未来掲示・別編(ラプラスの語り・アンコール)
投稿者名:トンプソン
投稿日時:(01/ 3/31)
其処は一筋の陽光も、蛍光灯も無い薄ぐらい部屋である。ある特殊な牢屋だ。
貴方はどうしてもこの鬱蒼とした部屋の奥まで行かねばならなかった。
=話すか、余談だがね=
悪魔ラプラス確実に未来を映し出す能力を持つ。
待ちなって、未来ってのは無限の可能性が有る。それと同等の俺がいる訳だがな。
それでも聞きたいのなら俺が知ってる未来を語ろうじゃないか。そう忠告を一つ。
俺に近づくんじゃない。いいな。
さる仕事で上海に向かった美神所霊事務所一行でな、仕事その物は、
「思ったより楽だったわね。ついでだから、御買物していきましょ?オキヌちゃん」
「はーい!横島さん行きましょ・・」
「・・いやじゃ・・」
「なによ、男の子が荷物持ちしないで何なのよ」
この時の横島は、少し火傷をしてるんだよな。まぁ嫌がるのもわからんでもないな。
「昔は、私が少し色気を使うと復活したのに・・」
おいおい、何を言ってるンだ?美神。
横島部屋にいてもつまらねぇってんで、ロビーで女性鑑賞に向かうんだよな。
「やっぱ、中国美人はええなー美神さんの比じゃないなー」
鼻下当社比3倍ってかな。そして煩悩が治療に廻ると、火傷と疲労がほぼ戻ってるんだ。
いやはや。
横島の耳に女の悲鳴が聞こえたのは暫くしてからでな。
「ん?なんだ、なんだ?」
外を見ると、これはそんじょそこらの女優よりも綺麗な女の人が走ってるんだ。
「なんだー?あ!」
走るわけだよ。後から低級霊が固まって彼女に向かってやってくる。
あ、コケた。これで女の人はジ・エンド・・になる訳ないな。よ!我等が横島!
「大丈夫ですか?お嬢さん」
「??」
あぁ、言葉が通じないと、文殊を応用して会話を成り立たせてな。
「大丈夫ですか?お嬢さん」
「あ、有難う・・あ!貴方は、一度お会いしてますよね」
「へ?」
中国人に知り合いはいないが、今は後ろの美女より、前の霊達だ。
「こいつらは、結構な力を持つから、先ずは逃げよう!」
サイキックネコ騙しを使用して霊の目を誤魔化すと、彼女の手を取って逃げるのさ。
「・・あ」
何を照れてるのだ。この女は。
「覚えてませんか?」
「うーん、確かに見たことあるような、ないような」
「もぉ、これでもスクリーンの仕事してるのにぃ、そうだ髪を下せば・・」
ゴムで止めた髪束を外すと、見覚えの有るなんてもんじゃねぇ。
「白麗さん!」
「やっと、思い出してくれた?」
「ええ!上海であえるだなんて・・それにしてもよく、俺の事覚えてましたね!」
一介のスタントマンに過ぎない横島を主役級のヒロインが覚えていたってんだからな。
横島の嬉しさは計り知ることができるだろ?
でだ、霊に襲われるようになったのは、ある映画で本当に霊障が起こる場所でやった後、
なにやらに追われるようになったらしい。
「まぁ、泥縄ですけど霊の住処を崩しちゃ駄目なんでよ」
横島が説教臭い事を言うと、彼女もしおらしく、
「はい・・すいません」
相手は絶世の美女だ。しかもどうやら好意を持ってくれているらしい。
男にしては最高のシチュエーションだろうな。
さて、霊側はようやく見つけた白麗に目掛けてやってくるが、
霊なのに、魚の網のような物に阻まれてしまうんだ。
「流石は中国こんな物があるんだからな。四千年は伊達じゃない」
パトロンはかなり裕福なので、様々なオカルトグッツを購入して、
霊に具えた。横島ってのは日本人にしてはゲリラ戦を得意とするからな。
数匹の霊は白麗の前に現れたが、意識のない霊を退治する事など今の横島には問題無い。
「ふぅ、これで全部かな?」
全部やっつける事に成功したらしいな。
「謝謝!!!横島」
と、ファンサービス的なキスをほっぺにしようとした時、
カメラのフラッシュが焚かれた。
「何?」
「もしかして・・フォーカスかも」
その日の第一ニュースが白麗恋人騒動で、にっちもさっちも身動き取れない横島でな。
「美神さーん助けてくださーい!」
って電話を入れても、
「なーにを助けるの?幸せにね、よ・こ・し・ま・君!」
ガンと切れる電話の向うで泣きじゃくってるオキヌって娘がいたらしいぜ。
-くくくく、忠告したはずだぜ 近づくなと-
ラプラス、小声で話しつづけていたので、貴方ははっきり聞き取れる位置までと思い、
徐々に檻の前へ近づいていったのだ。そしてラプラスが手を伸ばせば頭に触れるそんな
位置まで来た時に、貴方は頭皮に軽い痛みを感じた。ラプラスが髪の毛を抜いたのだ。
返してくれと頼む貴方、しかしラプラスは一言、
=離すかよ、旦那のだがね=
FIN
今までの
コメント:
- はう!間違えた、
「話すか 余談なのだがね」
「離すかよ、旦那のだがね」 (トンプソン)
- ああっ、僕の人生なんか覗いたってつまらないって!(引っ掛かった奴)
しかし、こりゃまたもの凄い変化球だ(笑)。
キヌに泣かれるくらいだから、きっとゴシップには色々と尾鰭が付いて回ったんだろうな……あーあ(笑)。 (Iholi)
- まさかまさかまさかまさかっ!!!!!!!!!!!!(にぎりこぶしっ)
これは自分がリクエストして却下(笑)されたあの幻のっおおおお(絶叫)
うれしいまじうれしいい。
トンプソンさん最高っす!!!もー無敵っす!!!!
どうしようまじ嬉しすぎっコメントができないよおおおお (hazuki)
- 今回は超レアキャラが出てきましたねぇ。
あの子ってほとんど性格が出てきてないから主人公格で書くなら早い者勝ちですものね。
そうすれば、好きに性格設定が出来るし。
しっかし、あの女好きの横島が髪を上げてるだけで気が付かないとは。
対美女眼力が落ちてる。
どうした横島。チャイナ系の服に惑わされて顔を見なくなったのか?
そんなことじゃ「誰がために鐘が鳴る」の二の舞だぞ!!
トンプソンさんにお願いが・・・
まじでお願いです。このお話、もっとかいてください。
どんなのが希望かというと、横島は美神さんたちにおいていかれたのか?
だとしたらどうやって帰ったのか?フォーカスされた内容は?
白麗とはどんなことがあったのか?
その辺が大変気になります。 (かいぜる)
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