、タイガーの頭は固く、こっちのカカトが大ダメージとなった。

「いってぇいってぇ!」

カカトを両手で抑えて痛がるヨコジパンへ、タイガーは「幻惑成人感応」という成人指定念波を送った。
・・・・ヨコジパンは興奮し始めた・・・・。
相当の20禁ネタがヨコジパンの脳裏に入っていってるのだ。
この隙にタイガーはトドメを刺そうと、正拳突きをヨコジパンの男の急所に入れようと突進してくる。
だが、これが盲点だった。
ヨコジパンは、「幻惑成人感応」を利用して自分から煩悩を出していたのだ。

「ヨコジパン、バンダナブーメラン!」

と、叫んでバンダナをはずすと、すばやくサイキックソーサーを変形させた手にかぶせる。
それと同時にバンダナごと投げつける。

「・・・・そんなものは効かないじゃケンノーー!!」

と、どんどん近寄ってくるタイガーはバシッと受け止める。
だが、それがタイガーの命取りなのだ。

「はじけて、発動せよっっ!!」

というヨコジパンは言葉に任せて両手をサイキックソーサーの飛ぶ方向に向ける。
すると、驚くことなかれ、サイキックソーサーを包んでいたバンダナが外れた。
中身はサイキックソーサーだったが、ヨコジパンの先ほどの言葉の前に、文字を発する9つの文殊に変形したっっ!!!
これは、今までになかった新能力である。
その9つの文字は、「エ」「身」「真」「等」「浴」「大」「ミ」「写」「入」とある。
それが器用に並び替えられて、「等」「身」「大」「エ」「ミ」「入」「浴」「写」「真」と発動する。
タイガーは高木ブー・・・もとい、鼻血ブーーー!となった。

無理もない。
その文殊によって出現した、等身大ポスターがタイガーの顔にモロに張り付いたのだ。
ヨコジパンはその隙を見逃さずに、15mぐらい高く跳んで、強力な斬りを喰らわそうとばかりに
1回転しながらヨコジパンブレード(ハンズオブグローリー)を両手に覆わせつつ勢いをつける。

ズビズバァ、ズザァ・・・・・ッッ!!

右手ブレードが0.00000001秒の速さで縦一の字にはいる、
続いて0.0000001秒で左手側が横方向に一線、タイガーの体がクルス形に光り輝いた。
さらにこの直後の0.99998999秒に左方下斜めに両手が打ち払う。

「・・・・・・ヨコジパンブレード・千の断ちッッ!!!!」

タイガーの体が「千」の形の、女の子には絶対無傷であるプラナの光に命中。
タイガーが砕け散るや、ヨコジパンはブレードを降ろして最後の口上を言い放った。

「・・・・・・ヨコジパンの前に、お前は即地獄に消えよ・・・・・!!」

そして、シュン!と、元の姿に戻る。
横島は、依頼人である結花の元に戻る。
だったが・・・・!

「あ〜〜ら、あんたよくこんなに早く戻ってこれたわね♪」
「そんなにそのダーリンが恋しいんですか?」

美神とキヌの言葉に、横島はたじろぐ。
結花は都合よく眠りこけ、「忠夫くん・・・・!」と寝言を言っていたのだ。

         ☆         ☆          ☆

SAIJHONEの砦では、女幹部が怒りに震えていた。
タイガーが死ぬ間際に贈りつけて来た、文殊によって出現した等身大ポスター・・・を見て、

「あの男・・・・、絶対許せないワケ!」

と、破り捨てていたという。
次回、ついに女幹部の登場だ!

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