横島と少年(終)
投稿者名:トシ
投稿日時:(01/ 3/30)
「アキラァァァァァァ!!!!!!」
横島は血だらけになっているアキラに力を振り絞って駆け寄る
「おい!!しっかりしろお!!アキラァァ!!」
アキラの上半身を抱き起こす
横島は文殊を出し『回復』の文字の念を込める
だがアキラの傷は回復しなかった
「なんで!?なんで!!なんでなおらねえんだよ!!」
横島は何回も何回も文殊を作りアキラを治療しつづけた
だが何回やってもアキラの体はボロボロのまま
「くそう!!くそう!!」
横島は文殊を作りつづけた
だが意味がなかった
「ちくしょう!!ちく・・・・・・ぐはっ!!」
とうとう横島の霊力がつき、体にも影響が出てくる
「ぐううう!!!!くそう!!文殊!!」
それでも横島は作りつづけた
「う・・・・・・ゴホッゴホッ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・兄ちゃん・・・・・・・」
アキラが目を開いた
「!?、アキラ!?」
横島はアキラの体を揺さぶる
「アキラ!!しっかりしろ!!」
「ごめん・・・・・・・兄ちゃん・・・・・・・・最後まで・・・・・めい・・・わくかけて・・・・・・・・」
「何いってんだ!!お前は迷惑なんかかけちゃいねえ!!」
「・・・・・兄ちゃん・・・・・・」
「しっかりしろ!!言ったじゃねえか!!これから一緒に生きていこうって!!いきてりゃあこれから楽しいことや嬉しい事とか!!悲しいことや辛いこともあるかもしれねえけど!!でも生きてりゃ・・・・・・・・・・・」
「もういいよ・・・・・・・兄ちゃん・・・・・・・」
「アキラ!!」
「これ・・・・・・・・・」
アキラはポケットからなにか取り出した
「父さんと母さんの形見・・・・・・・・・・」
・・・・・ネックレスだ
きれいなネックレスだが血で赤に染まっている
横島はそれを受け取った
「・・アキラ・・・・・」
「兄ちゃんが持っといて、きっと母さんも父さんも兄ちゃんの事うらんでないと思うんだ、だって兄ちゃん僕に優しくしてくれたもん」
「・・・・・・・・アキラ・・・・・・」
「無くさないでよ?僕たちの形見なんだから」
アキラはくすっと笑ってみせる
横島の目から涙がこぼれた
アキラからみれば雨でよくわからなかったが泣いてるという事はわかった
「兄ちゃん・・・・・・最後は笑っていてよ・・・・・・・・・・・泣かないでよ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アキラ・・・・・・・・・そうだな」
横島は手で涙をぬぐうとにこっと笑って見せた
今までにない優しい笑顔で・・・
「ありがとう・・・・・・兄ちゃん・・・・・・・・ほんとに・・・・・・・・・いままで・・・・・・・・いろんなことしてくれて・・・・・・・・・・・・・」
アキラの頭の中で今までの横島との出来事の記憶が走馬灯のように蘇る
化け物から守ってくれたこと・・・・・・・
強くなる為の修行を一緒にしてくれたこと・・・・・
あの館で僕を命がけで守ってくれたこと・・・・・・
優しくしてくれた事・・・・・
アキラの目に涙が浮かぶ
「僕本当に嬉しかった、兄ちゃんとあえて・・・・・・・」
「アキラ・・・・・・・・・・」
「あれ?僕が泣いちゃってる・・・・・・・・・おかしいね、でも最後の最後まで、僕のお願い聞いてくれて・・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・」
アキラの目から涙がこぼれ落ちた
「ほんとに・・・・・ほんとにありがとう!僕絶対に忘れないからね!死んでも絶対に!」
アキラの目が閉じていく
「ほんとうに・・・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・・・」
アキラの目が完全に閉じた
顔は・・・・・・・・
凄く・・・・・・・
凄く嬉しそうな顔だった・・・
「おいアキラ?・・・・・・・アキラ?」
横島の笑顔が消えた・・・・・
「アキラ!!アキラ!!おいアキラ!!アキラぁぁぁ!!」
アキラを揺さぶるが反応がない
横島の目から一気に涙がこぼれる
「アキラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
横島は叫んだ・・・
泣き叫んだ・・・
シトシトと雨が二人を濡らす・・・
なんでこんなことになるのだろう・・・・・・・・
運命なのか・・・・・・・・・・
さだめなのか・・・・・・・・・
もしそうなら・・・・・・・・・
自分の力で変えられなかったのだろうか・・・・・・・・・
自分の力では・・・・・・・・・
変えられなかったのだろうか・・・・・・・・・・・
今までの
コメント:
- 連続で投稿してすみません
こういう話になりました
反対されるかもしれませんが
これが俺の話です・・・・・・・・・・・
コメントしてくださった方々
ありがとうございました (トシ)
- おキヌちゃんに騙された死神、
願わくば、天上へ誘ってくれ・・。 (トンプソン)
- しんどいです。
でもそれでも死ぬ時あきらくんは幸せだったんだろーなあと思ったです。
かえるとかかえないとかじゃなくて・・・・・逢えてしあわせだったんだと思う。
すきなひとに見送られてゆく。
これもひとつの幸福の形だと思いました。
・・・・・・・変なコメントですいません(涙) (hazuki)
- 連載お疲れさまでした。
横島にこのシチュエーションを持ってきましたか。
痛い、痛すぎます。
2度目の別れ。
横島の今後がすっごく気になります。
なんか、前以上に落ち込んでGSを辞めてしまうんじゃないだろうか?
ルシオラの時は、仕方ないといえば仕方が無かった。(納得したくは有りませんけどね)
その後、それをバネにしてがんばっていたのにまた同じ様な結果。
お話としては悪くないと思うのですが、私的にはこういうエンディングは耐えられないので(あまりにも横島が可哀相すぎる)
申し訳有りませんが反対票を入れさせていただきます。
でも、トシさんの文書を否定しているわけではないので、これからもがんばってSSを書いて下さい。
新作を期待しています。 (かいぜる)
- これだと、横島は美神の元を離れるでしょうね。
GSを美神の元で続ける事はできないでしょうから。
その後、魔族の父に相応しい人物に変わって行くような・・・ (雪男)
- どうしても僕はこのお話を『フォクシー・ガール!!』や『はるかなる猫の呼び声!!』と比較せずにはいられませんでした。
美神はヒューマニストではありません、いや断じて違います(笑)。
しかし彼女はささやかな良心の為に、時には不利益を被る事も否としない侠気?のある女性だと思います。
ですから前回の「でもその子は妖怪よ!?」発言は想像出来ないのです。
かつて美智恵も言ったように、異世界の住人との仲立ちをするのもGSの仕事なのですから。
ともあれ、お疲れ様でした。 (Iholi)
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