ザ・グレート・展開予測ショー

詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 (Part28 Pt.5)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 4/11)

「いてぇなぁ、そんなに強く殴るなよ。考えてること忘れたらどーすんだ・・・・」

ゆう姉をはじめとする各キャラがポップに突っ込みを入れる最中であった。
ポップは15リットルもの血を流して倒れたままにも関わらず、真・大魔王は再びカラミティウォールを繰り出す。
ズウウウゥゥ・・・・・・・・・・・・と、FF6のアルテマの如く徐々に近寄ってくる。
真・大魔王は頭の切れるポップを真っ先に倒そうとしていたのだ。

         ☆         ☆         ☆

CASTING;

ダイ         :ピエトロ=ド=ブラドー 
レオナ        :アン=ヘルシング    
神の涙        :妖精・鈴女      

マァム         :ゆう姉
ポップ         :横島忠夫
ラーハルト      :西條輝彦
ヒムちゃん      :ドクターカオス

バラン         :ブラドー伯爵
ソアラ         :夏子

真・大魔王バーン  :美神令子 & 小笠原エミ (フュージョン体)
ヴェルザー      :美神公彦

         ☆         ☆         ☆

そこへ、真っ先にラーハルトと、ヒムが飛び出した。
あのカラミティウォールをまともに受けきって消滅させるつもりだ。
「・・・ま、まて、お前ら・・・・・」
という、15リットルの血を受けているにも関わらず辛うじて喋るポップの声を無視してまで、仁王立ちする二人。
だがここで、カオスは受けきりながらも、2枚目に変身してしゃべる。

「・・・・小僧、さっき言ったことは撤回するぞ。ほれ、ダイ、このアモールの水をやるから、こいつでポップを回復させてやれ・・・・・」
どこからそんなもの持ってきたんだ!?と、ダイは思いながらも、素直にポップに振り掛ける。
・・・・・・・・!
ポップに血が再び沸きあがり、体力を取り戻した。

この時、恐るべきものをポップは見た。
カラミティウォールの向こうで、真・大魔王がギガストラッシュ+閃華裂光拳でやられた腕を再生していた。
再び、あの天地魔闘の構えをしていたのだ。

「・・・・な・・・・なんて・・・・・!」
ポップに促されたマァムは絶叫していた。
そして、尚もカラミティウォールを受けつづけるヒムとラーハルトを前にして、
真・大魔王はニヤリとエミのような笑み(洒落ではない!)を浮かべていた。
だが、それはポップも同じように笑っていた。
何か秘策があるのか?

「・・・・・ああ・・・・。俺は大体見抜いた。あの構えの秘密・・・・・。」
ポップはある考えにたどり着いていた。
今まで、「溜め」と言う行動を見せなかったバーンが、この格好にしてようやくその秘密が解けたのだとばかりに。
そのポップが言うには・・・・

「なぜ向こうから攻撃を仕掛けないのか・・・・というより、あの三見一体以上の攻撃ができないだけさ。
 いいか、今まで見せた技は、溜めもなく一斉に放ってきた。
 だが、防御することで、そのターンだけの無駄な攻撃をせず、あれだけの威力のある3回の攻撃を同時に放てるよう、そのときを待っているんだ・・・・。」

その時のポップの表情は、まさにバランのような冷静で鋭い眼つきであった・・・・!
いや・・・・何の奇跡か、バラン自身が、ポップの意思に呼応して降臨していた。

「父さん・・・・!」

ダイは叫ぶ。
そしてダイはラーハルトたちを助けようとするが、ポップが強く強く、抱きしめる。
Hold Me Tight、Hold Me Tight・・・・・・・・・・・!!!
だから、行くさ俺たち銀河烈風!

「ダイ、動くんじゃねえ・・・・!」

なおも、ダイを放そうとせずに、ラーハルトたちを見守る。

「放してくれよぉ、ポップゥ・・・・!おまえ、ホントにホモになっちまったのかぁ・・・・!?」
「ポップって、最低ぃっ!!」

そんな言葉も気にせず、とにかく放すわけにはいかなかった。
その理由を、マァムは気づきもしなかったが、冷静になったポップは耳打ちする。
ポップ、おまえ告白する気なのかぁ!?・・・・ん、

「ダイ、冷静になってよく聞けっ!あの大魔王の命を断てるのはダイ、勇者のおまえだけなんだ。」

それを何とか聞こえてきたラーハルトは、さらに生命力を闘気に変換させながらも、グランドクルスとして放出したっっ!!
ずどどおおぉぉぉ・・・・・んん・・・・・・!!!!
何とかカラミティウォールを破り果たしたヒムとラーハルトは瀕死状態にあった。
そして、ラーハルトがようやく口を利く。

「さぁすが、アバンの使徒だ・・・・・。そこまで計算していたとは。
  まぁ、これで出番を果たしたんだから、後は・・・ディーノさまを・・・・任せる・・・・!」

そういうと、真・大魔王の魔力で、二人は消えていく。
残るは、レオナ、神の涙、マァム、ポップ、・・・・そしてダイの5人だ・・・が、

「「くくくくく・・・・・・悪いが、そこの姫には消えてもらうぞ・・・・・」」

と、瞳からエメリウム光線をレオナに向けて発射した。
だが、神の涙がまたも反射させた。
それをI’s・・・・もとい合図に、、ポップが・・・マァムが・・・飛び出した。
ポップの右手にはイオナズンが、左手にはブラックロッドが握られている。
その右手が、バーンを襲う・・・・が、フェニックスウィングではじき返される。
続いてブラックロッドでの攻撃も、バーンのもう片手でやられる・・・が、何とか受け持つ。

「ちぃ・・・っ」

と、舌打ちしながらもポップは下に倒れていくが、そのバーンの3撃目が見逃すはずがなかった。
その3撃目のカイザーフェニックスを、マァムの疾風突きが辛うじて受け止めるが・・・・

「きゃあぁ・・・」

と、マァムの予想以上の打撃力で、魔甲拳が破壊され、胸を貫き開けるような痛みとともに叫び声をあげる。
あのゆうこ姉ですらも・・・・倒れたのだ。
だが・・・・その3撃を見据えて、ライディンを溜め込んだダイが、空を蹴り飛んで最後の攻撃に出た。
この間、0.000034秒のこと、バーンはにんまりと笑った。

「アバン・ストラーーーーシュっっっっ」

この叫びを待っていたように、再びその瞬間にカイザーフェニックスを放つ。
だが、その瞬間の瞬間をも見かねて、ゆう姉の下敷きとなって倒れるのポップが唱えた呪文は・・・・・

「・・・・・ラナリオンだーーーーっ!」

その瞬間、バーンパレスが黒雲に近づいているのを見逃さず、つづけてマホプラウスを、ダイに向けて唱える。
ダイは、放たれたライディンストラッシュがバーンに向かっているのを見てさらに、ギガディンを唱えていた。
それは0.000000000545秒のことだった。
バーンは青ざめながら反撃を仕掛ける。
まさか、こんなことがあろうか・・・・と思いつつも、カイザーフェニックスは不死鳥となってダイに襲い掛かる。
そのカイザーフェニックスにめがけて、一世一代最強の技をかました。
恐るべきことに、その下に倒れているポップには、バランの顔と見間違うくらいのたくましい顔が描かれていた。
技の様態が、ギガブレイクと同じだったのだ。

「ギガディンストラッシュ・クロオオォォーーーーーーーースっっっっっっっ!!!!!!!」

ずばああああぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!!!!

その光り輝いた形は、アロー型に飛んだ縦幅30cmのライディンストラッシュに、ギガブレイク風の横幅30cmストラッシュが十字に重なりあった形。
その形に、あの大魔王バーンが刻まれ・・・・・バーンの正真正銘最後の切り札だったピラァ・オブ・バーンを発動させることもできなかった。
3つの心臓が、クロスの中心にあった。
クロスの中心の威力は、推定・・・・20倍はあるだろう・・・・・!
そして、大魔王は倒れるすらもなく、3つの心臓はポトリと・・・・・バーンパレスの片隅に残されていた・・・・・・・・

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