ザ・グレート・展開予測ショー

The Ballade of Tadao & Meiko(その3)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 3/26)

ずうぅぅん・・・・・!
冥子の夫である忠夫が、足を踏み入れるととんでもない違和感がし始める。
・・・・・?
足がろくすっぽ動かない。
というよりも、体そのものがろくに動かない。
冥子も同じく、体がろくに動かなくて、カチンコチンに凍っているようだ。
一瞬、金縛りかと思っていたが、そうではない。
すごく体が重いのだ。

当然ながら、目もろくに動かない。
だが、その目の中へすさまじいエネルギー波が襲い来る。
イメージ像だ。
冥子は、いかにも泣き出しそうだが・・・・泣くことすらままならない。
すごく、まぶたが重すぎて、開けることができないのだ。

・・・・・・・・何かがいる・・・・・・。
そう感じ取った忠夫は、何とかして体を動かそうとする。
でも、石と貸したように全く動けない。
その二人の感じ取っていたイメージは、緑色の、それはまた人間の姿に近い妖怪のよう。
あれが・・・・・・・・・ハウンドマスターなのか・・・・・・・・・・・・・・・?

その、ハウンドマスターらしきものは、左手と右手両方でパチリと鳴らす。
すると、俺たち2人の体がいとも簡単に浮き上がる・・・・・・。

『また・・・・この私を倒しに・・・・きたのかぁ・・・・・・!!!!!』
それが向こうが一番初めに発した言葉だった・・・・。
続けて、俺たち2人の体を浮き上がらせたまま、ぶわぁ・・・・・と俺たちを動かし始める。
このまま、他の数百人の霊能力者のようにやられてしまうのかと思い始める2人は、
ハウンドマスターのあるがままに操られていた。
ふわりと浮かされたまま、まるで玩具のように遊ばれ、徹底的にダメージを負わされていた。

だが、奇跡は起きた。
ハイラが、その幻覚から解いてくれたのだ。
どさっっ!

「あいたぁっっ!」
六道忠夫と冥子はハウンドマスターと称する奴の魔力による幻覚から目がさめた。
でも、少々の重力間を感じていた。

「もしかして〜・・・・重力地帯・・・・・・・?」
冥子は、それに気づいて小声で叫ぶと、忠夫のほうがうなづく。
忠夫が感じていたものと一致したからだろう。

『ほう・・・・式神使いかぁ・・・・・この私を倒しに来たからには、相当の実力があるのだろうなぁ・・・・・』
そう、ハウンドマスターなるものがつぶやくと、再び精神幻惑攻撃をかけようとする。
その前に、サンチラが先手を取って電撃攻撃を浴びせ掛けた。
ばちばちばちぃ・・・・・・っっ!
それでも全くケロッとしている。
そればかりか、・・・・・・・・・・・・!
恐るべき光景を目にした。いつのまにか、タマモ、シロ、そして美神令子、キヌが・・・・・・
僕(シモベ)について現れたのだ。
『かかれっっ!!!』
と、合図するハウンドマスターは、その僕をつけたものが襲い掛かると同時、直接霊気攻撃をしかけてくる。

どぐうぅおっっ!
僕美神令子の伸ばした神通昆が冥子に命中する。

「令子ちゃん、やめてぇっ!」
と、冥子の泣くような声が、次元空間内にこだまする。
次々と式神がそれにつられて影から出てくるが、反撃出来ない。
令子ちゃんの大事なお友達だから・・・・傷つけることができないのだ。
・・・・・・それに、おキヌが、忠夫をとにかく攻撃しまくっているがため、冥子をフォローすることもできない。
その上から、シロが霊剣を発して、式神を攻撃しまくる。

「きゃ・・・・・」

霊気そのものをたたかれているのと同じようなため、冥子は、気絶しかけている。
ここで不意に思いかかったこと、それは霊力そのものをはじいて大事な人への思いを読み取り、
100%的確にその人物を再現してしまうことだった。
そのことを知った六道夫妻だったが、それを知ったとこで防ぐ手段はない・・・・!
もはや、ここまでなのか・・・・・そう思いかけたとき、ようやく13匹目の式神・・・・ダイダラホーシが出現した。
このダイダラホーシがいったい何の役目を果たすのかは、次回に引っ張って・・・・・・
創作者とナレーターはルーラを唱えた(をいをい)

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