近未来シーズン!(2) −冬U−
投稿者名:来栖川のえる
投稿日時:(01/ 3/31)
チュンチュンチュンチュン・・・・・
小鳥のさえずりで目がさめる。まあ、どっかのアニメみたいにあいさつするわけじゃないが・・・・。いつもと変わらない日常が始ろうとしていた・・・。
私は、ふと横を見る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・そうだった・・・・・・・・・・・・・。いつもと違うところが一つだけあった・・・・・・・・。
となりでは、少女が可愛い寝息をたてて寝ている。
私は、食事をとらせないわけにはいかないので、台所に向かった。
「・・・・・・・・・・・・・・・?」
少女が驚き顔でこちらを見ている。
「・・・・・・・・・・・なんだ?気に食わないのか?」
小さいテーブルの上に置いてあるのはカップ麺二つ。一つには「うどん屋さん」という普通のシール、もう片っぽには「シーチキンマヨネーズきつねうどん」というシールが見える。無論、少女の方にそれがある。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・おまえ、屋台でどろリ濃厚おいしそうに食べてたやろ?だいじょぶだいじょぶ。きっとうまいうまいっていって食うって」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
そう言って私は二人のカップ麺にお湯を注いだ。
「「いただきます」」
少女の方を見ると、はしが動いていない。
「どうした?食わんのか?」
「・・・・・・・・もう食べた・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・一口?
「なんだ?うまくて感動してるのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・まずい・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・ま、そんなこともあるやろ・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
まあ、結局この後少女には別のを食べさせたわけで・・・・・・・・
その日から、一緒にいろんなところに行った。はじめはこの子の母親を探すつもりだったが、結局デパートや、動物園、植物園など、あらゆるところで遊んだ。実際、少女もかなり喜んでたし、私もこの子といると心が安らいだ。
そんなある日のことだった・・・・・・・・
「ねえ、お姉ちゃん」
「ん?」
私は、仕事の手を休める。
「あのさ、お姉ちゃんってごーすとすいーぱーなんでしょ?なんでお仕事しないの?」
「・・・・・・・・・・」
ダメージでかいよ、ほんと。まあ、半分は少女のせいなんだが・・・・・・・。
「・・・・・・・・・い・・・・・・・・今仕事を探してるのよ・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・ふ〜ん」
少女は、半信半疑だったが、そのまま流してくれた。そのかわり、別のことを言ってきた。
「・・・・・・・・お姉ちゃんになら、話していいかな・・・・・・・・・・・」
「なんやん?」
じれったいなあ、もう・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・私ね、実は親とはぐれたんじゃないの」
「・・・・・・・・・・は?」
思わず、私は聞き返す。
「・・・・・・・・あのね、ほんとはね・・・・・・・・・私が、親をまいたの・・・・・・・・」
「????」
・・・・・・・・なにをゆーとるんですか?
「私のうちはね、すっごく貧乏なんだ。でね・・・・・・・・毎日、毎日親が私のことを殴るの・・・・・・」
「は?」
あまりにも唐突な話。貧乏だからって、殴るか?
「・・・・・・・・でね、私ね、ほんとはすっごく重い病気なんだって・・・・・・・・・。医者も・・・・・・もうムリだろうって・・・・・・・・。それでお父さんも、お母さんもいらだっちゃってね・・・・・・・。私がいなければもっと幸せだったって・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・?でも、今までずっと元気だったじゃないか?」
「・・・・・・・・・・お姉ちゃんと一緒にいたから・・・・・・・・・・。みんなね、私の病気みると、『移る』とか、『気持ち悪い』とかいっていなくなっちゃうんだ・・・・。気がついたら、一人・・・・・・・・。だからね、だからね・・・・・・・・・・・・・・・・・・お姉ちゃんには・・・・・・・・・・・・・・。それに、ストレスもなくなってきたしね・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その気持ちはわからないことはない。自分の周りから人が消えていったら、悲しい。私も、悲しい。そしてそれが人間・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・帰ろう・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
私は、少女に話しかける。
「・・・・・・・・・・・・!!」
少女は、一瞬涙を流したように見えたが、そのまま背中を向けてドアから走って出て行った・・・・・・。
ペタン
私は、いすに座る。目を手で抑える。・・・・・・・・・それでも、雫は床の上に落ちていく・・・・・・・・・。だって・・・・・・・・・だって・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・私には、殴ってくれる家族もいないよ・・・・・・・・・・・・・・・・・」
今までの
コメント:
- 三月三十一日(くもり)
鼻水がじゅるじゅるです。頭がくらくらする・・・・・・・・・・。だけど、そろそろ書かな・・・・・・・・・・。でも、文章が変だよぅ。あああああああああああああああ。 (来栖川のえる)
- 一転、厳しい状況に(焦)。
タマモの最後の発言について。
「殴ってくれる」も何も、少女の方の「殴られる」は悪質な児童虐待なのだから、全然意味が違うんじゃないんですか?
それと。
このセリフからはタマモの「家族、特に両親への憧れ」が感じられなくもないのですが、そちらの方はおいおい語られていく事になるのでしょうかね? 続きが楽しみです。 (Iholi)
- しばらく(40時間ほど)見ないうちに投稿がたまってる(汗)
というわけで、多少はしょったコメントになると思います(すみません)
また出ましたね。<濃厚シリーズ
でも、マヨネーズラーメンなるものが某チェーン店のラーメン屋さんにあるので
そんなに不味くないような気もします。
でも、何でたまもはそんなものを買い置きしていたのでしょうか?
その内横島に仕返しでもしようと思ってたのかな?
このあたり(時代)での、横島達の身の振り方が気になります。
その内出てくることも有るのかな? (かいぜる)
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