ザ・グレート・展開予測ショー

誤解5


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 4/10)

「おれ結構素質あると思うんやけど」
と和馬。
人畜無害と言った感じで笑っており右手には「GSへのなり方」という本をもっている。
それに自分でいうのもなんやけど結構しらべたんやでという。
そーいやかずにいはマメだったと思う。
興味があることは自分が納得いくまで調べるタイプなのだ。
横島はわからないことはわからないですませるタイプなのでそんな和馬を見ていたことを思い出す。
「そんなんおれのところじゃなくて他のところで働けばいいじゃねーか?なんで従兄弟で顔つきあわせなきゃならんのじゃ」
と横島。
すると和馬は真剣な顔で
「美人が多いからにきまってるだろう!」
そしてここは俺が調べたところでは一番人気実力そんで美人率がおおきいんじゃ。
といった。
美人率というところに力が入ってるのは言うまでも無い。
それに従兄弟がいんだぞ。
こんな好条件ほかにあるわけないじゃねーか。
どうやら彼にとっての好条件は労働条件というものは入っていないらしい。
まあらしいといえばらしいが。
・・・・・・
・・・・・・・・・どうするべきか・・・
横島は悩んでいた。
どうやって諦めさせるか・・
すっかり冷めた珈琲にてをのばす。
ごくり
と喉が鳴る。
口の中に広がるのは安っぽい珈琲の味。
だが横島は目の前の男をどうやって諦めさせるかということで頭が一杯のため味など感じないが。
事務所に連れて行ったら最期。
なにがあろうともこの男は働くだろう。
美神さんやおきぬちゃんやシロやタマモ・・・・・・・
はっきしいってみんな標準を超えた容姿の持ち主だ。
・・・・その後の行動なんぞなまじ血が繋がっているだけにわかりすぎるくらいわかる。
特に美神にどんなアプローチをするか・・考えるだけでも恐ろしい。
まだ美神が自分にほれているという自信を横島は持ってなかった(まあ普段の扱いをみれば自信などもてようはずも無い)。
ことん
横島は珈琲カップをちゃぶ台の上におくと(珍しく)神妙な顔で和馬を見る。
「な・・なんや?」
と和馬。
「かずにい・・・・まじでおれんとこだけはやめとったほうがいいって」

ちょうどその頃。
美神は横島のアパートの前へと来ていた。
手には給料袋。
今日は横島の給料日だったのだ。
帰りに渡しそびれたという名目で美神はまあ・・・・あの貧乏男のことだから食う事にも困ってるんでしょという親切心で渡しに来ているらしい。
の割にはよそ行きの服にいつもより薄めの横島が好みそうな化粧をしている。
どこか照れたような表情なのはきのせいだろうか?
つづく
・・・・・美神さん登場・・・・・・やっとだせたよお(涙)

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