ザ・グレート・展開予測ショー

誤解(告白続編)1


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 4/ 4)

この話は告白の続編です。

それは2月13日の出来事だった。
横島は彼の住まいといえるぼろアパートでひとりへらへらと笑っている。
それは別に彼の気が狂ったというわけでは無い。
彼は明日の事・・・そうバレンタインデイの事を考えていたのだ。
横島はいままでバレンタインというものが嫌いだった。
まともな形でチョコレートをもらった記憶は無く、あるのは全身チョコレートのおばけに襲われたことや自分で自分へチョコレートをあげたという情けないことこのうえない誤解をうけたものばかりだ。
だがしかし
今年は違うのだ。
ながりもなにも、例え普段の扱いが下僕以下でも・・・
一応恋人という存在がいるのだ。
チョコをくれる相手がいる。
意地っ張りでゴー漫でわがままで、でも自分の「恋人」が
実の所彼女は一度も自分の「好き」という言葉をくれたことがない。
いや別に自分が彼女をすきだからいいではないか
あのいじっぱりがいうわけもないというのもあるだろう。
だけどと思う。
明日なら明日ならいってくれるだろう。
なんたって年に一度のバレンタインだ。
「んっでもしかしたらチョコといっしょに私もなんていうかもなーぴー(自主規制)」
と思わず作者が自主規制したくなるようなことを口にする横島。
・・・まあそんなことはありえないだろうが。
へらっとまた顔がゆるむ。
だが厳しい現実に気がついたのか横島ははたと我に返りだがそれでも緩んだ顔で
「まあそこまでいかんでもちゅーくらいは・・・・・・」
付き合い始めて約三ヶ月。
見事なまでに関係に変化の見れないふたりであった。
つづく
・・・・・・・多分これ十回くらいつづくと思います(汗)

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