ザ・グレート・展開予測ショー

おキヌちゃんの存在（その３）

投稿者名：ＣＳＵ
投稿日時：(98/ 4/ 8)

眠っているおキヌが夢を見ている、夢の中でどこかの雪原に立っているようだ。

おキヌ（何？ここどこかしら・・・）
と、考えてるおキヌだったが、突然美神が現れた。
美神「おキヌちゃーん、どこ行ったのー」
と言いながら美神はおキヌを探しているようだ。
おキヌ「あっ、美神さん」
美神に話しかけようとするおキヌだったが、前回同様話しかけることも触ることも出来ない。
おキヌ（あっ、そうか、私今・・・・・・）
と、考えてるうちに美神はどこかへ行ってしまった。

今度は、横島が現れた。
横島「おっかしいな、おキヌちゃんどこいったんだろ？」
横島もおキヌを探しているようだ。
おキヌ「あーよかった、横島さんだけが私に普通に接する事が出来るから」
そして、横島に話しかけるおキヌだったが・・・
何故か美神と同じ反応しか示さない。
おキヌ（え？そんなはずは・・・・・・、鈴奈さんの話だと横島さんは存在消滅系の魔法薬に対する免疫力があるはずなんだけど・・・）

そんなことを考えながら、再度横島に話しかけようとするおキヌだったが
突然、力無く雪の上に倒れこんだ。
よく見ると、おキヌの身体は段々と透き通ってきている。
おキヌ「か・・・身体が、動か・・・ない・・・」
自分の存在が消えそうになるのを必死でこらえているおキヌだったが、おキヌの存在に気づかない横島は、どこかへ行ってしまいそうになる。
そんな横島をおキヌは呼び止めようとする。
おキヌ「横・・・島・・・さん、待って・・・待って・下さいっ・・・・・・！」

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おキヌ「横島さんッ・・・！！」
と、言いながら自分の部屋で目を覚ましたおキヌ。
おキヌ「あ・・・・・・夢？・・・だったの？」

コンコン
ドアを叩く音と共に、ドア越しに横島の声が聞こえる。
横島「おキヌちゃん、起きたの？入るけどいい？」
横島の言葉を聴いた後、おキヌは自分が目に涙をためてることに気づいた。
おキヌ「あっ、ちょ、ちょっと待ってください」
と、言って横島を待たせてる間に涙を拭くおキヌ。

横島「昨日はビックリしたよ、おキヌちゃんいきなり眠っちゃうんだもなー」
おキヌ「あ、それは・・・すみません」
横島「それは別にいいんだけど、鈴奈の話だと普通の状態の十数倍の体力・精神力を消耗するらしいからやることを慎重に選ぼうと思ってさ」
と言って、これからの予定を相談しようとする横島だったがおキヌの様子が何かおかしい。

横島「おキヌちゃん、大丈夫なの？」
おキヌ「大丈夫・・・です」
と言ってるおキヌだったが、さっきの夢がよほど怖かったのか、その言葉とは裏腹に少しうつむいて、横島の着ているＧジャンを握りしめたまま放そうとしない。
横島は、そんなおキヌの思考を読みとったのか、そっとおキヌの肩に手を乗せて、おキヌに語りかける。

横島「大丈夫だって！俺が必ず何とかするから、だから・・・、元気出して！、ね！」
横島の言葉をきいたおキヌは少し涙ぐんで。
おキヌ「横島さん・・・・・・・・・ありがとうございます！」
と、言った
そのときドア越しに鈴奈の声が聞こえる。
鈴奈「横島さん、おキヌちゃんの様子はどうですか？朝食作ったので早く来て下さいね」
と言ったあと鈴奈は台所へ向かっていった。

横島「まあ、とにかく、考えるのは朝食食べてからにしようか」
おキヌ「そうですね」
そして、その後次に何を再現するのかを考えるおキヌ達だった。

色々考えた末に今回は『ブラインド・デート！！』の再現をすることに決めた。
そして、道ばたに出るおキヌ達だったが、そこに偶然弓と一文字が現れた。
（注：弓と一文字におキヌは見えない）
二人は「今日おキヌちゃん学校に来てなかったけど、どうしたの？」
と横島に聞いてきた。
弓達に心配をかけたくないおキヌは横島に『私の事は黙ってて下さい』と言うが。
既に鈴奈が、自分の自己紹介と一緒におキヌのことを話していた。
そして、その話を聞いた弓と一文字は。

一文字「そういうことだったら、あたし達も協力するぜ、な？弓」
弓「もちろん！、氷室さんの為ですものね」
二人の言葉を聞いたおキヌは涙ぐみながら。

おキヌ「二人とも、ありがとう・・・」
鈴奈「おキヌちゃんが『ありがとう・・・』だってさ」
一文字「なーに言ってんのさ」
弓「そうそう、それに氷室さん前に私に言ってたじゃないの『私たち同じクラスの仲間じゃないですか！！』ってね！」
と、軽くウインクしながら弓が語る。
その言葉を聞いて、いっそう涙ぐむおキヌが一言。

おキヌ「・・・・・・はいっ！！」

～もっと続きます～（次回、いきなり急展開になる予定）

さて・・・弓と一文字を加えて、横島達におキヌちゃんの存在を元に戻す為の奮闘が始まる！

今までの　賛成：4　反対：0
コメント：

「ブラインド・デート！！」のヤンキーね～ちゃんって、一文字と面識ありませんでしたっけ？ (ASK-YOU)
次編では無事解決となるのでしょうか？懐かしいストーリーが次々と展開していくのであれば横島が再び織姫（世代が代わって若い）のもとへ行く話とかあるといいですね。 (Ｃｈｏｎ)
大好き、このシリーズ。早く続きが読みたいな。

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