ザ・グレート・展開予測ショー

横島の自立(7)


投稿者名:ノンチ
投稿日時:(01/ 4/17)

どうする!?
どう戦えば言いい!?
雪之丞は霊気の鎧をまとっている。
まともに組み合えば俺の方が不利だ。
「今度はこっちの番だ!!」
横島は額から流れ出た血を拭うと雪之丞から距離を取り
霊波刀を雪之丞に向けて構えた。
「伸びろーっ!!」
気合いと共に霊波刀が伸びる。
雪之丞はその場から動かない。
ガキッ!!
霊波刀が届く寸前に、両手で受け止められた。
「何か言ったか?」
霊波刀を握り締め、雪之丞は余裕の笑みを浮かべる。
「はあっ!!」
横島は全霊力を右腕に集中させ、霊波刀は眩しい程の光を放った。
その光に触れたのか、武舞台には一直線上に亀裂が入る。
「がっ!!」
雪之丞はたまらず両手を放す。
「くらえっ!!」
横島は一歩だけ踏み込み、長く伸びた霊波刀を真上にかかげた。
バッ!!
そうはさせじと雪之丞が霊波を放つ。
「無駄だ!!」
閃光は四散した。
俺の回りにはあらかじめ文珠で結界がはってある。
そして、そのままの体制から霊波刀を振り下ろした。
ドガシャ!!
雪之丞は両腕をクロスさせ、またしても霊波刀を受け止める。
今の技を防がれたのは痛いが、これで動きは封じた。
横島は(爆)の念を込めた文珠を投げ付けた。
ドッ!!
文珠は見事に雪之丞を捕らえ、辺り一面に爆煙が立ち込める。
やったか!?
安堵したのも、つかの間、
「よそ見してんじゃねえ!!」
煙をかき分け雪之丞が突進して来た。
完全に意表をつかれた。
攻撃をまともにくらった横島は数メートル吹き飛ばされ、
武舞台を覆っている結界にぶち当たった。
「がはっ!!」
くそっ、油断した。
あばらが何本か折れてる、雪之丞もある程度ダメージを追っているが
こちらの方が大きい。
「おら、立てよ。」
雪之丞に髪の毛をつかまれ、無理やり起こされる。
ぼやけた目で小竜姫様の方を向くと、神剣の柄に手を
伸ばしているのが見えた。
俺がこれ以上、攻撃を受ければ戦いを止めるきだろう。
・・・・・ルシオラ・・・・・ごめんな。
「これで終わりだー!!」
雪之丞が吼える。

                      ・・・・・・続く

    (次回、決着!!)

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa