横島と少年(その後3)
投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 3/31)
「久々に散歩でもするか?」
そういうとシロの表情が一変した
すごい笑顔だ
「ほ、ほんとでござるか!!??」
「ああ、お前もつまらなかっただろう?すまんな」
「ありがとうでござるー!!」
シロは横島に抱きついた
「うわっ!!ったくお前は変わらんな?」
横島は笑った
「さ、いこうでござるー♪」
シロは横島の腕にしがみつき引っ張っていく
「・・・・・・・・・・・・・・ありがとうなシロ」
「え?」
横島は笑っていたが涙がこぼれていた
「先生?」
「お、すまんな、さ、行こうぜ」
シロはこの時横島がなんで泣いたのかわからなかった
アキラ殿のことだろうか
でもそんな事どうでもいい
先生は今笑ってくれている
作り笑顔でも嬉しかった
シロにとっては
それからしばらく2人は歩いた
といっても二時間ほどだが
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・どんなけあるかせるんだよお前は!!」
「すまんでござるー!!」
「ったくぅ!!」
2人は笑っていた
だが
「・・・・・・・・シロ?」
横島がふとシロを見ると
「・・・・・・・・う・・・・・う・・・・・・」
シロは泣いていた
「ど、どうしたんだ!?」
「いや・・・・・・先生と久々に散歩して・・・・・嬉しくて・・・・・・・・でもこれからできないと思ったら・・・・・・・・・なんか涙が・・・・・・・・・」
シロはこの時横島を説得する為に泣いたのではない
本当にこれから横島がいなくなると悲しいからだ
「・・・・・・・・・・・シロ・・・・・・・・・・・・・・・」
「ご、ごめんなさいでござる・・・・・・・」
シロは涙を手でぬぐい笑って見せた
「・・・・・・・・・・シロ・・・・・・」
横島の目に涙が浮かぶ
「先生・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・すまんな・・・・・・・・」
「先生・・・・・泣かないでござるよ!!きっとまた会えるでござる!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「じゃあ拙者もう戻るでござる!!美神殿に怒られるでござる!!」
「・・・・・・・・そうか、気をつけろよ!」
「はい!!」
シロは横島に背を向けて走っていった
「(・・・・・・・・・・・先生!!)」
また涙が流れた
シロだって本当は悲しいのだ・・・・
もう悲しくて
その場にいるのが辛すぎた
「シロ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その日の夜
「美神さん大丈夫ですか?」
おキヌが寝ている美神に尋ねる
「ええ・・・・・・・・・」
美神はアキラの攻撃で全治1ヶ月の打撲だった
その時
ピンポーン
と言う音がした
「あ、誰か来た、美神さんちょっといってきますね」
おキヌは美神の部屋を後にし玄関まで小走りで行った
「はーい!」
ガチャっとドアをあけるとそこには・・・・・・・・・・・
「あ、おキヌちゃん」
横島がいた
「・・・・・・!!!!!!」
おキヌは一瞬声が出なかったが
「・・・・・・・・・・・・・よ・・・・・横島さん・・・・・・・・」
次第におキヌ目から涙がこぼれる
「おキヌちゃん・・・・・・すまんな、心配かけて・・・・・・・」
「横島さん!!」
おキヌは横島に抱きついた
「おいおい・・・・・どうしたんだよー」
そういいつつ横島は胸で泣いているおキヌの頭をそっとなでてやる
「横島さん・・・・・・・・」
おキヌは横島から離れ
「どうしたんですか?」
「どうしたかって?」
そういうと横島は笑い
「戻ってきたんだよ」
の一言
「・・・・横島さん・・・・・・・・・」
おキヌも笑う
「とにかく上がりましょう」
そして2人は事務室に向かう
おキヌがドアを開け中に入った
「ん?あーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
タマモが大声を出す
「何叫んでんだよタマモ、元気そうだな」
と横島
「なにしてたのよ!!あんた!!ほんっとに馬鹿ねー」
タマモはそう言ってるが泣いていた
「おいおい・・・・・・・・泣くなよー」
「馬鹿!泣いてないわよ!!」
するとシロがでてきた
「何騒いでるでござるかタマモっ・・・・・・て」
シロは横島の姿を確認して一瞬固まる
「・・・・・・・・・・・・・・・先生ーーーーーー!!!!!!」
シロも横島に抱きついた
「戻ってきてくれたでござるか!!??」
「ああ、お前の散歩も付き合わないといけないしな!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・先生・・・・・・・・・」
シロも泣き出した
「先生が戻ってくれた・・・・・・・・・・先生が戻ってきてくれた・・・・・・・・・!!」
「おいおい、お前も泣くなよ、そんなに俺に帰ってきて欲しかったのか?」
「当たり前でござる!!」
「当たり前ですよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
と三人
「・・・・・・・・・すまんな・・・・・・・・・・」
とうとう横島も泣き出した
「さ、横島さん・・・・・・美神さんのところに行きましょう」
「・・・・・・・・・そだな」
そして四人は美神の自室に向かう
「おキヌ殿、タマモ」
シロがひそひそ声で呼ぶ
「ん?」
「何?シロちゃん」
2人もつられてひそひそ声になる
「先生が戻ってきてくれたのは嬉しいでござるが、先生はかなり無理してるでござる、そんなすぐにアキラくんの事は忘れられないし美神殿にも完全にいい気分じゃないでござる、そこらへんきちんと承知しとくでござる」
「わかってるわ、シロちゃん」
「よくわからんけど、了解」
そして横島たちは美神の部屋まで着いた
「美神さん」
横島はドアを開け美神の名前を呼ぶ
「!?、よ、横島君!?」
美神をベッドに寝ていたがガバッと上半身を起こした
「つ、いたたた・・・・・・・・・・」
「美神さん、安静にしとかないとダメですよ!!」
おキヌが注意する
「横島君・・・・・・・・・・・・・・戻ってきたの?」
「はい・・・・・・・・・・・・あの・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・?」
「また・・・・・ここで働いてもいいですか?」
と横島
「・・・・・・まったく、ダメなわけないでしょう!?」
美神は笑う
「・・・・・・・・ありがとうございます」
そういって横島は
「・・・・・・・・みんな・・・・ただいま!!」
の一言
「おかえりでござる!!」
「おかえりなさい横島さん!!」
「おかえり」
「横島君・・・・・・・・おかえりなさい・・・・・・・・・」
女四人一斉に言う
「ほんとに・・・・・・・・・」
そう言って美神はいきなり泣き出した
声を出して
「み、美神さん?」
横島は心配になる
「な、なによぉ!!」
だが美神は泣き続けた
今までこんな事あっただろうか
この人がここまで泣くなんて・・・・・
「ほんっとここの人はすぐ泣くよなー」
横島はそういいながら笑う
「やかましい!!」
と美神のアッパーが入る
「グヘッ!!」
「あーあ」
と女三人は横島が血みどろになっている姿をみて苦笑する
だが
美神、横島、おキヌ、シロ、タマモ
この者がそろってる生活
なんて素晴らしいんだろうと実感した
本当に横島が戻ってきてくれてよかった
そう思う・・・・・・
しかし
このころの横島にはやはり抵抗があった
だがここにいる女性によってそれは次第にかき消される事になる
けど・・・
アキラ・・・
アキラの両親・・・
その存在を忘れる事は決してない・・・
その後横島は
いつでもどこでも
アキラ達の形見のネックレスを首にかけていた・・・
いつも・・・
大切に・・・・・・
今までの
コメント:
- 長い!!
ほんっとに長いです
1回全部書いたのですが入りきらなく
別に別に分けました
ながすぎです
すみません (トシ)
- わかる人はわかると思いますが
俺は全部の話をつなげるって言いましたが
もう次作からやめます
つまり今までの話をリセットします
次ぎは明るい話にしようと思いますので
読んでくれる人はよろしくお願いします (トシ)
- トンプソンさん
・・・・はい、私もそう思います
いえそうなるでしょう・・・・・・・
コメントありがとうございました (トシ)
- hazukiさん
はい・・・・・・しんどい話です、すみません
アキラは幸せだったはずです
今まで読んでいただき
まことに感謝します (トシ)
- かいぜるさん
そうですね
痛すぎます
じさくは明るい話にしようと思ってます
よろしくお願いします (トシ)
- 雪男さん
いえ、横島には事務所にいていただきました
横島にはやっぱり美神たちの側にいるほうがいいです
それに美神やおキヌやタマモやシロ
みんな横島が必要です
この話ではシロがどれだけ横島が必要か
解ってもらえたら嬉しいです
まあ私の文章が通用するかはべつですが
コメント、ありがとうございます (トシ)
- なるほど。こう来ましたか。
横島君が何とか今回の傷を乗り越えて美神さんたちの元に戻れたのですね。
詳しい描写(横島の葛藤?)は書かれていませんが、逆にそれがいい味を出していますね。
私的に、トシさんは「みんなのイメージで横島がどうやって今回の傷を乗り切ったかを想像してね」といってるように思えて、
胸の中に引っかかっていた何かがきれいになくなった気分です。
(今回のお話のおかげで痛みもかなり和らぎました)
う〜ん・・・本当に、最後の最後で逆転されたって感じです。
これで、気持ちよく眠れそうです。
多分、これが今シリーズの本当の最後なんですよね?
本当に、長期連載お疲れ様でした。
次回作を心から期待しています。 (かいぜる)
- えっと、さっきの私の感想を送信した後で読み直して書き足りないと思った気持ちを補足させてください。
きっとトシさんは、ここまで(本当のラスト)の事を考えて、あえてああいう痛いお話にしたのでしょうね。
何事も最後の最後まで本当の結果は解らないという事ですね。 (かいぜる)
- 私的本当のラストの考察>
今回のお話は、きっとトシさん的に「横島はルシオラの時の傷をきちんと乗り越えているんだよ。」
「その結果、今後も似たような(今回のあきらのような)結果が今後仕事をしていく上で起こったとしてもちゃんと乗り越えられるんだよ。」
ということを今回のシリーズで言いたかったんだと思います。
こういう、途中はたしかに痛かったけれども、あえてそれを書くことにより「横島がきちんと過去を乗り越えて成長している。」
ということを書きたかったんだと解釈しました。
最後まで読んで(読み返して)、これも結果的に一つのハッピーエンドだなって、しみじみと思い知らされました。
私的な一人よがりの解釈ですが、それでも良いですよね?>トシさん
コメントが長くなってしまって大変申し訳ありませんでした。 (かいぜる)
- すべてが日常に戻ったと言う事で、これも一つの〆ですね。ちょい、オマケ
「・・これで満足したか。少年よ・・」
襤褸切れを纏った骸骨が空気を震わせて音を出す。
「はい、これで心置きなく魂を委ねられます」
「お主が、魂の世界で頑張れば、時間はかかろう、だがあの環に入れるやもな」
最後の言葉を理解できたかは定かでは無い。
なんてね。 (トンプソン)
- かいぜるさん
そうですね
横島にはこれからつらい事もいっぱいあるでしょうね
でもその度に悲しんではいられないんですよ
はい、かいぜるさん
その解釈でよいです
最初はあれで終わらそうと思ってたんですがやっぱ横島にもっと成長して欲しかったので
こうしました
ではこれからもよろしくお願いします (トシ)
- トンプソンさん
・・・・・・・・・・・・・・え!?(笑)
なんだか漢字が多いですが理解できます
これからもよろしくです (トシ)
- 「日常への回帰」とも言える結末ですが、『ファイヤースターター!!』以降のアシュ編の扱いが頭をちらついていて素直に喜べないのが辛い処です。まあ、かいぜるさんの解釈あたりで落ち着く事にしましょうか。でも……(しつこい)。
ともあれ、この物語を続けるに当たり、トシさん本人も辛い思いをした処もあると思います。本当にお疲れ様でした。 (Iholi)
- あうあう
・・・・・・・なんか感動・・・・というか・・・・・うーんずっと横島は覚えておくんだろうなあと思いました。
あ・トシさんレスありがとです (hazuki)
- ・・・・・うー
もう美神達の霊力をもってしても見ることの出来ない魂と、死神が近くにいた。
「・・少年よ、気にしていた兄者も元気になったようだな」
「うん!、ありがとうね死神さん」
「ふん、こやつらと付き合ってると礼を言われる事が多いな」
そうなの?と言う事ももう出来なくなっていた。死神はそれを理解していたが、
「お主がだ、あの世で頑張ればあの輪の中に入れるやもしれぬぞ」
こんなサービスする自分が可笑しいのか、死神はくつくつと笑っているように見えた。
砕いた文にして見ました。 (トンプソン)
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