ザ・グレート・展開予測ショー

初恋・・・?


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 3/28)

「うーん可愛い泣き声ね♪」
とさっきまでの憂いの影をみじんも感じさせずゆうこ。
「・・・・あんの馬鹿いぬうう」
と怒りの篭った声で美神。
人様の家でしかも夜にさけびつつろうかを走るとは。
飼い主(?)として、ちゃんとしつけをしているか疑われてしまう。
しかもこっちはゆうことの話で、悩んでいるというのに・・・・
この瞬間、帰ってからのシロの待遇が美神の頭の中で決まったといえるだろう。
「どうしたの?美神さん?」
と不思議そうに顔を傾げゆうこ。
「いいえなんでもないですわー」
「顔引きつってるわよ?」
にこにことゆうこ。
「どこがかしらあああああ」
とおもいっきし顔をひきつられせながら美神。
「全部かしら♪」
♪つきでゆうこ。

こんこん
と控えめなノックの音が聞こえた。
「はい」
とゆうこ。
美神は、自分の顔を両手で触っている。
がちゃり
とドアが開く。
「あら?」
そこにはおきぬとシロが居た。
シロはおきぬにしがみ付いてせんせえええとさけびつつ泣いている。
「すいません。お話中に」
と申し訳なさそうにおきぬ。
「しろちゃんどうしたの?」
と心配そうにゆうこ。
どうやら動物好きらしい。
「いえ・・・なにか横島さんに食料もっていってからこの調子で・・・」
「またなにやったのよ」
と美神。
「いえ・・・でも・・確かゆうこさんシロちゃんの好きなお菓子もってらっしゃったから少しいただけないかなあと思いまして」
「ええいいわよ。」
とゆうこ。
ごそごそとお菓子の束を捜しだし立ちあがる。
そしてシロの前までゆきおかしを差し出す。
「・・・う?」
とシロ。
「どうしたの?」
優しい優しい声でゆうこ。
「・・・・・・・・・・・・・・・せんせんが・・・・」
と涙声でシロ。
「うん?」
とゆうこ。
「・・・・夏子殿と抱き合っていたでござるうううううううううううううう」
ぴしり
瞬間。
空気が凍った。
つづく・・
ぐう(眠いらしい)

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