ザ・グレート・展開予測ショー

誤解4


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 4/ 9)

GSになりたいんだ。
という和馬の言葉に横島はふうとため息を一つき
「なれば?」
と言った。
そりゃそうであろう。ほかにどういえばいいのだ。
なりたきゃなればいいしなりたくなければならなきゃいい。
というか横島にはどうしてGSになりたがるのかそっちの方が理解不能であった。
一見派手でお金も儲かる。
だがその分徐霊道具や破邪の札などとんでもなく高いし一回一回の仕事が文字とおり命がけだそれにキツイわぐろいわ恐ろしいわ
横島自身美神の色香に迷わなかったら一生縁の無かった職種といえる。
まあそれは自分がそう思っているだけで他の人間がどうであろうかそんなところまで興味は無い。
忠告する義務も無い。
それにこの男はなにがあろうとも生きていくだろう。
ゴキブリ並・・・いや以上のしぶとさと悪運と女運に恵まれているのだから。
しかも何でもそつなくこなせるからタチが悪い。
和馬も何も自分の所に「GSになろうと思うからよろしくな」いいにだけこんなところに来るわけがない。
なにか思惑があるんだろう
と思い至り横島は嫌になる。
そしてこの手の勘はとんでもなく当たることを過去の経験から予測される(特に目の前の男と幼い頃実の姉のように慕っていたひとに関してはほぼ100パーセント)ことなので
横島はそれ以上なにも言わずじっと和馬の言葉を待った。
「でさ、」
そんな横島の頭の中もわからずにこにこと和馬。
ほらきたと横島。
そして
「どうせなら、おまえんとこの事務所で雇ってもらえんかなあと思って」
「嫌じゃ」
と横島
即答である。
ちらりと頭の中で美神がもうひとりくらいバイトが欲しいわねと言っていた事を思い出すが無視。
別にここの労働条件が酷いということを心配しているわけではない。
横島にとってみればやろーと共に働くということ事態が許せないのである。
それに何故かこの和馬という人間は女にもてるのだ。
しかもナンパなんぞでは引っかからないくせに普段の生活の和馬の態度から心惹かれていくというパターンが多い。
別に人格者というわけでもないのに。
こんなやつといっしょに働いたりした日には・・・・・・・・・・・
やっとのことで恋人(といっていいのだろうか?)になった美神との間がどうなるか・・・・考えるだけでも恐ろしい。
つづく
・・・はっはっはっは・・・・・進まない(涙)

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