ザ・グレート・展開予測ショー

近未来シーズン!(9)  −春T−


投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 4/ 7)

                  「ねえ、ママ?」
             
                   「なーに?」

         「・・・・どうして、人は飛ぶことができないの・・・?」

        「・・・・・・・・・・・それはね・・・・・・・・・・・・」






                 



            





              昔、一人の少女がそこにいたんだ・・・・・









その日も、彼女はいつもと同じようにベンチに座っていた。
なにもするわけではない・・・・・。ただただ・・・・・・・遠くをみつめて・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・」
少女の目の先には4人の子供が遊んでいた。みんな楽しそう・・・・。だが、少女の目はさびしそうに子供たちを追っていくだけ・・・・・・・。

                     なぜなの?

                   なぜなにもしないの?

俺はそれが気になって、ついに少女のもとに歩みだした。
「・・・・・・・・・・・あれ?」
少女がこちらを向く。
「・・・・・・・こんにちは、鳥さん」
あいさつしてきた。ぺコリと頭まで下げてきた。
俺は少女のとなりに座る。

「・・・・・・・・・・鳥さんは・・・いいよね・・・・・・・・」
長い沈黙を破って彼女が俺に話し掛けてきた。
「私もね、空、飛んでみたいな−って・・・・・・・・・・・」
そう言って、少女は空を見上げた。
・・・・・・青い空。それは果てしない世界・・・・・。雲が遠くへ流れていく・・・・・・・少女の思いよりも早く・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・少女はなにを思うのか?・・・・・・・・・少女の思いがかなう日がくるのだろうか・・・・・・・・?

チュンチュンチュンチュン・・・・・・

小鳥のさえずりが聞こえた・・・・・・・・。世界中あふれる思いに・・・・・そして少女の思いに答えるように・・・・・・・・・。
「私ね、空を飛んでるの。たった一人だけど・・・・・・・・・でもね、全然さびしくなんかないよ。目的はないけど・・・・・・・だけどあの雲の、さらに高みへ・・・・・・何も見えない、地上は見えない。だけど・・・・・・・・・・いつか何かを見つける・・・・・・・そんな気がして・・・・・・・・・・・・・」
そう言って少女はさびしそうに微笑む。・・・・・・・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・




           「・・・・・・・・・・・・最初から一人なら・・・・・・・・・・・・・・」






                 


                   








                  さびしくなんかならなかったのに

















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・涙?
少女の目がかすかに光った・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・ふうっ。なに話しているんだろうね。・・・・・・・鳥さんに話しても・・・・・・・・・・・・・・・しょうがないのにね・・・・・・・・・・・」
そう話すと、少女はベンチから立ち上がった。
「バイバイっ!鳥さん」
・・・・・・・・・・・・・少女はそのまま俺に背を向けて走っていった・・・・・・・・・・・・・手を振りながら・・・・・・・・・・・・・


    ・・・・・・・・・明日の出会いさえも知らない少女の・・・・・・・・・・・

       ・・・・・・・・・・・あふれる思いは・・・・・・・・・・・・・













                 でもだいじょうぶ














                幸せの足音が聞こえてきた時・・・・・・・























































                              強くなれるから














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