ザ・グレート・展開予測ショー

都のリベンジャー(その1)


投稿者名:DIO
投稿日時:(98/ 4/ 7)

延喜二年                  
四人の術者によって、一匹の物の怪が都の地に封印された。
「陰陽五行汝を調伏する。退け妖怪!」
「大地のー法陣にー飲み込まれなさーい。」
「とっととくたばれ、クソ野郎!」
「地威如鬼、地恩如仏。其の汚らわしき身、大地に封ずるべし。」

それから千年を越える時が過ぎた。


199*年   
六道女学院霊能科、1年生の面々は京都に来ている。おキヌたちは遠足、もとい社会見学に泊まりがけで来たのだ。
「次、どこいきましょうか。」
「そうねえ、東のほうをまわりましょうか。清水寺、銀閣寺、知恩院 八坂神社・・・。」
「そんなに神社やお寺まわったら、お守りいっぱいになっちゃいますね。」
「・・・氷室さん、行ったとこ全部買う気?」
「あらあらー、おキヌちゃん達ー、楽しそうねえー。」
突然なんとも間の抜けた独特の声が話に入ってきた。
「あっ理事長、それに鬼道先生、一緒にまわってらしたんですか。」
「ええー、鬼道君に案内してもらってるのよー。」
「どうや、京都もええとこやろ。まあ最近はでかいビルが建ったりしてちょっと風情に欠けるけどな。」
「そんなもんかねえ、あたしにゃよくわかんねえけど。それよりタイガーたちにおみやげ買ってかなきゃな。なんにしよう。」
「そうねえー、八つ橋なんか 」
突然かなり高い霊圧が周囲に満ちて、緊張が走った。
「みんな、気ぃつけえや!」
「  先生、右っ!」
おキヌの心眼が敵の姿をとらえた。
「夜叉丸!」
「クソ妖怪がー!」
「退きなさい!!」
鬼道、一文字、弓が三人同時に仕掛けた。
「うー。うー。うぉーおー!!!」
魔物は呻きながら攻撃をはじいた。弓たちはドッバァーンと7メートル近く吹っ飛ばされた。夜叉丸のダメージで鬼道本人もぶっ倒れた。
「に・・、匂うぞ、俺を封じた者どもの匂い、・・・貴様らから、・・・・はぁはぁー・・・・・。」



冒頭の四人の術士の正体、勘のいい人にはわかっていただけると思います。ただ、4人目のやつはキャラクターとセリフがかみあっているかどうか心配です。従来キャラのような新キャラのようなやつですから。




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