ザ・グレート・展開予測ショー

生きる


投稿者名:あや
投稿日時:(01/ 4/11)

母の死は、令子にとって
耐えきれない屈辱だった。
母が、死んだと聞かされたとき
令子は、どん底に落ちたようだった。
母がいたから、今までがんばってきた。
母の、『優しさ』と『思いやり』だけが
いつも、令子の支えとなっていた。
でも、
その母は、もういない....。
苦しくて、胸が張り裂けそうだった。
もう、ここから消えたいと思った。
しかし、令子は消える事ができなかった。
それどころか、
いままで以上に残酷ないじめにあった。

母の死から、三日たった。
でも、令子は悲しみをずるずる引きずっていた。
悲しい..苦しい..悲しい..苦しい..。
その時、後ろから声をかけられた。
「おい。」
令子は、ふりむいた。すると、5〜6人の男女がいた。
「お前の母ちゃん、死んだんだってな!」
「やーい、親無し子!親無し子!」
「くすくす、くすくす」
「あーははははははは」
「言い過ぎー!きゃははははは」
「お前がやれって言ったんだろー」
令子は、何がなんだかわからなかった。
だが、これだけはわかった。
自分が、馬鹿にされてること。
そして、母が死んだことをからかわれている事。
怒りが、身体からこみあげてきた。
「あたしの、母親が死ぬとお前らに何か
 迷惑かけんのかよ!いいかげんにしろ!」
精一杯の力で、そう叫んだ。
「わぁー、怒った。怒った。」
「ヒュー。勇ましいねぇー」
「怖いよー。助けてー。あはははは」
「う、うけるぅーーー。きゃはははははは」
しかし、連中はやめるどころか、笑っている。
悔しかった。世界は不公平だと感じた。
《どうして、こんなヤツらが人間をやっているんだ》
何故?どうして?
《こいつらが、人間だというのなら、あたしは、人間をやめてやる》
そして、もうひとつ心に誓った。
《学校なんて、もうこない!!こんな地獄は見たくない。》
やめてやる。めてやる。やめてやる。やめてやる!!

続く。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。頭がぁぁ。



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