ザ・グレート・展開予測ショー

近未来シーズン!(3)  −冬V−


投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 3/31)

外では、雪が降っていた・・・・・。
私は、かさを二つもって家を出た・・・・・・・・・。
「うう、寒ぶ」
外はかなり寒かった。私は少女の行きそうな場所を回る。動物園、植物園、デパート・・・・。だが、そのどこにも少女はいなかった。
「はあ〜あ」
私は、自分の手を息で温める。・・・・・・・・少女も同じように寒いのだろうか・・・・・・・。
どうしようもなかった。腹が立ってきた。・・・・・・・・少女を見つけられない、自分に・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・他に、少女の行きそうな場所は・・・・・・・・・・・
「!」
あった。一つだけ。・・・・・・・私は、そこに向かって走り出した。




・・・・・・・・・・・・・足元で、雪が舞った・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・少女が・・・・・・・・・・・いた・・・・・・・・・・・・

始めてあった・・・・・・・あのベンチに・・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
少女は、ただ何も語らず、一点を見つめていた。・・・・・・・・なにをするわけでもない・・・・・・・・ただ、一点を・・・・・・・・・・。

パンパン!

私は、少女の肩に乗った雪を払った。
・・・・・・・・・・よく見ると、少女の手が赤く染まっていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・どうしたの?この手?」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・沈黙の時間が流れた・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・ま、別に話したくないならいいけど・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吐いた」
・・・・・・・・・・・少女がぽつりと言った。
「え?」
「・・・・・・・・・・吐いたの。血を・・・・・・・・・。これが私の病気」
「・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・この子は、今まで一人でこの病気と闘っていたの?
「・・・・・・・・・・・それと、もう一個うそついてた」
少女は、そう言って若干の間を置いた。・・・・・・・・・そして・・・・・・・・
「・・・・・・・・・『治らない』じゃなくて・・・・・・・・・・・『治せない』なんだよ・・・・・・・・・・・・貧乏で、医者に、見せられないんだ・・・・・・・・・・・・・・」
「!!」
・・・・・私は、何も言えなかった。この少女の置かれた境遇に・・・・・・・・・・何も・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・やっぱり・・・・・・・・・・・・・・・帰るね・・・・・・・」
少女はそう言うと立ち上がった。

ぐいっ・・・・・・・

私は、かさを少女に渡す。
「・・・・・・・・・・・・・・・・?」
少女は不思議がる。
「・・・・・・・・・あんたの病気は、私が金をかせいで、治したるわ!」
力いっぱい言う。不安を、消し去るように・・・・・・。
「ゴーストスイーパーは、とっても儲かる仕事なのよ。まじめにやれば、あんたの病気くらい、すぐ治せるわ!・・・・・・・・・・・・だから、私があんたを医者にみせて、あんたの病気が治ったときにこのかさを返して・・・・・・・・・」
笑顔で・・・・・・・・言った・・・・・・・・・。少女の病気は、私が治す。
「・・・・・・・・・・・・じゃ、まじめに働いてね」
「・・・・・・・・・・・・・なんだと〜。私は、いつでもまじめよ!」
「・・・・・・・・・くすり」
「・・・・・・・・・ぷっ・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・この時、私ははじめて少女の本当の笑顔を見たような気がした・・・・・・・・・・・・・・・





                  冬編・完

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