雨上がりの夜は
投稿者名:ツナさん
投稿日時:(01/ 4/19)
雨ががりの夜は、今日も一人きり。
すべてをなくした雨上がりの夜は。
今日も一人きり。
何も無いなんて悲しすぎるといっても仕方ない。
そして幾度もの雨上がりの夜は。
悲しみだけが残って。
一人きりはいやだといっても。
誰もそばにいない。
雲の間からやんわりと降り注ぐ月明かりだけが、私の心を包み込む。
冷たい輝きが私の心をいてつかせた。
本当のことは、いつも分からないままで。
雨ががりの夜は、いつも一人きりだったけれど。
喧騒すらも心地よく。
素直になれない自分と、そばにいる皆と。
あたりまえになった雨上がりの夜は。
いつも一人じゃない。
月明かりの代わりには、ちょっと騒々しいけれど。
雨上がりの夜は。
もう一人きりじゃない。
雨上がりの夜は。
苦笑いを浮かべる彼と。素直になれない私と。
雨上がりの夜は。
雨上がりの夜は・・・。
今までの
コメント:
- これって美神さんかな?
なんか、昔は一人ぼっちで寂しかったけど今は一緒にいてくれる人(たち)が私にはいるから寂しくないんだよって事を言いたいのかな?
って思ったんですけど、あってますか?
今回は雨上がりの時のこの人(多分美神さん)の心境を詩の形にしたものだと思うのですが、出来ればこの後のお話も読んでみたいです。 (かいぜる)
- 余りに表現が端的なので、キャラを特定する事は難しいですね。
でも逆に、色んな人物を割り当ててみると面白いかも。
例えば、キヌの独白として読んでも十分に通じると思いますよ。
この場合「すべてをなくした雨上がりの夜」とは……孤児と成った夜? 山の神となった夜? 地縛霊だった時のある夜? 蘇って氷室家に引き取られてからのある夜? 色々面白い想像が出来ますね。
更に極端な例として、同じ風景を同時に異なる場所で眺めている複数の人物の心の独白の連続、と云うのもまた一興です。 (Iholi)
- 是非、マイナー調のバラードジャズ、
はすきーヴォイスの女性に大野雄二トリオで聞いてみたい。
(大野雄二、言わずと知れたルパン三世のメインテーマを作曲した方) (トンプソン)
- ふむふむ・・・・・・・・・
なんだか読んでてこう・・・・・・
わかんないけど、グッとくるものが・・・・・・・・(俺だけか (トシ)
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